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在韓米軍:射撃訓練場問題・・米空軍司令官の苛立ちインタビュー記事

韓国で大騒ぎになってる「作戦統制権」返還問題に関して、
13日付けの朝鮮日報が
在韓米第7空軍司令官のインタビュー記事を
2回に渡って載せました。

こいつの内容が非常に濃いので引用します。


◆在韓米第7空軍司令官に聞く
 「射撃訓練できなければ韓国以外の駐屯地を探す」
 米空軍パイロットが韓国勤務を避けているって本当?

 「梅香里射撃場を失ったのは、
 軍の能力の一部を失ったのと同じだと考えている。
 在韓米軍は長期にわたって
 空対地射撃訓練場問題の解決を待ち続けてきた。
 今年初め、A-10対地攻撃機が訓練のためタイに出かけたのをはじめ、
 他の戦闘機も定期的に木曜日や金曜日に
 日本の沖縄南部へ訓練に出かけ、
 翌週の月曜日に復帰する形で訓練を行っている」

 トラックスラー在韓米第7空軍司令官は11日、
 龍山の米第8軍内にある司令官執務室で行われた、
 本紙との単独インタビューで、
 最近問題になっている在韓米空軍の
 射撃訓練場問題に対する韓国政府の消極的な態度について、
 繰り返し遠回しにも不満を表明した。

 また、トラックスラー司令官は
 戦時作戦統制権の韓国軍単独行使以後の見通しについて、
 「情報監視・偵察、空軍などの部分で補強が必要だ。
 韓半島(朝鮮半島)の地形上、効果的な防御のためには
 海軍と空軍の役割が最も重要だ」と語った。
 以下はトラックスラー司令官との一問一答。

 -空軍射撃場問題で困難に陥っているというが、実態は? 

 「われわれは昨年8月に梅香里射撃場が閉鎖された直後に
 全羅北道群山沖合の直島射撃場に
 自動採点装備を設置してくれるよう要望した。
 (直島射撃場以外の唯一の空対地射撃場である江原道太白の)
 ピルスン射撃場では低高度爆撃訓練が不可能なためだ。
 特に低高度爆撃訓練は
 パイロットらの資格を維持させる上で必須の要件だ。
 当初は韓国側も直島射撃場内の自動採点装備設置に合意していた。
 だが、合意が履行されておらず、
 今もって工事や設置が進んでいない。
 直島は韓米がともに使用してきたため、
 自動採点装備を設置すれば、
 韓国軍のパイロットらにとっても役に立つはずだが」

 -これまでどこで海外訓練をしたのか。 

 「われわれは今年初め、
 A-10対地攻撃機をタイで行われた合同訓練に参加させた。
 通常、韓国に駐屯する空軍戦闘機などはこの訓練に参加しない。
 だが訓練場所の不足、そして有能な空軍パイロットらの
 資格を維持させるためにもやむを得ずタイ訓練に参加した。
 だが、これも短期間であり、
 1年に1回だけなので十分な訓練量には及ばない。
 タイにはその1回だけだが、
 定期的に“クロスカントリー”という訓練を通じ、
 木曜日や金曜日に日本の沖縄南部へ訓練に出かけ、
 翌週の月曜日に復帰する形で訓練を続けているが、
 やはりこれも期間が短く限界がある」

 -海外訓練にはどれくらいの費用がかかるのか。 

 「莫大な費用がかかる。
 まずは数多くの管理要員を投入しなければならず、
 空中給油のための給油機と人員もやはりかなりの数が必要になる。
 米軍が長期間にわたって
 このような費用支出に耐えることは出来ないだろう」

 -今後も射撃場問題が解決されない場合、
 在韓米空軍が撤収する計画もあるのか? 

 「われわれは撤収に関する計画は持っていない。
 しかし、空軍パイロットらが資格を維持できない場合、
 韓半島の外で第2の代替地を探さなければならない。
 わたしの責任は持続的な訓練を通じ、
 米空軍が危機事態に迅速に対応できるようにすることにある。
 韓国でこのような条件を満たせなければ、
 他の地域を探すしかない」

 -米側が10月を問題解決のタイムリミットとして
 提示したという話もあるが、
 いつまでに射撃場問題を解決しなければならないのか。 

 「現在協議中の事項なので、
 わたしが具体的なタイムリミットを明かすことはできない。
 ただ、直島への自動採点装備の設置は至急行わなければならない」

 -最近、米空軍のパイロットらが韓国勤務を避けていると聞いたが。 

 「在韓米空軍の大多数は
 韓国で勤務することを非常に誇らしく思い、
 韓半島の防衛に寄与することに誇りを感じている。
 しかし、現在の韓国では
 このような訓練を十分に行うことが難しい状況だ。
 よってこの問題が解決されれば、
 彼らは再び韓国に戻ってくるだろう。
 梅香里射撃場を失ったのは、
 軍の能力の一部を失ったのと同じだと考えている。
 われわれは長期にわたってこの問題の解決を待ち続けている。
 今、必要なのは問題解決に向けた韓国政府の強力な意志だ」

 -射撃場問題と関連し、韓国の国民や政府に言いたいことは? 

 「われわれは最小限の訓練量で
 最大の効果を引き出す効率的な
 訓練方法を使用しようと努力している。
 だが、その最小限の訓練量ですら満たせなくなっているのが実情だ。
 韓国の国民にわたしが言いたいことは、
 われわれの要求はあくまでも最小限の水準であるということだ」

 -閉鎖された梅香里射撃場で
 米軍が模擬訓練をしているという報道があったが。 

 「2005年8月以降、われわれが梅香里射撃場を
 (空対地射撃訓練用として)使用したことはない。
 射撃場付近の5000フィート(約1500メートル)以上の上空で
 空対空訓練をしたことはあるが、これを誤解したようだ」

 -戦時作戦統制権を韓国軍が単独行使するようになれば、
 有事の際に米軍は海空軍の支援を中心として
 韓国軍を支援することになると思うが、
 米空軍はどのような計画を持っているのか。 

 「韓米連合司令官は公式に作戦統制権問題について見解を示し、
 韓国軍が世界で最も立派な装備を備え、最高水準の訓練を受け、
 最高水準の軍隊を保有していると述べた。
 しかし、韓国軍は情報監視・偵察、空軍などの部分で
 まだまだ補強が必要だ。
 韓半島の地形上、効果的な防御のためには
 海軍と空軍の役割が最も重要になる。
 われわれはこの部分について韓国を支援する準備は出来ている」

   (朝鮮日報)


「作戦統制権」以前の問題として
在韓米軍は韓国政府の非協力的な態度に悩んでいるようですね。

記事中の「梅香里射撃場」とは
在韓米空軍が対地攻撃の射撃訓練場として使っていたところで、
タンクキラーと呼ばれるA-10戦闘爆撃機と
F-16戦闘機が爆撃と機銃射撃訓練を行っていました。

しかし、地域住民と環境団体が
10年間に渡って内部侵入・立て籠もりなどの基地反対運動を行い、
これに押されて盧武鉉政権は閉鎖を決意。
2003年に米国と閉鎖で合意し、
2005年8月に射撃場は閉鎖されました。

この2003年の合意の際に
韓国政府が米国に約束したのは
「速やかに代替施設を確保する」ということ。
しかし、盧武鉉政権は候補地の自治体を説得できず、
結局、代替施設は見つからず、米軍は呆然。

やむなく、米軍は現在、
あの航続距離が短いA-10を空中給油で他国まで飛ばして
射撃訓練を行っているわけです。

まあ、これでも
韓国と米国の関係が良好ならば
射撃場なんか枝葉の問題ということで
「解決に努力してください」「はい、そうします」
で終わってしまう話なんでしょうが、
両国関係がギクシャクしてるもんだから
この手の問題すら「同盟の危機」に直結しちゃうわけですなあ。

記事中には、この空軍司令官の苦悩と
韓国に対する苛立ちがにじみ出てますね。



関連資料リンク

駐韓米空軍、射撃訓練場不足で不満噴出

在韓米空軍射撃場、訓練できなければ別地移動も


関連過去記事

韓国:作戦統制権返還問題・・自主国防と在韓米軍撤退





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