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韓国政界大揺れのスパイ事件・・盧武鉉政権の弱体化と防諜機関の復活

386スパイ:スパイ団の名称は「一心会」

 386世代の元学生運動家らによるスパイ団事件で、
 国家情報院に拘束されたチャン・ミンホ容疑者(44)は、
 1989年に北朝鮮労働党の対外連絡部に取り込まれ、
 そこから直接指揮を受けながら17年間にわたり
 固定スパイ活動をしていたことが明らかになった。

 また、当局はチャン容疑者が対外連絡部から
 「元活動家のうち、集示法(集会とデモに関する法律)や
 国家保安法に違反した前歴のある者を取り込み、
 地下組織を作れ」という指令を受け、
 「金正日総書記の一心にお仕えする」という意味の
 「一心会」という秘密組織を結成した事実を明らかにした。

 実際に拘束・逮捕された、
 民主労働党前中央委員のイ・ジョンフン容疑者(42)や
 ソン・ジョンモク容疑者(42)、
 民主労働党事務副総長のチェ・ギヨン容疑者(40)、
 イ・ジンガン容疑者(42)などは、
 すべてこの一心会のメンバーであることが明らかになっている。

 
公安当局はこれにより、
 容疑者らを北朝鮮労働党対外連絡部の指揮・操縦を受けた、
 「一心会スパイ団」と規定し、捜査を拡大している。
  
 特に当局は、チャン容疑者に取り込まれた、
 政官界の386世代の人物がさらにいるかどうかについての
 全面捜査にも乗り出し、波紋が広がっている。

   (朝鮮日報)


韓国がスパイ事件で大揺れに揺れてます。

ちなみに、ニュース中の「386世代」とは
90年代に30代になり、80年代に大学生活を送った、
60年代生まれの若手世代のことです。

この層が今の韓国の政治をリードしており、
その特徴は左傾と親北・反米です。

さて、このスパイ事件に関しては
後日、詳報を載せるつもりでいますが、
何故この時期に、この種の事件が浮上してきたのか?
これがなかなか興味深いところですね。

今年の8月21日に
韓国の国家情報院は実に9年ぶりに
北朝鮮から派遣(南派)された工作員を逮捕しました。

韓国潜入の北スパイ逮捕 原発撮影、爆破を計画

この9年ぶりという数字には呆れました。
その間、スパイが韓国に潜入することはなかったのか?
いやいや、そんなことはありません。
むしろ、親北の太陽政策のもと、
韓国における北朝鮮の諜報活動は活発化してました。
 
この9年ぶりという数字は
韓国の情報収集・防諜機関である「国家情報院」の弱体化と、
金大中~盧武鉉政権の政治姿勢に影響されたものでした。

もともと国家情報院の元祖は
韓国中央情報部(KCIA)と呼ばれる組織で、
単なる諜報機関の枠を越えた政治工作などを行ってました。
その代表的なものに金大中拉致事件があります。

その当の金大中が大統領になり、
国家情報院は徹底的な報復を受け、
組織の弱体化を余儀なくされてきました。
特に北朝鮮に対する情報収集及び防諜機能が
ざっくりと削り落とされてしまいました。

盧武鉉政権:誕生前夜 その7・・左傾人事と諜報機関

さらに金大中と盧武鉉により、
北朝鮮に対する姿勢は弱められ、
借りてきた猫のようにおとなしい組織に成り果ててました。

ところが盧武鉉政権の支持率が急落し、
盧武鉉自身の政権に対する統制力も低下していきました。
この結果、国家情報院は息を吹き返し、
8月の北工作員の逮捕に至ったわけです。

そして、今回のスパイ事件。
その背景にあるのは盧武鉉政権の弱体化、
さらに国際社会の対北制裁など、
国家情報院が周囲の政治的風向きが変わりつつあることを敏感に察し、
「この範囲ならやっても問題ない」と判断したんでしょうね。

この事件がどこまで拡大するか?
スパイ捜査が盧武鉉政権の内部にまで進行していくのか?
これは政権の弱体度を測る格好のバロメーターになります。

この手の防諜機関・警察機関の政治捜査というものは、
その時々の政界の力関係・潮流をもろに反映します。

かつて南北首脳会談実現のために
金大中が現代グループを通じて
巨額の資金を密かに北朝鮮に流しましたが、
この事件の解明も、結局、盧武鉉の政治的圧力のため、
うやむやのままに終わっています。
 
当時、盧武鉉政権は一定の支持率を誇っていたため、
この種の荒技が可能でしたが、
果たして今回はどこまでやれるのか?

さらに先日、国会情報院の院長である金昇圭が
辞意を表明しましたが、
これもこのスパイ捜査と絡んだ事柄でしょうね。

金昇圭は、前任の左派弁護士出身の高栄九と違い、
国家情報院の防諜活動の復活を積極的に推し進めてきた人物です。
8月の北工作員の逮捕も
この人物の政治力が大きく関わっています。

ところが、この辞意表明。
なんともハタから見てるだけでは分からない、
政権内の確執が始まっていると見ていいでしょう。

日本の対韓ウオッチャーの視線は
この国家情報院の捜査の進展ぶりに集まるでしょう。
これは盧武鉉政権の強さ・弱さを測る指標となります。

さて、高見の見物と洒落込みましょうか。



関連資料リンク

国家情報院「スパイ事件さらに3、4件捜査中」

386スパイ:反米・反ハンナラ党デモに積極関与

386スパイ:「政界の386、国家情報院に圧力」

国情院長の辞意表明、386の揺さぶりか







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