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大統領選の勝利と「反米基金」創設・・チャベス・ウオッチ 2007/01


        2007011067278.jpg


チャベス・ウオッチの3回目。
「怒濤の反米闘士」ことベネズエラのチャベス大統領の定点観測です。

メルコスル加盟と反米漫遊の旅・・チャベス・ウオッチ 2006/08

非同盟諸国会議と怒濤の国連演説・・チャベス・ウオッチ 2006/09


<ペルー大統領と米大統領、チャベスを猛批判>

 2006/10/10

米国とペルーの首脳会談。

ペルーの大統領はアラン・ガルシア。
2006年6月に行われた大統領選で
チャベス推奨の左派民族主義者のウマラに競り勝った。

その後、チャベスはガルシアを「米帝の犬」と罵倒し、
ガルシアは「チャベスは石油という、
宝くじに当たった人物」と切り返した。

この首脳会談では
両大統領によるベネズエラ情勢への意見交換が行われた。

ガルシア曰く、

  「南米に新たな原理主義が台頭している。
  『アンデス原理主義』と呼ぶべきものだ」

  「チャベス氏は南米を不安定化させる危険がある。
  イスラム原理主義と同様の重大な結果をもたらしかねない」
  
  「ペルーの役割は、
  南米での民主的価値を確かなものにすることだ」

ブッシュ曰く、

  「(チャベスの)ののしりには慣れている。
  口げんかをするつもりはない」

  「彼は他国にまで影響を与えているが、
  自分の国は苦しい経済状況に至っている」

両大統領ともに
日頃、チャベスの悪口雑言に悩まされているため
ここぞとばかりにチャベスの批判が飛び交った。


<ベネズエラ、国連非常任理事国に出馬>

 2006/10/16

国連では非常任理事国五ヶ国の改選投票が行われ、
四ヶ国はすんなりと決まったが、
中南米枠の一ヶ国がなかなか決まらない。
反米路線を掲げるベネズエラと
米国が支持するグアテマラに票が真っ二つに割れたためである。

チャベス率いるベネズエラは
自信満々で非常任理事国へと出馬した。
中南米の民衆に絶大な人気を誇り、
世界の反米国家のリーダー的存在であるチャベス。
これは当選しないはずがない。

しかし、米国は仇敵チャベスに当選されてはなるものかと
グアテマラを立候補させ、票を固める。
日頃、チャベスから「米国の犬」と罵られている、
中道右派の中南米諸国もグアテマラに一票を投じた。

形勢はグアテマラが有利であったが、
選出に必要な総会の三分の二の支持が得られないため、
延々と数十回もの投票が行われたあげくに決定に至らない。

折れたのはチャベスの方で
形勢不利を悟り、グアテマラ外相と話しをつけ、
両国が出馬を取り下げた上で
中立のパナマを中南米グループの統一候補とすることで合意した。

翌11月に
パナマが漁夫の利を得た格好で
非常任理事国にめでたく当選した。

チャベスは自分の意外なまでの不人気に愕然としたのか、
ここから年末の大統領選挙に至るまで
過激な言動をセーブした。


<ベネズエラ、ワシントンで灯油を値引き販売>

 2006/11/01

ベネズエラの駐米アルバレス大使が
この冬、米国のメリーランド州・バージニア州・ワシントンの
3万7千の低所得世帯に暖房用の灯油を格安で販売すると表明。
価格は市場値の4割安。

ベネズエラは2005年にも、
米国の8州、18万世帯に格安の灯油を提供した。

大使は記者会見で
自国で貧民問題を抱えているのに、
どうしてチャベス大統領は貧しい米国人の心配をしているのか、
との質問に対して、

  「値引き販売で利益は減るが、この程度ならば、
  ベネズエラの貧困層の救済に影響はない」

と語った。


<ニカラグアに左派大統領誕生>

 2006/11/05

ニカラグア大統領選で、
80年代の革命政府の大統領だった左派のダニエル・オルテガが当選。
チャベスはオルテガに資金援助を行っていた。

80年代にオルテガのサディニスタ政権に対して、
反政府組織「コントラ」を支援して戦った米国は
この選挙結果に唖然呆然。

チャベスの盟友がまた一人増えた。


<エクアドルにも左派大統領誕生>

 2006/11/27

エクアドル大統領選挙で、
反米左派のラファエル・コレア元経済・財務相が当選。
チャベスはコレアも支援していた。

コレアは、選挙戦を通して“市民革命”を叫び、
「エクアドルを寡頭政治から国民に返す」と主張した。
IMFの対外債務の支払いを拒否することも示唆。
また、米主導の新自由主義反対、
原油に関連する多国籍企業との契約見直しを訴えていた。

これで南米全体の三分の二に当たる計八カ国が
左派もしくは中道左派となった。

チャベスの盟友がさらに増えた。


<ベネズエラ大統領選:チャベス、余裕で圧勝>

 2006/12/03

チャベスは3回目の大統領選挙で圧勝した。
貧困層の票が彼に雪崩れ込み、
対立候補を蹴散らしての余裕の勝利だった。

チャベスは首都カラカス市内の大統領府のバルコニーで、
詰め掛けた支持者を前に

  「愛の勝利、社会主義の勝利だ」

と高らかに勝利を宣言した。

一方の対立候補のロサレス氏は

  「彼ら(チャベス陣営)はわれわれに勝ったが、
  引き続き戦い続ける。
  彼らの汚い戦い方を認めるわけにはいかない」

として、敗北を受け入れた。

ロサレス氏の言う「彼らの汚い戦い方」とは
以下のようなこと。

1,投票前に全政府職員へのボーナス支給を指示。

2,チャベスのテレビへの登場時間は野党候補の22倍。

3,国営石油企業の総裁が
  従業員四万人をチャベスの選挙運動に動員し、
  この動員に反対する者は「罪」を犯すことになると明言。


<チャベス、ブラジル大統領と会談>

 2006/12/06

大統領選の勝利の後、
チャベスは早速と南米一の大国、ブラジルのルラ大統領と会談。

ルラはチャベスの急進ぶりに辟易しながらも
それなりにチャベスに歩調を合わせている。

会談では、ブラジル国営石油会社ペトロブラスと
ベネズエラ国営石油会社PDVSAとの間での
以下の共同投資について話し合われた。

◇ベネズエラからアルゼンチンまでの天然ガスパイプラインの建設

◇ブラジル:ペルナムブコ州における石油精製所の建設

◇ベネズエラ:マリスカル・スクレ海底油田の天然ガス採掘

◇ベネズエラ:カラボエ油田における重油の採掘


<チャベス、体制批判のメディアに免許更新認めず>

 2006/12/27

チャベスは軍の行事で行った演説で、
政権に批判的なテレビ局RCTVの
来年3月の免許更新を認めない、と明言した。

チャベス曰く、

  「RCTVは
  免許は永遠に与えられると思いこんでいるのは誤りだ」

  「来年3月に、同局の免許が切れる。
  早く荷物をまとめて、3月以降にやることを考えるべきだ。
  クーデターを目論むようなRCTVには、
  新たな免許は与えられない」

  「クーデターに関連する、国民や国、国の主体性、
  共和国の尊厳に対立するような放送局は許されない」

主要民放局のRCTVは、テレビとラジオの放送網を持ち、
数年にわたって、チャベスを強く批判してきた。
また、RCTV以外にも
「ベネビシオン」「グロボビシオン」の二局が反大統領派とされ、
チャベスは圧力を強めている。

ベネズエラでは2004年秋、
暴力や性描写のほか「公共の秩序を乱す」放送を規制する、
「ラジオ・テレビ社会的責任法案」を可決している。

このチャベス発言に対して
非政府組織「国境なき記者団(RWB)」は、
政府が特定の放送局を対象に
非難するのは好ましくないと批判した。


<ベネズエラ、サッカー選手権でのビール禁止>

 2007/01/03

ベネズエラでは6月にサッカー南米選手権が開催される予定だが、
競技場内および周辺での飲酒、酒類の販売が
大会組織委員会によって禁止されることになった。

チャベスは公共の場での飲酒に嫌悪感を示しており、
街頭からのビール販売トラックの撤去命令を出したほど。


<チャベス、国会に大統領権限の拡大を要求>

 2007/01/08

チャベスは新閣僚の就任式で演説し、
大統領令によって法案の議会通過を可能にする法を
数日内に国会に提出する意向を示した。

また、中央銀行の独立性は持続し得ないとも言明。
「中銀は独立的であってはならない。
それは新自由主義の発想だ」と言った。

演説中では、ロシアの革命家トロツキーを引き合いに出し、
「われわれは永久革命を目指している」とまで述べた。

さらに、全エネルギー産業と電力産業部門、
オリノコ川流域の製油施設プロジェクトの国有化も公約。
この「製油施設プロジェクト」には
米石油大手のシェブロンやエクソンモービル、
ノルウェーのスタトイル、米コノコ・フィリップスなどの
多数の外資企業が参画している。

これに対して米国のボドマン・エネルギー省長官は、

  「これは現実的な問題であり、懸念を強めている。
  現時点では、契約が順守されることを目標におくべきだ」

と懸念を表明。

スノー大統領報道官は、

  「世界各国での国有化は長いが、栄光の少ない歴史を持つ」

と揶揄した。

カラカスの株式市場は1月9日、平均株価が18・7%の大暴落。
ブラジルでもその余波で株価が下落した。


<チャベス、3期目就任の怒濤演説>

 2007/01/10

チャベスは首都カラカスの国会で行われた大統領就任式で宣誓。

  「社会主義建設のために人生をささげる」

  「我々は大統領の無制限再選について改革案を練っている」

  「国家、社会主義、それとも死か」

また、チャベスに批判的なキリスト教会に対して、

  「私は司教と違って選挙で選ばれた。
  私が守る国家の尊厳と権利は不可侵であり、
  かけがえのないものだ」

  「キリストは歴史上最大の社会主義者だ」

  「政府は教会を尊重する。
  教会も政府を尊重しなければならない」

などと言った。

久々のチャベス節だった。


<ベネズエラ「反米基金」創設へ>

 2007/01/13

チャベスと並ぶ「反米暴れん坊」の
イランのアフマディネジャド大統領が
南米の反米三ヶ国ベネズエラ、ニカラグア、エクアドルを歴訪。

1月13日にチャベスと首都カラカスで会談し、
両者は米国に対抗する途上国を支援するため
“反米基金”を共同で創設することで一致した。

両者はこれに先立って、
総額20億ドル規模の相互投資協定で合意していたが、
この資金の一部を、米国の支配を打ち破るため、
反米と判断される国の社会基盤整備などに振り向けるとした。

チャベスがこの基金を
「帝国主義から解放するための仕組みだ」と自賛すると、
アフマディネジャドは、

  「チャベス大統領は解放者である。、
  中南米やアフリカ諸国の結束を促進する重要な決断だ」

  「我が国はもはや単独ではない。
  抑圧者と帝国主義は死に絶え、我々が勝利する」

と、チャベス顔負けに吼えた。


      ◇       ◇


国連の非常任理事国選では苦杯をなめ、
大統領選ではあっさりと勝利を決めたチャベス。

「21世紀の社会主義」を目指して邁進中の彼だが
石油から得た利益を国内外にばらまき、
今や彼が大統領になった当時と比べて
国家の歳出は8倍に膨れあがっているという凄まじさ。

また、違法な銃器が数百万丁も出回り、
年々ベネズエラの犯罪発生率は上昇し、
治安は悪化の一方で、南米最悪のレベルと言われてる。

さらに、国内の石油産業への投資は冷え込み、
石油生産は落ち込み始めている。

彼が施策の柱と位置づける多数の貧困住民の救済についても
ベネズエラ政府はチャベスの施政8年間で
貧困層は4割にまで減ったとしているが、
誰もがこの公式数値には首をかしげている。
一時的なばらまきによる救済と
抜本的な雇用の創出と経済の振興による救済を
彼はどこまで区別できているのか?

さてさて、2007年のチャベス氏は
この難局をどう裁いていくのでしょうか?
お手並み拝見でございます。



関連過去記事

非同盟諸国会議と怒濤の国連演説・・チャベス・ウオッチ 2006/09

メルコスル加盟と反米漫遊の旅・・チャベス・ウオッチ 2006/08


関連過去記事(本店ブログ)

南米の左傾化 その3・・チャベス・ベネズエラ大統領

南米の左傾化 その4・・反米とボリバル主義

南米の左傾化 その5・・「21世紀の社会主義」と中国の接近









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ブラジル:前代未聞の空港大ストライキ・・600便が停止

もう10日前の出来事になりますが
見ていて非常に興味深かったのと
日本のマスコミはあまり伝えなかったので書いておきます。

大混乱におちいったブラジルの空港ストについてです。


ブラジルの空港の航空管制は空軍が管轄しているそうですが、
先月末から今月初頭にかけて
国内各地の主要空港の航空管制官たちが、
待遇改善を求めて一斉にストライキに突入しました。

日本だとこういう時は
全面ストは滅多にあり得ず、
一定の割合で旅客機の運航は確保されるものです。
しかし、ブラジル人は豪快なのか何なのか、
ブラジル中の大半の航空管制官がストに入ってしまいました。

折からブラジルは連休中で
日本でいえばお盆休みのような休み期間中で
多くの旅行客・帰省客で空港はごった返していました。

あの広大な国土を横断するためには
飛行機と空港の存在は必須であり、
これが飛ばなきゃ、ブラジル人にとっては死活問題です。

で、ストライキ開始。
当然の如く旅客機は運行をやめ、
最盛日にはブラジル中で600便が停止してしまいました。

もうこうなったら大騒ぎです。
ブラジル中の空港にごった返す待合い客たちは
何十時間経っても飛ばない飛行機に怒り心頭に達し、
現地サンパウロ新聞によれば、

  待ちくたびれた旅行者間にイライラ感が募り、
  旅行者がカウンターの受け付け嬢を
  殴打する事件も見られた。

  サンパウロ、リオ及び主要空港内では
  旅行者と航空会社職員の間で殴りあい、
  待ちくたびれた人々の抗議行進、
  航空会社カウンター内に侵入してパソコンを占領し、
  航空会社本社に離発着おくれの
  原因をただす人も出るなどで大混乱、最悪状況だった。

などと大混乱となりました。

空港ロビーには
当然の如く怒り狂った乗客による抗議が殺到し、
身の危険を感じた空港職員が武装する騒ぎにまで発展します。

さらに飛行機の運航が停止してしまった各航空会社は
一斉にブラジル政府へ補償金の支払いを求め始め、
この額がハンパなものではなく
ブラジル政府は冷や汗を流します。

さて、ブラジルの航空管制を管轄する空軍は
これはさすがにやばいと思ったのでしょう。
11月2日、空軍のルイス・ブエノ司令官は、
航空管制員149名に職場を離れないよう命令を出すとともに
首都に待機する空軍特殊部隊の航空管制要員に
非常呼集をかけました。
さらにブエノ司令官は
命令に背いた者は軍法会議にかけるとまで言いました。

これらの措置が徐々に功を奏し始め、
旅客機の運行は次第に落ち着きを見せ始めます。
そして11月5日夕刻、ブエノ司令官はピーレス国防相に、
国内主要空港は平常に戻ったと報告し、
ここに一連の大騒動は幕を閉じました。

まあ、日本では考えられないような事態ですが、
ブラジルも発展めざましいBRICsの一員といいつつも、
まだまだこういう途上国じみた、
バッタバッタした側面を持ってるんですね。




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非同盟諸国会議と怒濤の国連演説・・チャベス・ウオッチ 2006/09

前回に続き、チャベス・ウオッチの2回目。
ベネズエラのチャベス大統領の定点観測です。

メルコスル加盟と反米漫遊の旅・・チャベス・ウオッチ 2006/08


<チャベス、ベトナムを訪問>

 2006/08/01

話しは8月初頭にさかのぼる。

7月下旬から8月頭にかけて
反米行脚の世界漫遊の旅に出かけたチャベス。

ベラルーシ、ロシア、カタール、イラン、ベトナム、マリ。
これら諸国を一気に駆け抜けるハードな外遊だったが、
多くの国で大歓迎の大喝采を受けた。

ただ一つ違っていたのがベトナム。

チャベスは勃興しつつあるアジアの
反米色の強い国を取り込もうと
中国・ベトナム・マレーシア・北朝鮮などを
外交のターゲットとしている。

反米ネットワークをアジアにも構築して
ベネズエラが豊富な石油資源と外貨を使ってその結束点になる。
さらに非常任理事国の選挙票固めにも使えるとの意図。

まず、その橋頭堡を確保すべく、ベトナムに降り立ったチャベス。
実はチャベス訪問前に
ベトナムの新聞がベネズエラとの過去の故事を取り上げて
両国の友好ムードは高まっていた。

以下、産経新聞から。


 64年10月、
 解放戦線の特殊工作員のグエン・バン・チョイという若者が
 南ベトナム政府によって公開処刑された。
 マクナマラ米国防長官を暗殺するため、
 一行が通過するサイゴン(現ホーチミン市)の橋に
 爆薬を仕掛けようとしたという罪だった。
 ところが、その処刑直前、
 ベネズエラの都市ゲリラが米軍将校を人質として誘拐し、
 処刑の中止を求めるという事件があったのだ。

 この試みは失敗したが、
 国際連帯の証しとしてベトナムの抗米勢力に強い感銘を与えた。

 チャベス氏訪越当日の
 ニャンザン(ベトナム共産党機関紙)社説はこの故事にふれ、
 「米侵略者に対するベトナム人民の正義の戦いを
 ベネズエラ人民は強く支持した」と過去を振り返った。

   (産経新聞 2006/08/24)


この友好ムードを見たチャベスは好機とばかりに
ベトナムのグエン・ミン・チェット国家主席や、
ハノイの経済フォーラムでベトナム財界人を相手に
怒濤のような反米節を展開した。

  「米帝の怪物が、われわれを阻止し、
  卑劣な手段で攻撃するという陰謀をあきらめることは決してない。
  けさ、われわれはブッシュ大統領の発表を聞いた。
  それはまたもや、われわれ、ベネズエラ、
  そして私自身に敵対するものだ」

  「帝国主義者どもは獣にも劣る。
  連中は原爆を落とし、ハノイを爆撃し、
  ベトナムの森にナパーム弾を落とした」

  「もし彼らがわが国を侵略するならば、
  われわれはベトナムがやってきたように、
  抵抗し、失敗させるだろう」

  「われわれは、そうしたことが起こらないよう望んでいる。
  われわれは相互尊重、自由、
  そしてベトナムのように自由になることを望んでいる」

嵐のようなアジテーションだったが、
これに対してグエン国家主席は苦笑いし、
財界人たちは唖然として聞き入っていた。
こ、こいつは正気か、と。

ベトナム戦争はすでに31年の昔であり、
現在、ベトナムはドイモイ政策によって
半資本主義路線により経済の発展に努めている。
悲願であった米国との国交回復も11年前に果たした。

チャベスの演説に対して
ベトナム政府の面々は「帝国主義」という言葉は一切使おうとせず、
米国批判も全く口にしなかった。

ベトナムのメディアも
チャベス氏の反米発言を完全に黙殺し、伝えようともせず、
代わりにエネルギー分野での協力や
相互の貿易促進といった無難な話ばかりを報じた。

ベトナムは

  過去は過去、現在は現在

と、過去と現在を峻別し、
過去の出来事は歴史であり、
現在の政治に影響を与えさせないという姿勢を示した。

ベトナム人の過去の記憶に刺激を与えて、
反米を煽ろうとしたチャベスのもくろみは崩れた。

チャベスは傷心の中、ベトナムを去った。


<ベネズエラ、ミサイル防衛システム導入へ>

 2006/08/03

チャベスは、
対空ミサイル防衛システムを導入する方針を明らかにした。

彼はかねてより米政権が
自身の暗殺や政権転覆を狙っていると主張している。

ロイター通信によると、チャベスは

  「われわれは200キロかなたの標的を捕捉し、
  熱誘導ミサイルを発射する防空システムを構築する」

と語ったとのこと。

購入先や導入時期には触れなかったが、
軍事交流を深めているロシアから購入する可能性が高い。


<ベネズエラ、イスラエルと断交か?>

 2006/08/08

チャベスは、イスラエルと断交する見通しだと語った。

チャベスはイスラエルによるレバノンへの攻撃を批判して
駐イスラエル大使の召還を表明。
イスラエルも駐ベネズエラ大使を召還すると発表した。

チャベスは、

  「イスラエルのような国と
  外交関係を保つことに何の関心もない」

  「米国の支援を得て
  人々を殺害するイスラエルに強い憤りを覚える」

  「(イスラエルは)ナチスがやったことと同じような、
  もしかすると、それよりもっと邪悪なことをやった」

  「(レバノンでは)大量虐殺が起きた。
  だから、イスラエルの責任者はこの大量虐殺の件で
  国際法廷に引き出されるべきだと、私は信じる」

とイスラエルを批判した。


<チャベス、病中のカストロを見舞う>

 2006/08/13

かねてより反米の先達として
チャベスはキューバのカストロ議長に心酔していたが、
そのカストロが病に倒れ、
慌ててキューバに見舞いに訪れた。

その席でカストロの実弟のラウル第一副議長がチャベスに、
高名なメキシコの画家が描いた、
カストロ議長のポートレートを寄贈。

受け取ったチャベスは、

  「わたしも議長の絵を描こうとしたことがあるが、
  あなたの鼻が非常に難しくて、できなかった」

と言うと、カストロは、

  「まだ私は、(美容)手術を受ける元気はあるよ」

と、冗談で切り返した。

現在、ベネズエラとキューバは密接な関係にあり、
ベネズエラは大量の石油をキューバに送り、
ソ連崩壊後の青息吐息だったキューバ経済を助けた。

逆にキューバは
2万人の医師団をベネズエラに送り込み、
貧困者への無償治療を行い、
チャベスの貧困者票の取り込みを助けている。

国家としてギブ・アンド・テイクの関係にある両国だが、
国家と国家の垣根を越えて、
どうもカストロとチャベスは仲が良さそうだ。
カストロもチャベスを
反米の弟子のように考えているのか?


<ベネズエラ、北朝鮮への石油輸出を表明>

 2006/08/16

ベネズエラのランヘル副大統領は
北朝鮮に石油を輸出する用意を表明した。

ランヘル副大統領は北朝鮮への石油輸出の可能性について

  「何も特別なことではない。
  石油を買ってくれる国に我々は売るだけだ」

と語った。

また、チャベスは北朝鮮との連携を強めるため
同国を訪問する計画を明らかにしている。


<チャベス、中国を訪問>

 2006/08/22

ベトナムで冷ややかな応対を受けたチャベスだが、
アジアの成長著しい中国には反米の期待をかける。

中国を訪問したチャベスは
8月24日に北京市内の人民大会堂で胡錦涛・国家主席と会談。
両首脳はエネルギー分野での協力拡大を含む
戦略的パートナーシップの強化で合意した。

会談で胡錦涛は、

  「これを契機に両国政府の交流、
  鉄道建設、造船、ハイテク技術などでの経済協力、
  文化・教育面での協力関係を深めていきたい」

と提案。

チャベスもこの提案に同意し、

  「エネルギー、鉄道建設、
  通信、農業などの方面での協力を
  更に発展させていきたい」

との考えを示した。

チャベス大は、北京での歓迎式典後に記者団に対し

  「向こう数年間で、
  ベネズエラから中国への石油輸出が日量50万バレルになり、
  10年間で100万バレルに達することを望んでいる」

と述べた。

同日、国営ベネズエラ石油は中国石油天然気集団(CNPC)と
ベネズエラ国内2カ所の油田の共同開発に関する合意文書に調印し、
中国企業3社と原油掘削設備の建造などで
協力していくことで合意した。

また、チャベスは、
ベネズエラの国連安全保障理事会入りに向けて、
中国の胡錦涛・国家主席から個人的な支持を取り付けたと述べた。

総じてベトナムでの失敗に懲りたのか
チャベスの反米トーンも抑えられており、
中国は中国でチャベスの反米姿勢に引きずられないようにし、
結局、両者の話は「石油と資源」に終始した。


<「ぜいたくは敵」とゴルフ場接収>

 2006/09/03

ベネズエラの首都カラカスのバレト市長は、
慢性的な住宅不足の解消のため、
市内にある二つのゴルフ場の接収命令を出した。
 
同市長は、

  「スラム街の目の前で、
  人がゴルフを楽しんでいるのを見るのは嘆かわしい」

と述べ、チャベス大統領に倣って、
大胆な貧困対策に取り組む意向を示した。

ゴルファーからは、反発の声が上がっているとのこと。


<非同盟諸国首脳会議開幕 反米の盟友が結集>

 2006/09/15

発展途上国を中心とした、
非同盟諸国会議(117カ国・1機構)の首脳会議が
キューバの首都ハバナで始まった。

キューバで非同盟諸国の首脳会議が開催されるのは
1979年以来27年ぶりの2回目。
強硬な反米姿勢を掲げるベネズエラ、ボリビア、イランなどの
反米盟友諸国が大集結とあって、
キューバには世界から報道陣が殺到し、異様なムードにつつまれた。
まるで富士の裾野の「東映怪獣大決戦」状態であった。

当然の如く、チャベスは獅子吼した。

  「米帝国主義は衰退の道をたどっている」

  「帝国主義者とは友人になることはできない。
  ワシントン(主導)の新自由主義は完全に失敗だった」

と、米国を批判するとともに
イランの核問題に関して、

  「イランが米国による攻撃を受けることがあれば、
  米向けの原油輸出を停止する」

  「広島と長崎に原爆を落とした米国に
  他国の平和目的とした核開発を指図する権利はない」

  「イランが原油輸出を停止すれば
  世界の原油価格は1バレル100ドルを超える」

  「エネルギーのための核開発は未来への道筋となる」

  「どんな場合にも我々はキューバと共にあるように、
  あなたたち(イラン)と共にある」

と吼えまくった。

この非同盟諸国会議は
チャベスを中心とした反米強硬派に牛耳られてしまい、
米一国支配と米国の内政干渉に対する反感、
核問題におけるイランと北朝鮮の擁護、
まさにチャベスの主張通りの宣言文を採択して
9月17日に閉会した。

これに対して穏健派諸国の
インド・パキスタン・マレーシア・チリ・ペルー・コロンビアなどは、
不快感を表明した。


<チャベス、国連で米大統領を名指し批判>

 2006/09/20

ニューヨークで国連総会が開かれ、
意気揚々と米国に乗り込んだチャベス。

「敵国」のまっただ中での興奮のせいか、
国連総会での彼の演説は
まさに国連史上に残る猛烈な罵倒演説となった。

まず、チャベスは
言語学者でブッシュ政権を批判する論客としても知られる、
ノーム・チョムスキーの著書を提示しながら、

  「これは素晴らしい本だ」

  「スーパーマンの映画ばかり見ていないで、
  米国人はチョムスキーの本『覇権か生存か』を読むべきだ」

  「数ヶ国語で翻訳されており簡単に読める」

と、各国の国連代表に推薦した。

ここまではまだよかった。
ほんのジャブ程度だった。
ここからチャベスは吼えまくった。

チャベスは前日にブッシュ大統領が国連で演説したことを踏まえ、

  「悪魔が昨日ここにやってきた。まさにこの壇上に。
  まだ地獄の硫黄の臭いが残っている」

と、お祓いの為に天を仰いで十字を切った。

さらに怒濤の罵倒演説。

  「われわれは米帝国主義に抗して立ち上がる。
  親愛なる独裁者様(ブッシュ大統領)、
  あなたは残りの日々を悪夢のように過ごすことになる」

  「(ブッシュ大統領は)
  世界を所有しているかのように演説した。
  その演説内容は精神科医の分析対象になるだろう」

  「(ブッシュ演説は)
  世界の人々に対する現在の支配と搾取、
  略奪を維持するための妙案の公開。
  ヒッチコック映画のシナリオに使えそうだから、
  タイトルを『悪魔の手法』とすることを提案する」

  「米国の帝国主義が覇権主義的支配を強固にしている」

  「われわれは(ブッシュ大統領の)
  そうした行動を許してはならない。
  世界を独裁しようとする体制が確立されるべきではない」

また、チャベスは
米国が安保理で拒否権を握っている点を指摘し、

  「国連をベネズエラに移転すべきだ」

と言い、
国連総会が年に1度の審議機関に過ぎず、
世界情勢の問題に何も影響を与えていないこと、
常任理事国の拒否権は「非民主的」であると主張した。

また、ベネズエラは
非常任理事国入りを目指していると訴え、

  「米国は真実と自主独立の声を恐れているため、
  これを阻止しようと躍起になっている」

と批判した。

これに対して、米ボルトン国連大使は

  「チャベス大統領の今日の言葉遣いは
  彼の人柄を反映している。
  われわれは国際問題を
  漫画にするような態度には対応しない。

  「大統領は(国連の)演台でも、
  (ニューヨーク市内の)セントラルパークでも
  言論の自由を行使できることを知っているが、
  ベネズエラの国民に同じ自由を認めていないことが真の問題だ」

と皮肉の応酬を行った。

さらに米ライス国務長官は

  「“悪魔”は絶対に言ってはいけない言葉」

と怒りまくった。

米国はよほど頭にきたのだろう。
チャベスに同行して訪米していたベネズエラのマドゥロ外相が
ニューヨークのケネディ国際空港から帰国しようとした際に、
空港当局が約1時間半にわたって拘束した。

米政府は即座に
「拘束は誤った情報によるもの」と謝罪し釈放したが、
これはどう見てもチャベスの演説に対する米国の反撃。

このチャベスの国連演説はCNNによって全世界に生中継され、
さらにネット上ではアップされた動画が駆けめぐった。

ちなみに、チャベスの「推薦」のおかげで
泡沫書であったチョムスキーの本「覇権か、生存か」は
アマゾンのランキングによると
2万664位から人気が急上昇してベスト10入りした。

さらに、演説の最中にチャベスはうっかりと、

  「チョムスキーに生前に会えなくて残念だ」

と言ったため、
チョムスキー家には確認の電話が殺到した。
チョムスキーはいまだ存命中である。



関連資料リンク

非同盟首脳会議:米主導秩序への「対抗勢力」印象づけ閉幕

ベネズエラ大統領、米大統領を「悪魔」と批判 国連演説

ベネズエラ:訪米の外相、空港で一時拘束 米政府謝罪

チャベス大統領が国連で「推薦」の本、ベストセラーに


関連過去記事

メルコスル加盟と反米漫遊の旅・・チャベス・ウオッチ 2006/08


関連過去記事(本店ブログ)

南米の左傾化 その3・・チャベス・ベネズエラ大統領

南米の左傾化 その4・・反米とボリバル主義

南米の左傾化 その5・・「21世紀の社会主義」と中国の接近






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メルコスル加盟と反米漫遊の旅・・チャベス・ウオッチ 2006/08

南米の暴れん坊こと、
ベネズエラのチャベス大統領については
これまでも当ブログや本店ブログで何度も書いてきました。

ベネズエラとペルーの罵倒合戦・・中道左派VSポピュリスト

南米の左傾化 その5・・「21世紀の社会主義」と中国の接近

南米の左傾化 その4・・反米とボリバル主義

南米の左傾化 その3・・チャベス・ベネズエラ大統領

非常に面白い男です。
個性的です。
強烈な反米左派です。
南米に旋風を巻き起こしています。

ってなわけで、2ヶ月に一回「隔月刊」ぐらいのペースで
チャベスの定点観測でもやってみようじゃないかと
「チャベス・ウオッチ」のシリーズを立ち上げます。
まあ、この人、ネタにはとんと困りませんからね(笑)


<インドがベネズエラから大規模な原油の輸入を開始>

 2006/06/13 *FujiSankei Business i.

取引される原油は
インドの年間輸入量(約6億5000万バレル)の
8%弱に当たる5000万バレル規模となり、
両国の今年の貿易額は昨年の7・5倍にあたる、
10億ドル(約1130億円)に達する。

インドはエネルギー資源分野で
ベネズエラ以外の中南米諸国との関係も強めつつあり、
中南米の反米左派政権と米国との対立激化の間隙を縫い、
たくみな資源獲得戦略を繰り広げている、とのこと。

インドは
高度成長によるエネルギー需給の逼迫を解消しようと、
中国としのぎを削り、海外での資源獲得に全力を挙げている。


<チャベス、ロシア製戦闘機の購入を発表>

 2006/06/14 *世界日報

戦闘機は新鋭機スホーイ30で
これを24機購入するとのこと。

以下、チャベスの発言。

 「スホーイ30には
 射程200キロのミサイルが積載可能であり、
 ベネズエラに侵攻を企てる米空母を十分に牽制できる」

 「あくまで自衛手段のために導入した」

チャベス、やる気満々です。

彼は米国による軍事侵攻の可能性を前々から指摘しており、
米政府内にそうした企てがあったと批判していた。
これに対して、米政府は「事実無根」と反論。

米製の1流兵器をワケありで買えない国が
ロシア製の1.5流兵器を買うというのが最近の流行。

スホーイ30はロシアの主力戦闘機。
攻撃機としても使用可能。
中国やインドも購入している。


<米国、ベネズエラ産原油の輸入途絶の可能性を憂慮>

 2006/06/15 *ロイター

米政府監査院(GAO)は、
ベネズエラからの原油供給が途絶する事態が起これば、
原油価格は1バレルあたり
最大11ドル上昇する可能性がある、とみているとのこと。


<チャベス、ロシア製小銃のライセンス権取得>

 2006/06/19 *AP通信

チャベス政権が、昨年11月にロシアから
カラシニコフAK103型自動小銃の購入を決定、
かつ、ライセンス権を得たことに対して、
ベネズエラ国内の反チャベス派から
「近隣諸国に対する脅威となりかねない」
との懸念が出ているとのこと。

AK103は、大ベストセラー「AK47」をベースにした、
ロシア軍制式銃のAK74M型のバリエーションモデル。
故障が少なく、汎用性とメンテナンスに優れている。

この報道の眼目は
購入云々よりも「ライセンス権取得」の部分。
ベネズエラで小銃を生産し、
これを他国に輸出できるようになる。

カラシニコフ自動小銃の製造工場は、
数年以内に完成予定で、
4年以内に年間数万丁の生産が可能になるとのこと。

これに対して、野党や反政府系マスコミは、

 「ライセンス生産されたものが
 ベネズエラの同盟国と目されている、
 キューバやボリビアに輸出、
 またはゲリラなどに横流しされる可能性がある」

 「近い将来これらの国と
 反米軍事同盟でも組むのではないのか」

などと警戒。

さらに米国務省のコメント。

 「十万丁の自動小銃購入だけなく、
 ライセンス生産までを行うのは理解できない」

 「国防以外の意図があるのではないかとの憶測を呼ぶ」

と、ベネズエラ政府に懸念を表明している。


<ベネズエラ、メルコスルに正式加盟>

 2006/07/22

ブラジル、アルゼンチンなど南米諸国でつくる、
メルコスル(南米南部共同市場)の首脳会議が
アルゼンチンのコルドバで開催され、
ベネズエラの正式加盟を宣言した。

「メルコスル(南米南部共同市場)」は
アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイ・ブラジルの4カ国で
1995年に発足した関税同盟。

現在の正式・準加盟国は10カ国。
メルコスルの域内人口は約2億3000万人、
域内GDPの合計は約7800億ドルに達し、
投資対象としても有望視されている。
また、メルコスルは、将来的には南米議会の創設など、
欧州連合(EU)のような域内統合を目指しているとされる。

まさにチャベスのポリシーである「ボリバル主義」を
体現したような共同体構想。
これに加盟とあらばチャベスが浮き立つのも無理はない。

また、この首脳会議には南米8カ国の首脳が参加。
チャベスの盟友であるモラレス・ボリビア大統領と、
キューバのカストロ議長も出席。

以下、チャベスのコメント。

 「南米の歴史に、
 新たなページが書き加えられた」

 「IMF(国際通貨基金)と米国は、
 “自由貿易推進”という名の下に
 南米を膨大な負債で従属させている」

 「新しいメルコスルになる。
 メネム(元アルゼンチン大統領)や
 他の新自由主義者の大統領、
 ブラジルのカルドゾ元大統領のものでもない、
 全く新しいものである」

この意気軒昂なチャベスに対して
南米の重鎮、ブラジルのルラ大統領は、

 「メルコスルにおいてブラジルとアルゼンチンは、
 欧州連合でのドイツ、フランスのような存在だ」

と述べ、「暴れん坊」の独走に釘を刺した。


<チャベス、カストロとチェ・ゲバラ旧家を訪問>

 2006/07/22 *ロイター

メルコスル首脳会議の合間に、
チャベスはキューバのカストロと連れ立って
コルドバ から40キロ離れたアルタ・グラシアの
チェ・ゲバラの記念館を訪問。

革命の勇士「チェ・ゲバラ」は
チャベスにとっては英雄的存在。


<チャベス「反米漫遊」六ヶ国の旅に出発>

 2006/07/23

チャベスは六ヶ国歴訪の旅に出発。

ベラルーシ、ロシア、カタール、イラン、ベトナム、マリ。
これら諸国を一気に駆け抜けるハードな外遊。

目的は2つ

◇反米の仲間作り

◇国連安保理の非常任理事国入りへの支持取り付け

最初の訪問国はベラルーシ。
「欧州最後の独裁者」ルカシェンコ大統領と24日に会談。

ここでもチャベスは吼える。

 「覇権主義的な資本家、欧州、米国の利益ではなく、
 民衆の要望にこたえなければならない」

 「帝国主義者の国家プロジェクトに対する内外の脅威から
 祖国を守るのは最重要課題だ」

 「(ベラルーシという)新しい親友ができた。
 共に戦うチームをつくっていく」

ルカシェンコも一緒になって吼えた。

 「異国のイデオロギーや道徳、
 貧困増大をもたらす擬似経済改革を
 我々に押し付けようとする連中がいる」

と、暗に米国を非難。

次の訪問国はロシア。
ここでプーチン大統領と会談し、
軍事技術協力や経済協力の拡大に関する合意文書に署名。

3番目はカタール。
ここでもチャベスは吼えた。

 「米国はボリビアのモラレス大統領率いる左派政権に対して
 武器類の部品を供与しないと脅している」

 「仮に米国がそうするのであれば、
 我が国は最低水準の国防を求めているボリビアや
 友好国に部品を供給する」

 「恐らく、将来、我が国は武器輸出国になっていよう」

4番目はイラン。
ここでは猛烈な大歓迎を受けた。
早速、アハマディネジャド・イラン大統領と会談。

そして吼えた。

 「ベネズエラは如何なる条件下であっても
 イランの側に立つ」

 「我々は永遠に貴国と共にある」

 「我々は互いに分離していれば脇に追いやられてしまうが、
 団結している限り米国の帝国主義を打ち破ることが出来る」

 「米帝国が支配に成功すれば
 ヒューマニティーに未来はなくなる」

 「それ故、我々はヒューマニティーを救い、
 米帝国に終止符を打たねばならない」

アハマディネジャドも共に吼えた。

 「チャベス大統領は我が兄弟であり、全イラン国家、
 そして自由を希求する世界の全ての人々の兄弟である」

 「チャベス大統領は支配制度に挑む戦士、
 神の崇拝者、人民の僕(しもべ)である」

 「わたしは兄弟、そして前線の友に会ったように感じる」

 「両国は双方のあらゆる経験を共有すべきと思う」

 「互いの傍らに立ち支えあおう」

5番目はベトナム。
チャベスは強行日程の疲れも見せず、
ベトナム戦争を題材に吼えた。

 「米帝の怪物が、われわれを阻止し、
 卑劣な手段で攻撃するという陰謀をあきらめることは決してない。
 けさ、われわれはブッシュ大統領の発表を聞いた。
 それはまたもや、われわれ、ベネズエラ、
 そして私自身に敵対するものだ」

 「もし彼らがわが国を侵略するならば、
 われわれはベトナムがやってきたように、
 抵抗し、失敗させるだろう」

 「われわれは、そうしたことが起こらないよう望んでいる。
 われわれは相互尊重、自由、
 そしてベトナムのように自由になることを望んでいる」

しかし、米国との関係強化に努めているベトナムは
いまいちノリが悪く、チャベスに同調しなかった。

とまあ、こんな感じでチャベスは諸国を歴訪中。
今日あたりが最終国のマリ訪問中で
おそらく今頃は吼えてるんだろうなあ。




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ベネズエラとペルーの罵倒合戦・・中道左派VSポピュリスト

中南米:ベネズエラ大統領とペルー次期大統領、非難合戦

 ラテンアメリカの反米左派急先ぽう、
 ベネズエラのチャベス大統領と、
 中道左派で7月に2度目のペルー大統領に就任する、
 ガルシア氏との非難合戦が2カ月続いている。
 個性の強い2人は互いに譲る姿勢を示さず、
 和解の可能性は全く見えない状況だ。
 
 ペルー大統領選候補だった左派民族主義者のウマラ氏に
 チャベス大統領が肩入れしたことが背景にある。
 4月、米国と自由貿易協定を結んだペルーをチャベス大統領が批判。
 これにガルシア氏が「ベネズエラは米国に石油を売っているのだから
 厚かましくならないように」と警告し、
 チャベス大統領を「石油という宝くじに当たった人物」と呼んだ。
 
 これに対しチャベス大統領は、
 85~90年のガルシア政権の経済政策失敗や汚職疑惑を突いて
 「ごろつき」「汚職まみれ」などと応酬し、
 「盗っ人が大統領になったらペルーとは関係を保てない」と発言。
 両国が互いに大使を召還するまでに関係が悪化した。
 
 ガルシア氏はチャベス大統領との「敵対関係」を
 選挙戦で巧みに利用して大統領選に勝利。
 その後も「我々は内政干渉の被害者だ。
 (チャベス大統領の)国家主義的な考え方は他の国では通用しない」
 などと批判を続けている。
 一方、チャベス大統領は訪問先のパナマで23日、
 ガルシア氏について「彼のご主人様はワシントンにいる。
 彼は帝国(米国)にしっぽをふる犬だ」とののしり、
 ペルー大統領選の結果に「疑問がある」とまで語った。
 
 ガルシア氏の大統領就任式は7月28日だが、
 このままではチャベス大統領は
 招待されないとの見方が強まっている。

   (毎日新聞)


私、本店ブログの方で
チャベスについて連載していたものですから
この人とはもう他人じゃないような気がします(笑)

この人の資料を読みながら思ったことは
「なんとアクの強いおっさんだろう」ってこと。
実際、人相もそんな感じだし。

上記ニュースの罵り合いですが、
同じようなことをチャベスはメキシコの大統領に対してもやってます。
「米帝の犬め!」なんて罵ってます。
あのね、安保闘争じゃないんですから (^_^;)

チャベスは中南米の民衆に人気があります。
それは資源売却で得た利益を民衆に分配してるからですね。

その利益で国を発展させようとか、
産業を振興させようとか、インフラを整備しようとか、
そういうことを一切考えずに、
富の再分配、上下格差の是正という方向にばらまいてしまう。
いい意味でも悪い意味でも
この人は根っからの社会主義者です。

そして民族主義の反米主義者。
80年代から90年代にかけて
中南米を席巻したIMFと米国による新自由主義経済を
この人は憎悪しています。

さて、5月20日付けの英「エコノミスト」誌が
チャベスを始めとする南米諸国の左傾化について
面白い論評を載せています。

それによると、最近の南米に続々と誕生した左派政権は
同じ左派と言っても中身は同一ではなく、
むしろ二派に分かれて相争っている。
「民主主義者と大衆迎合主義者との間の抗争」
という観点から見るのが正しいというものです。

同誌によれば、中南米で進行中の事態は、
自由民主主義(中道左派、右派)と
権威主義的な大衆迎合主義者(ポピュリスト)たちとの間で、
どちらが中南米諸国のリーダーシップを握るかという形で
争われているとのこと。

分類すると、チリやウルグアイ、ブラジルといった中道左派と、
過激な大衆迎合主義者であるチャベス大統領のベネズエラや、
モラレス大統領のボリビアなど。

中南米の未来は、この2つの潮流のうち、
いずれかが主流になるかによって決せられる、との分析です。

なるほど。
鋭い論評ですね。

チャベス流のやり方ってのは民衆の一時的な人気を呼び、
ことに一部白人系富裕層に国家経済の根幹を乗っ取られていた、
ベネズエラやボリビアのような国にとっては
劇薬のような効果があるでしょう。
固定された上下の階層社会をたたき壊すという意味では
それなりの意味も有るのかもしれません。

ただ、チャベスにしろ、ボリビアのモラレスにしろ、
彼等の政治的基盤は
石油や天然ガスなどの資源の価格高騰によって得られた、
蜃気楼のような脆いものに過ぎません。

長い目で見て彼等のやってることは
「国造り」ではなく「金のバラ撒き」です。

チャベスってのは面白い男ですが、
今のような栄華は長続きするとは思えません。



関連過去記事(本店)

南米の左傾化 その3・・チャベス・ベネズエラ大統領

南米の左傾化 その4・・反米とボリバル主義

南米の左傾化 その5・・「21世紀の社会主義」と中国の接近




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ブラジルの警察「処刑部隊」・・カンデラリア虐殺事件と映画「バス174」

明日、日本対ブラジル戦で
ブラジルに対する当てつけってワケじゃないんですけど(笑)、
あの陽気なサンバとサッカーの国には
こういう側面もあるよということで書いてみました。

社会に矛盾と暗部と貧困があるからこそ、
ハングリーにたくましく生きていかなきゃいけないんだなあと
ブラジルに同情と激励をこめつつ、サラリと手短に書きました。


ブラジル警察施設・刑務所暴動 民間に拡大、死者80人超

 ブラジルのサンパウロで
 十二日夜に始まった警察施設襲撃と刑務所内暴動事件は
 十五日までに路線バスが
 焼き打ちされるなど対象が民間にも拡大、
 当局は警官、民間人ら死者が八十人を超えたと発表した。
 事態を重視したルラ大統領は特殊部隊の派遣など、
 連邦政府としての支援をサンパウロ州のレンボ知事に申し出、
 協議のためバストス法相を派遣した。
 
 地元紙などの報道によると、
 一連の事件はサンパウロを拠点とする犯罪組織、
 「州都第一部隊(PCC)」が他の犯罪組織にも呼びかけて
 起こしたものとされている。
 PCCは二〇〇一年にも刑務所内の暴動、
 〇三年には警察施設襲撃事件を起こしており、
 今回は当局がPCCの幹部ら約七百六十人の受刑者を
 警備が厳重な刑務所に移送したことへの報復として
 襲撃が始まった。
 
 PCC幹部は収監された刑務所で刑務官を
 買収、脅すなどして携帯電話を手にしており、
 携帯電話を通じて
 外部のメンバーに指示を出すことができるという。
 
 ロイター通信によると、
 PCCは十四日夜から十五日朝にかけて
 少なくとも六十五の路線バスを襲撃、民間人四人が犠牲になった。
 またサンパウロ州内の四十五カ所の刑務所で暴動が起きており、
 二百人近い刑務官らが人質に取られている。

   (産経新聞)


この先月に起きた襲撃事件ですが、
遠い南米の地の事件ということで
日本では大して話題にならなかった。

死者は約180人。
うち、警察官が約40名、刑務所官吏が約10名。
囚人が約15名、街の暴徒が約70名。
残りが巻き込まれた一般市民の死者。

この襲撃事件自体は
結局、警察と犯罪組織が極秘に「手打ち」して
終息に向かったけど、

麻薬組織サンパウロ襲撃 警察との「手打ち」獄中証言

まあ、ニュース中にもあるように
ブラジルの刑務所の現状と
警察の腐敗は日本人の想像を絶している。

一例をあげると、
ブラジルの知る人ぞ知る警察の「死の部隊」。
大企業から金をもらって
犯罪者や「ストリートチルドレン」と呼ばれる路上生活の子供、
これらを非合法に射殺してまわる。
彼等はこれを「路上の掃除」と呼んでいる。

以下、世界日報の記事から。


◆警察が「処刑」か-サンパウロ

 南米最大都市ブラジル・サンパウロ一帯で
 五月十二日から一週間にわたり繰り広げられた、
 麻薬密売組織と警察の間の「戦争」。
 同国最悪の銃撃事件での死者は、
 サンパウロ州公安局などによると警察官四十三人を含む、
 少なくとも百七十九人に上った。
 この中に、警官による「処刑」を疑わせる不審な遺体が
 少なくとも四十九体あり、当局が調査に乗り出している。
 
 地元紙が住民証言として報じたところによると、
 サンパウロ市の隣のグアルリョス市で
 十六日夜に若者八人が覆面の一団に射殺された事件では、
 発生直前に警察が現場付近をパトロール。
 若者らに身分証提示を求めていた。
 遺体から治安機関が使うような大口径の銃弾が見つかった上、
 現場から薬莢が持ち去られていることから、
 警官が不当に暗殺した疑いが指摘されている。

 このほか、無抵抗状態で
 至近距離から頭を撃たれたとみられる市民の遺体が
 少なくとも三体発見された。
 一方、地元人権団体は、
 市東部で若者五人が身分証明書提示直後、
 いきなり警官とみられる男らに射殺されたと主張している。

 同国では一九五○年代末から七○年代初めにかけ、
 リオデジャネイロ市やサンパウロ市で
 「死の部隊」と呼ばれる警察官の秘密組織が存在し、
 法の目をかいくぐる犯罪者を殺害。
 九三年には、リオでストリートチルドレン八人が
 地元住民に雇われた警官グループに殺害されたほか、
 仲間を殺害された警官らが貧民街の住民二十一人を
 射殺する復讐劇もあった。
 昨年三月末にも、リオ郊外で
 一般市民三十人が殺害される事件が発生。
 直後に警官八人が逮捕されたが、
 これは汚職追放キャンペーンへの反発が
 原因だったとされている。

   (世界日報 2006/06/19)


ニュース中の、

  九三年には、リオでストリートチルドレン八人が
  地元住民に雇われた警官グループに殺害された

これは「カンデラリア虐殺事件」と呼ばれている。

1993年7月23日未明、
リオデジャネイロの中心街、カンデラリア教会前で
約70名のストリートチルドレンが複数の警官の銃撃を受け、
8名が即死、2名が近くの海岸に連行され射殺された。

この事件以来、
ストリートチルドレンに冷淡だったブラジルで
轟々たる警察への非難が巻き起こった。

ブラジル映画に
「バス174」というドキュメンタリーの秀作がある。
私なんかも見よう見ようと思いつつ、いまだに見れてないけど、
ブラジル社会の暗部をえぐった映画。
ストーリーは以下のとおり。


goo 映画:解説「バス174」

 2000年6月12日。
 リオデジャネイロ〈174路線〉バスに乗り込んだ男が、
 拳銃を手にし、乗客11名を人質に取って立てこもった。
 犯人のサンドロと警察の緊迫した交渉が続けられる中、
 ブラジル中のメディアはこの事件をこぞって報道。
 「自分はカンデラリア教会虐殺事件の生き残りだ」と
 発言するサンドロに対し、
 メディアの報道はさらに熱を帯びていく。
 加熱する報道にパニックになったサンドロは、
 「6時に人質を殺害する」と宣言。
 そして事件は最悪な方向へと動き出していく。

 リオデジャネイロで実際に起きたバスジャック事件を軸に、
 ブラジルが抱えている社会背景に迫ったドキュメンタリー。
 事件の犯人サンドロは、なぜこのような事件を起こしたのか?
 この疑問を抱えながら、監督のジョゼ・パジーリャは
 サンドロの過去を取材し、
 若干20歳の若者や子供たちがおかれている暴力と貧困の
 悲惨な状況を克明に映し出していく。

 ストリート・チルドレンはブラジルの深刻な社会問題だ。
 サンドロ事件は終わりを迎えたが、
 果たして本当の犯人は誰だったのか……


犯人のサンドロは「カンデラリア虐殺事件」の生き残り。
最終的に彼は警察に捕まり、
その場でパトカーの中で警官に首を絞められ、
窒息死させられてしまった。
後に、この警官は陪審員の判断で無罪となっている。

映画はドキュメンタリーであり、事実をそのまま描いている。
内容を詳しく知りたい方は
「バス174」でググってみればいい。
その内容に衝撃を受けるでしょう。



関連資料リンク

14州に警官処刑部隊=暗躍の可能性報告

バス174 スペシャル・エディション


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コロンビア大統領再選・・麻薬ゲリラとの死闘

親米ウリベ氏が大差で再選 コロンビア大統領選 
 
 コロンビア大統領選が28日、
 投開票され、中央選管によると、
 米国の援助を得て左翼ゲリラに対する強硬姿勢を貫く、
 親米保守派の現職アルバロ・ウリベ大統領(53)の
 得票が過半数を上回り、
 ウリベ氏は決選投票を待たずに再選を決めた。
 ウリベ氏は「もっと自由で安全なコロンビアをつくろう」と
 勝利宣言した。

 南米では米国と距離を置く左派政権が増えており、
 米ブッシュ政権にとっては貴重な盟友の勝利。

 コロンビアは政府軍とゲリラ、
 右派民兵による三つどもえの内戦が続いてきたが、
 ウリベ政権は極右の民兵組織、
 コロンビア自警軍連合(AUC)と和平交渉を進め、
 AUCの武装解除はほぼ完了した。
 一方で最大の左翼ゲリラ、
 コロンビア革命軍(FARC)の掃討を強化し、
 首都ボゴタなど都市部を中心に治安が改善。
 ウリベ氏は世論の強い支持を得て
 再選を禁じた憲法を改正、再出馬した。

   (産経新聞)


コロンビアの政治状況って複雑怪奇なものがあって、
根気強くウオッチした者じゃないと
いまいちよく分からないものがあります。
私は、いまいち分からない方ですが (^_^;)

今、本店ブログの方で「南米の左傾化」と称して
シリーズであれこれと書いてますが、
その過程でコロンビアの状況を資料で読んだりして
もうあまりのグチャグチャ状態に頭を抱えたりもしました。

今回再選されたウリベ氏は
まだけっこう若くて、外見も学者風の優男で、
ゲリラ勢力との死闘を繰り返す硬骨大統領には見えないですね。

コロンビアの「ゲリラ勢力」ってのは主に3つあります。

◇コロンビア革命軍(FARC)・・左派

◇コロンビア国民解放軍(FLN)・・左派

◇コロンビア自警軍連合(AUC)・・右派民兵

それぞれ「コロンビア」って付いてて
非常に紛らわしいです。

3者の関係は
FARCとFLNが極左の共産勢力で、
AUCがこれに対抗している極右の民兵組織です。

まず、極左の2つが暴れ、治安が悪化し、
これに対抗する形で極右が組織化されて、
この3者にプラスしてコロンビア政府軍も交えた、
4組織によるグチョグチョの争闘を繰り返しています。

さらに、この3つのゲリラ組織は
それぞれに麻薬に絡んでいます。
コロンビアと言えばコカインを扱うマフィア組織が有名ですが、
極左の2つが麻薬の栽培と精製が得意で、
極右は販売が得意です。
そこからくる上がりで、彼らは軍事力を養ってます。

これに怒ってるのが米国で、
米国はコカインの市場と成り果ててますから、
コロンビア政府を後援して
この極左と極右を壊滅させようとしています。

「プラン・コロンビア」という、
コロンビア政府の対麻薬戦争の戦略計画がありまして
こいつの資金を米国がクリントン政権の頃から出しています。
総計30億ドルです。

まあ、大変な国です。
堅気に生活しているコロンビア国民は
たまったもんじゃないでしょうね。

いずれ、どこかで特集でも組んで
このコロンビアの麻薬戦争について書いてみたいです。

あと、米国にとっては左傾化が続き、
反米政権が続々と誕生している南米で
親米政権が継続したことにホッと一息でしょう。

コロンビアみたいな麻薬の産地に
左派政権が誕生したら、それこそ米国は目も当てられませんから。
下手するとイラン・イラクどころじゃないぐらいの
インパクトがあったと思います。


関連資料リンク

外務省サイト:コロンビア共和国

ラテンアメリカから見ると::ウリベとは誰か?


関連過去記事(本店ブログ)

南米の左傾化 その1・・ボリビア・モラレス大統領とコカの葉

南米の左傾化 その2・・ボリビアの資源国有化とその波紋

南米の左傾化 その3・・チャベス・ベネズエラ大統領

南米の左傾化 その4・・反米とボリバル主義



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