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韓国:李鍾ソク統一相が辞意表明・・谷間の時代の「親北タリバン」

北朝鮮対応で批判されていた韓国統一相が辞意=当局者

 韓国政府当局者は25日、
 李鍾ソク統一相が辞意を表明したと明らかにした。
 
 李鍾ソク統一相は北朝鮮の専門家で、
 9日に国際社会の警告を押し切って核実験を実施した北朝鮮に対し、
 強い姿勢で臨んでこなかったと批判されていた。
 
 統一省当局者によると、李鍾ソク統一相の辞意は固いが、
 盧武鉉大統領が辞意を受け入れるかどうかは明らかになっていない。

 韓国では、尹光雄国防相がすでに辞意を表明しているほか、
 次期国連事務総長に就任する潘基文外交通商相も退任する予定。

    (ロイター)


最終的には盧武鉉もこれを受理せざるを得ないでしょう。
慰留でもすれば政権の一層の支持率低下は必至。

辞職と同時に李鍾ソクの政治生命も終わるでしょうね。
仮に盧武鉉が他のポストをあてがったとしても
それも盧武鉉の任期終了までの
あとわずかな期間の話し。

さて、盧武鉉政権内親北派の筆頭格の辞任というわけですが、
これで政権の左傾姿勢は多少は緩和されるでしょうが、
基本的な傾向に変化はないでしょう。

多くの有象無象の左派人脈が
この政権内で跋扈しているので
「李鍾ソク」というムシ一匹が体外に出たところで
根本の政策理念は変わらないと思います。

李鍾ソクに関しては
もともと雑誌サピオの韓国特集号か何かで
「盧武鉉政権内の最強親北派」
というニュアンスで紹介されてたのを見て以来、
珍物として注目してました。

そして、本店ブログの方で盧武鉉政権について書いた時に、

盧武鉉政権:誕生前夜 その7・・左傾人事と諜報機関

政権内の主要人物として
この李鍾ソクを調べてて思ったのは
「太陽政策」を象徴する人物だということ。
事実、韓国内では「太陽政策の伝道師」とも呼ばれてました。

以下、本店ブログの方に書いた文章を再掲します。


李は、政府系シンクタンク世宗研究所の研究員出身で、
北朝鮮の主体思想を本格的に研究した最初の世代。

成均館大学在学中に
左派の少壮学者達が結成した「韓国政治研究会」に加入し、
本格的に北朝鮮の研究を始めた。
当時、韓国の大学では「北韓を正しく知る」ブームが起こっていたが、
彼も同僚の大学院生と一緒に、北朝鮮の原典を入手し、
主体思想、金日成抗日武装闘争史等を勉強した。

李は、北朝鮮社会は
北朝鮮内部の目で見ることによって正確に理解できるという、
「内在的接近論」なる骨董無形な観点を主張していた。

彼が大学時代に作成した博士学位論文、
「朝鮮労働党の指導思想と構造変化に関する研究」は
北朝鮮の体制を批判しつつも、
金日成・金正日の統治を随所でべた褒めした。

まず、金日成に関しては

  「抗日武装闘争の英雄」

  「時代の開拓者」

  「民族の英雄」

  「金日成の人望の高さによって、
  人民が指導者として金日成を選択した」

などと褒めちぎっている。

次に、金正日に関して。

  「組織管理能力が高く、外交見識も水準以上」

  「半音の違いまで聞き分けられるほど、
  音楽に造詣が深い」

などと書いている。

まさにベタベタの媚朝論者である。

彼は金大中政権時に登用されて頭角を現し、
「太陽政策の伝道者」と呼ばれるようになり
金正日との南北首脳会談にも同行した。

2001年に盧武鉉と知り合い、
盧武鉉政権下では、国家安全保障会議(NSC)の
事務次長に抜擢された。

盧武鉉の過激側近のリーダー格であり、
上述の尹永寛・外相や、
後述する徐東晩・国家情報院企画調整室長と親交を結び、
政権の外交政策を牛耳った。

盧武鉉の李に対する信頼は極めて厚く、

  「李事務次長の出す報告書は最高である」

などと激賞した。

後に李は統一相に昇格し、
一層の親北・反米発言に磨きをかけた。

先般の北朝鮮ミサイル乱射時の

  「最大の失敗者は米国」

などの発言や、
横田夫妻訪韓時の

  「(両親と)会う必要はない。
  金総書記は拉致を告白するという歩み寄りを見せたが、
  日本はこの譲歩を過小評価している」

などの発言で世界を唖然とさせた。


この李鍾ソクは
今年の1月にNSC事務次長から統一省長官に昇格し、
韓国の北朝鮮政策を一手に仕切る立場となりました。

日本の韓国ウオッチャーや
韓国の保守系人士・大手新聞などは
盧武鉉政権の一層の左傾化が進行中と憂慮したものです。

事実、朝鮮日報や中央日報などは
ほとんど悶絶死しかねないような感じで
この人事に憤慨してましたね。

長官になってからの彼の行動は
まさに北朝鮮労働党員のような働きぶりで(笑)、
北への援助に便宜を図り、
これに反対する大手新聞を罵倒してきました。

対北外交については融和と協調を主張し続け、
NSC事務次長時代から
米国との同盟関係に配慮しようとする外務官僚達と
事あるごとに衝突し、
「政権内の親北タリバン」と呼ばれていました。

盧武鉉は李鍾ソクを
北朝鮮問題の専門家と激賞してました。
確かに李鍾ソクは、北朝鮮労働党の機関誌「労働新聞」を
一日も欠かさずスクラップしているそうですが、
知識と見識とは別物だという好例のような人物ですね。


朝鮮半島が南北に分断され、
やがて半世紀を経て、
南側国家の緊張感に緩みが生じた時代。

ここに「太陽政策」なる珍妙な政策が登場し、
やがて半島情勢の激化と共に
泡のように歴史の彼方に消え去っていってしまう。

「ああ、そんな政策もあったな」
「実に馬鹿な空論だった」と、
おそらく後世の人は歴史を振り返りつつ思うでしょう。

李鍾ソクとは
この谷間の時代に咲いた、
あだ花のような存在です。



関連過去記事

韓国:親北・革命活動家に名誉回復と補償金
 ・・泥棒が民主化闘士に

韓国女性首相:靖国妄言と左派活動家の履歴

韓国:教師向け資料集・・北朝鮮の官製歴史書をそのまま転載

韓国:過激労使紛争の顛末・・ポスコ社占拠事件






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コメント

ネーミングセンスワロタ

親北タリバンですか・・・。

反日タリバンがなにをかいわんや、です。

  • 2006/10/26(木) 08:41:09 |
  • URL |
  • クマのプータロー #-
  • [編集]

 李鍾ソクを知識はあるが見識とは別物との批判は正しいものでしょうか?最初から韓国ではなく金正日に忠誠を秘めていたなら彼の行動はそう間違ったものでもない。
 太陽政策も韓国からではなく金正日から見れば、敵に工作員を送り込み金を出させたすばらしい政策となる。ノムヒョンもすばらしい大統領となる。
 韓国の左派は無能者ではなく裏切り者なのだと思う。
 

  • 2006/10/27(金) 10:46:56 |
  • URL |
  • 春樹 #SFo5/nok
  • [編集]

盧武鉉自身は・・?

> クマのプータロー殿

> ネーミングセンスワロタ

けっこう気に入ってます(笑)


> 春樹殿

> 最初から韓国ではなく金正日に忠誠を秘めていたなら

なるほど。
そういう視点もあり得ますね。
ありがとうございます。

李鍾ソク自身はどうかはわかりませんが、
盧武鉉政権内の左派は、

◇意識して北朝鮮の工作員をやってる者・・2割
◇無自覚のまま協力者としてコントロールされてる者・・3割
◇本当の左派・・5割

ざっと、こんな割合じゃないですか。

問題は盧武鉉自身がどれかってことです。
ここから先は考えるのが恐すぎますね (ーー;)

  • 2006/10/27(金) 18:23:20 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

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