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在韓米空軍の射撃場問題、いよいよ佳境へ・・住民運動の増大と韓国軍の弱体化

在韓米空軍の射撃場問題、
 「30日以内に解決しなければ、戦力を海外に移動」

 ゲリー・トラックスラー(空軍中将)、
 在韓米第7空軍司令官は21日、
 京畿道水原市の京畿道庁で開かれた、
 「21世紀希望の京畿フォーラム」の招請講演で、
 「在韓米空軍の空対地射撃場の問題が
 30日以内に解決されなければ、
 米軍航空戦力を韓半島の外に移動することもあり得る」
 ことを明らかにした。

 トラックスラー司令官の発言は、
 来月20日に米ワシントンで
 韓米年例安保協議会(SCM)が開かれるまでに、
 空対地射撃場問題が必ず解決されなければならないという、
 米国側の強い意志を表明したもので、
 事実上の「最後通告」の性格を帯びている。

 在韓米軍は先月半ばにも、
 米空軍パイロットの空対地訓練場問題が
 10月までに解決されなければ、
 海外に出て訓練をするしかないと国防部に公式に通知していた。

 昨年、京畿道華城市の梅香里空軍射撃場が閉鎖された後、
 米軍のパイロットたちは、
 韓国空軍とともに全羅北道群山市の直道射撃場を使用しているが、
 訓練量が不十分で、正確な訓練評価のための
 自動採点装備(WISS)が設置できず、
 訓練スケジュールに支障を来たしている。

 このため在韓米空軍は、不十分な訓練時間を満たすために、
 A10地上攻撃機などの一部の機種を
 WISSが設置されたタイや
 日本の沖縄訓練場に移動して訓練している。

 しかし、訓練場の問題が長期化する場合、
 F16戦闘機を含む在韓米空軍の核心戦力も
 海外に出て訓練をすることになり、
 このため在韓米軍の戦力の空白が
 発生する可能性が高いと憂慮されている。

 国防部は米空軍の直道射撃場での訓練時間を増やし、
 群山市の許可を受けた上で、SCMが開かれる前までに
 直道射撃場にWISS設置工事を終える方針だが、
 群山市や市民団体の反発で難航している。

 国防部は、群山市と市民団体の反発が続く場合、
 国防部が有する直道射撃場の所有権を山林庁に移管し、
 群山市の許可なしに工事を強行する方針だ。

   (東亜日報)


このニュース、5日前のやつですから
あと30日どころか、25日しかないわけで
韓国政府は大丈夫なんですかね(笑)?

この駐韓米空軍の射撃演習場問題は、
以前、記事にしたことがあります。

在韓米軍:射撃訓練場問題
 ・・米空軍司令官の苛立ちインタビュー記事

韓国側の都合で米空軍用の射撃場が一年前に閉鎖になった後、
米軍基地反対の住民運動によって
韓国が米国に約束したはずの代替施設が未だに見つからず、
韓国政府は頭を抱え、米国は怒り心頭に達しているという内容です。

このトラックスラー司令官は
先月の時点ですでに
朝鮮日報の記者相手に怒りまくってましたが、
さすがに今月になっても事態が進展しないことに、
ブチキレ寸前になってるようですね。

これ、所詮は他国の話しだから笑ってられるけど、
日本で同じことが起きたら、
私は日本政府の杜撰さに「恥を知れ!」と怒ったでしょう。

実は、この米軍の射撃場の問題のみならず、
韓国内の軍事演習施設は
どれもこれもが同じ問題を抱えています。
即ち、反対住民運動の増大によって
軍の演習量が低下しているという深刻な問題です。

以下の記事をご覧あれ。


いつになれば心置きなく訓練できるのか…

 「うるさくて生活できない。
 訓練を中止して、ただちに出ていけ」

 4日、江原道のある戦車砲射撃訓練場。
 陸軍の某機械化部隊所属の戦車約30台が
 射撃場への移動中、突然停止した。
 騒音と暴発被害を訴え、住民約50人が
 射撃場の入口を乗用車やトラクター、耕運機でふさぎ、
 デモをしていたためだ。

 部隊側の再三の説得にも住民たちは動かず、
 結局、警察の助けを借りて、
 かろうじて兵力と装備は訓練場に入ることができた。

 6月半ば、京畿道のある砲兵訓練場では、
 陸軍のある部隊が住民たちの激しいデモにあい、
 射撃訓練の途中で追い出されるように部隊に戻ったこともあった。

 最近、ゲリー・トレクスラー在韓米第7空軍司令官の
 「最後通告」発言で、
 米空軍の空対地射撃場問題が大きく浮上したが、
 韓国軍訓練場の劣悪な環境は関心の外だ。

 軍関係者は、「在韓米空軍の射撃場問題の解決のために、
 3000億ウォンの国庫支援が決まったが、
 韓国軍の訓練環境は、地方自治体や住民たちの反発と予算不足で、
 悪化の一路をたどっている」と述べた。
 陸軍関係者は、デモの過程で
 一部住民が訓練場に向かう戦車の前に横たわったり、
 訓練場への無断進入を図ったりするなど、
 きわめて危険な状況が起こることもあると説明した。

 現在、陸軍所有の訓練場面積は1億2941万坪で、
 所要面積(2億141万坪)の約64%レベル。
 核心戦力であるK9自走砲と
 多連装ロケット砲(MLRS)のような重火器射撃場の確保率は、
 約53%にすぎない。

 陸軍の訓練場確保の年間予算である、
 275億ウォンで購入できる訓練場は、約70万坪にすぎない。
 最近数年間で軍事保護区域が大幅に解除されたことで、
 訓練場の近くまで急速に開発され、
 訓練場をめぐる民軍間の対立の溝はさらに深まり、
 衝突の様相も激化しつつある。

 陸軍関係者は、
 「開発ブームに乗って休戦ラインの近くまで地価が跳ね上がり、
 住民たちが土地売買を拒否し、訓練場の確保が困難だ」とし、
 「軍の訓練場が代表的な嫌悪施設に転落した」と吐露した。

 空軍の事情も変わらない。
 空軍が運用中の8つの空対地射撃場のうち、
 京畿道驪州と慶尚北道洛東射撃場は、
 必要な訓練場面積257万坪に対し、
 確保面積はそれぞれ135万坪と149万坪だ。

 江原道江陵と忠清北道忠州射撃場は、
 すぐ横に滑走路を備えた飛行団があり、
 安全問題のために射撃場の機能をかなり以前から喪失し、
 江陵射撃場は近く閉鎖される予定だ。

 住民たちの騒音被害届けが急増し、
 パイロットたちの飛行および射撃訓練も多くの制約を受けている。
 約10年前までは、空対地射撃場での低高度射撃訓練で
 1回に10発以上発射できたが、今は3発以内に制限している。
 また、射撃場周辺に散在する人口密集地域を避けて
 飛行訓練をしているため、
 訓練パターンが単調になっているという。

 有事の際、北朝鮮軍の特殊部隊の奇襲に備え、
 戦闘機が低高度で高速機動する戦術離着陸訓練や、
 敵のレーダーや対空網を避け、
 戦略要衝地を破壊する低高度訓練も大きな支障を来たしている。
 夏季の深夜訓練は、目標量の半分以下で実施されている。

 特に、戦時作戦統制権の返還のため、先端兵器を導入しても、
 これを扱うための訓練が不十分なら、
 「精鋭強軍」ははるか遠い目標に
 ならざるをえないという軍内の批判が、ますます高まっている。
 
 空軍関係者は、
 「シミュレーターを活用した模擬訓練を増やしているが、
 パイロットの技量を磨くには限界がある」と憂慮した。

   (東亜日報)


・・・だそうです。
こりゃ深刻ですな。

まあ、日本の自衛隊だって
訓練場の事情はお粗末なものですが、
韓国の場合はいまだに38度線を隔てて、
北朝鮮の大軍や野砲の群列と向き合っているわけで、
この貧乏くさい状況は、まさに国家的な危機でしょう。

盧武鉉政権がいくら「自主国防」の旗を掲げ、
戦時作戦統制権を米軍から返還されたとて、
肝心の韓国軍の状況がこれでは自主もへったくれもありません。

具体的に、演習場の不足、
訓練量の低下の原因となっているのは、
増大する反軍・反基地の住民運動の拡大ですが、
その根本原因は盧武鉉政権の
この種の住民運動に対して甘い姿勢にあります。

住民運動が過激化して
法に反しようが、国益を害しようが、
基地に突入して軍人を竹槍や棍棒で殴ろうが、
ろくに処罰もしないとあっては
住民運動側が増長するのは当然のことです。

盧武鉉はもともと「人権派弁護士」出身の左翼政治家で、
過去にさんざん、この種の運動を擁護してきましたから、
住民運動側が「我らの仲間が大統領になった」と
ますます気合いを入れて運動が盛り上がっている構図です。

まあ、もっとも住民運動といっても表面上だけで、
その根っこにはプロの左翼活動家達がいますし、
さらに根っこを辿っていくと、
最終的には北朝鮮労働党の「第○○工作室」なんて部署に
たどり着いてしまうわけですね。

「唇亡びて歯寒し」じゃありませんが、
隣国の国軍の弱体化は
間接的に日本の安全保障に影響を与えるわけで
いずれにせよ困った問題です。



関連過去記事

在韓米軍:射撃訓練場問題
 ・・米空軍司令官の苛立ちインタビュー記事

韓国:作戦統制権返還問題・・自主国防と在韓米軍撤退


*本店ブログ

盧武鉉政権:誕生前夜 その8
 ・・労働争議と「アマチュア政権」


盧武鉉政権:誕生前夜 その9
 ・・“未熟なムーダン”が韓国を殺す






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