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平壌に中国人が溢れている?・・北朝鮮の危機感

中朝がビザ相互免除を廃止 韓国紙報道 
 
 韓国紙、中央日報は26日、
 中国と北朝鮮が1949年の国交樹立以来続けてきた、
 6カ月以下の短期滞在者への
 査証(ビザ)相互免除措置を廃止したと報じた。
 
 同紙によると、北朝鮮側がまず、
 国有企業関係者ら公用旅券(パスポート)で
 自由に北朝鮮に出入りできた中国人に対して
 事前にビザを取るよう要求。
 これに対し、中国側も4月18日から同じ措置を取ったという。

 同紙は一般旅券の場合については言及していない。

 同紙は、北京の消息筋の話として、
 北朝鮮がビザ取得を要求した背景には
 「中国人の度を越えた北朝鮮進出をけん制しようとの
 意図が反映された可能性がある」と指摘した。

   (産経新聞)


さすがに北朝鮮も
最近の対中植民地化状態に危機感をおぼえたか。

ここのところの北朝鮮への
中国の進出ラッシュは凄まじかった。
いや、凄まじいというより亡国・植民地化に近かったもんね。

まず、去年10月の胡錦涛の北朝鮮訪問。
この時、20億ドル(約2300億円)の札束が切られ、
中国は北朝鮮に重工業開発の援助を約束、
両国の経済関係は急速に密接になっていった。

同年11月、
北朝鮮が中国と北朝鮮の合併企業にすべての
鉄道路線を開放することで合意。
香港の投資会社の仲介で
平壌-瀋陽間の鉄道企業を立ち上げ、
即座に新会社は車両500―1000両を購入した。

同時に、北朝鮮国内の資源が
続々と中国企業の手に落ちていく。
中国企業が北朝鮮最大鉄鉱の茂山鉄鉱の
50年間の開発権を取得。
茂山鉱山の鉄鉱石埋蔵量は30億トン、可採埋蔵量は13億トン。

北朝鮮最大無煙炭鉱山の龍登炭鉱も
中国の非鉄金属大企業の五鉱グループと
合作会社を設立することで合意。
龍登鉱山では1日100万トンほどの無煙炭を生産、
中国に供給を始める。

このころから北朝鮮産の石炭が
本格的に中国に輸出されるようになった。
2005年10月以降、中国領丹東浪頭港に
無煙炭を積んで入港する北朝鮮の貨物船が急増し始める。

さらに12月、中国と北朝鮮は、
北朝鮮海域での油田の共同開発に関する協定に調印。
中国北部の渤海に隣接する西朝鮮湾には、
最低でも数十億バレルの海底油田の埋蔵量があると推定されている。

まさに怒濤の如き中国の資源狩り。
特に中国は北朝鮮内の希少鉱物資源を狙っている。
北朝鮮には 220種余り以上の有用鉱物があり、
その埋蔵量は韓国の20倍。

たとえば、上記の茂山鉄鉱はアジア最大の露天鉱山で、
タングステン、モリブデン、ニッケル、マンガン、コバルト、
タンタル、ジルコニウム、ベリリウムなどを産出。
このうちタングステンは埋蔵量66万トンで世界2位。
耐火物原料で代表的な非金属鉱物であるマグネサイト鉱は
埋蔵量36億トンで世界1位。

さて、この半年前から始まった中国の進出ラッシュ。
今はどんな状況になっているのか?

以下、5月10日の産経のニュースから。


中朝、接近加速 貿易額過去最高、北に資本進出 
 
 中国の北朝鮮への経済浸透に韓国が神経質になっている。
 昨年の中朝貿易は十五億八千万ドルと
 過去最高を記録し韓国を五億ドル上回った。
 貿易増加に加え、中国は地下資源の開発権や
 港湾施設の長期使用権を獲得している。
 急激な中朝接近は何を意味するのか。

 韓国の大韓貿易投資振興公社などの調査では、
 中朝貿易は過去三年間、毎年30%以上伸びており、
 中国は北朝鮮の貿易相手として断トツの一位だ。

 「平壌のラーメンからシャツ、靴の85%が中国製」
 というほど日用品が大量に流入し、これに伴い中国人も増え、
 「平壌に行けば、あちこちから中国語が聞こえる」といわれる。
 原油などエネルギーの約87%(二〇〇四年)を中国に依存、
 肉や穀物、機械類、コンピューターに至るまで中国産だ。

 さらに韓国が神経をとがらせているのは資本進出だ。
 二〇〇五年十月の胡錦濤国家主席訪朝で
 ガラス工場(二千四百万ドル)を無償支援し、
 友好関係をアピールしたのを契機に、
 資源採掘権やインフラの使用・運用権の獲得が目立つ。

 韓国では胡錦濤国家主席の中国の対北政策について、
 (1)北朝鮮崩壊による混乱を回避する
 (2)北朝鮮に対する影響力を確保する
 (3)中朝の社会的な異質化の防止をする
 などと見る。
 「社会的異質化の防止」とは、
 市場経済化へ加速する中国が、
 統制経済にとどまる北朝鮮を
 改革開放へ誘導することを指している。

 北朝鮮進出が、
 中国が進める東北三省(遼寧、吉林、黒竜江各省)の
 経済開発に欠かせず、
 中国は北朝鮮を「四省」に位置づけているのではないか、
 との「東北四省説」も有力になりつつある。

   (産経新聞)


と、事態はここまで進展してるんですね。

さすがにこれに焦慮を感じたのか?
最初のニュースであるように
北朝鮮は先月から、公用旅券所持者に対する、
ノービザ滞在条件を厳しくしている。

公用旅券とは、北朝鮮、中国、ベトナムなど、
特定の国のみが使用している優遇型旅券で、
他国には外交官、官用、一般旅券の3種類だけが存在する。

公用旅券が廃止されれば、
同旅券で両国を往来していた貿易業者は
不便を強いられることになる。

平壌が中国人で溢れている。
こんな事態に金正日もさすがにやばいと思ったのかね。


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