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「竹村・日下・渡部」対談本から抜粋 その1・・「昔の日本であれば台湾を占領します」

先日「栄光の日本文明」という本を買いまして
今読んでる最中なんですが、
これがなかなか面白いです。

竹村健一・日下公人・渡部昇一、3氏の対談なんですが、
まあ、この3人の対談は過去にも何冊か出てまして
いつも快調に読ませていただいてます。

この本の中から「こ、これは!」と思った箇所を
何回かに分けて抜粋してみます。


渡部:かつて、経済学者のハイエク先生が
   「文明がすれ違った場合、
   必ず優勢な文明と劣勢な文明がわかる」と言いました。
   
   イスラム教とキリスト教はすり合い始めたばかりだけど、
   結局キリスト教的な文明になるだろうということです。

   たとえばイスラム圏の偉い人が病気になるとロンドンに行く。
   イギリスはキリスト教の国ですから、
   イギリスの病院には必ず看護婦がいるし、
   看護婦がいなければ病院は成り立たない。
   結局、イスラム圏で病院をつくる場合でも、
   看護婦の制度を取り入れざるを得ない。

   看護婦を入れた場合、
   女医や他の科学者も取り入れなくてはならないので、
   結局、長い目で見れば優勢な文明というものが
   存在するということになります。


日本人って、文明というものを相対的に見てますよね。
イスラムVS西欧みたいな感じで。
西欧はこれとこれが長所でこれが短所、
逆に、イスラムはこれとこれが短所だが
この部分は長所、みたいな。

でも、完全に相対的なものではなくて
どっちが上かっていう尺度のようなものが
あるということですね。

まあ、上下の基準を
どこに持ってくるかっていうこともあるけど、
結局、歴史の大きな流れから言うと
優れた文明は強く生き残り、
そうじゃない文明は滅びるか消え去るか、ってことでしょう。

もちろん文明の善し悪しは
強弱で測れるものではないけど、
「地球環境での適応」「生き残り」という観点から考えると、
やはり優勢な文明は拡大し、劣勢な文明は押されていく。
押されるのが嫌なら他の文明の良いところを取り入れ、
自文明を補強していけということでしょうか。


渡部:どうして日本には、
   「エコノミスト」誌のような
   権威ある経済紙が出ないんでしょうか?

日下:それは経済の専門家より
   一般の経済人のほうが賢明だからでしょう。

   悪口を流して、格付けを下げて
   値下げさせてから買おうという外資の戦略が
   一時、こともあろうに
   トヨタに仕掛けられたことがあります。 

   その仕掛けた内容は、
   退職金の積み立てが不足しているから
   トヨタの株は高すぎるというものでした。
   ところが日本国民が買い支えたために
   仕掛けは失敗しました。

   これは今から4,5年前の話しになるけど、
   そのときにこういったことを解説した新聞社は
   一つもありませんでした。
   アメリカがトヨタの悪口を書くというのは、
   自分が買いたいからに決まっています。


これなんかズバリ言ってくれます。
「日下節」が炸裂です。

   アメリカがトヨタの悪口を書くというのは、
   自分が買いたいからに決まっています。

確かに、日経新聞はこういうことは書きません(笑)


日下:仮にもし、いま日本が原爆を持ったとすれば
   台湾はシャンとするでしょう。
   頼りは日本だけになってきているのですから。

   このままいくと(台湾は中国に)飲まれてしまいます。
   そこでこのまま飲まれてしまって、
   日本は損ではないですか、ということろが問題なのです。

   台湾に行ったときの講演でも、
   向こうから「日本は台湾はどうするのか」
   「中国をどう見ますか」という質問を受けました。

   私は「答えは簡単です。
   戦前の、昔の日本であれば台湾を占領します。
   これは台湾のためではない。日本のためです。
   中国に取られる前に自分が取ります」と言ったら、
   聴衆の皆さんはシーンとしていました。


「日下節」炸裂第二弾です。

前に読者さんからコメント欄で
この日下発言を教えられた時は
その本質をズバッと突く内容に驚きました。

この発言、一見凄いことを言ってるように思えますが、
実は、ごく普通の国家の発想なんですね。

   昔の日本であれば台湾を占領します。
   中国に取られる前に自分が取ります

考えてみれば、日本はこういう発想が無さ過ぎる。
もし、中国が台湾を併呑すれば
シーレーンの問題を含めて日本の大きな脅威になることは確実で、
であるならば、日本が軍事介入して
先に取ってもいいわけですよね?

「ですよね?」っていうのは
倫理的な善悪の問題ではなく、
国家戦略としてそういう発想があり得ても当然ということです。

現実には、べつに台湾を併合しようというわけではなく、
台湾が中国に併合されそうになれば日本が守ってやるか、
向こうに親中政権が出来て危機一髪の状況になれば
軍事介入して親日政権を打ち立ててもいい。

実際にやるとなると、
国際情勢や予算や兵力の問題を
様々な角度から検討しないといけませんけど、
少なくともこういう発想自体は
念頭においておけということです。

今の日本は、それをやれる兵力もなく、
それをやれる人材も無いし、意志も無い。
それ以上に致命的なことは
そういう発想があるということ自体に気づいてない。
これが致命的です。


   <続く>



栄光の日本文明―世界はニッポン化する







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コメント

痛快日下節

炸裂ですね。
いまこそ台湾を併合せよ・・なんて草稿書いたことがあります(笑)
それにしても台湾から来てますねぇ・・おねーちゃんたち・・

  • 2006/09/08(金) 16:01:17 |
  • URL |
  • SAKAKI #-
  • [編集]

良き隣国

あのまま台湾が日本の統治下にあったら、
今頃どうなってたんでしょうか?

最終的に独立を果たすも
あるいは「自治県」のような位置になるも
いろいろ選択肢はあったんでしょうね。

日本は、ああいう良き隣国を大切にすべきです。

  • 2006/09/09(土) 01:20:59 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

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