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北朝鮮:インフラの衰弱と国家経済の崩壊

韓国と北朝鮮のニュースを伝えるメルマガ、
「モーニング・コリア」の9月26日号に
興味深い記事が載っていたので引用しておきます。


◆北朝鮮:産業の中枢神経=鉄道はまだ“1980年代”

 北朝鮮の運送体系は
 「主鉄従道」(鉄道が主で、道路が従)構造だ。
 南北をつなぐ統合交通網構築でも
 北朝鮮の鉄道は大きな役割を果たすと展望される。
 しかし老朽化した鉄道施設は
 北朝鮮経済を困難に陥らせている危険要素でもある。

 北朝鮮では
 旅客輸送の60%、貨物輸送の90%を鉄道が担当している。
 世界で類例をみない鉄道中心の交通体系だ。
 
 北朝鮮の鉄道は98%が単線で、施設が大部分老朽しているが、
 設備投資ができず、輸送能力は80年代以後、停滞状態だという。

 最近、北朝鮮対外経済協力推進委員会と
 中国延辺州連合代表団の合意により、
 中国人民兄筒グループが調べた報告書によれば、
 北朝鮮の鉄道レールは大部分、上部と横面の摩耗が激しく、
 枕木が腐食しており、トンネルの側壁コンクリートなども
 崩壊直前状況であることが明らかになった。

 これは北朝鮮が経済難解消のために
 新しい交通施設を建設するよりは、
 生産正常化と食べる問題解決を優先事業として
 設定、推進しているためだと見られる。

 このように全面的な施設交代期に入っているのに、
 投資されておらず、
 「北朝鮮経済の没落は物流網の効率低下から来るだろう」
 という専門家たちの憂慮の念が出てきている。

   (モーニング・コリア 2006/09/26)


北朝鮮のインフラは記事中にもあるように
日々、壊滅状態に近づいている。

それは維持コストに耐えきれず、
投資が全く行われてないからで、
食料すら足らず餓死者が出ている現状では
そちらが後手後手に回るのも当然だろう。

去年末から今年の6月頃にかけて
中国との経済関係が活発化していた頃、
中国側の投資で、北朝鮮の港湾や道路が
整備され始めているとのニュースが幾つも入ってきていた。

特に白眉だったのが
北朝鮮北部の羅津港の拡張整備と、
中国東北部・延辺朝鮮族自治州と琿春との間を結ぶ道路整備計画。
中国が大規模な投資を行い、
見返りに羅津港の50年間独占使用権を得る。

しかし、この構想も
北朝鮮特有の「契約締結後の見直し要求」で、
結局、中国が怒ってポシャってしまった。

そして、7月の北朝鮮によるミサイル乱射事件で
中朝関係は一気に悪化し、各プロジェクトは凍結されている。

かつて日中国交回復時に
中国に招かれた松下幸之助は、
中国高官の「今、中国の発展に必要なものはなにか?」との質問に、
「インフラの整備」と即座に答えたという。

かようにインフラ・物流は経済の血流に等しく、
その衰弱はイコール国家経済の崩壊につながる。

  「北朝鮮はどれだけ制裁を受けても倒れない」

  「あの独裁体制は強固であり、崩壊などあり得ない」

こういう論者は現実が見えてないとしかいいようがない。

現代国家は数万年前の狩猟採取社会にあらず。
インフラが滅びれば国家もまた滅びる。



メルマガ:モーニング・コリア


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