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北朝鮮:六ヶ国協議再開へ・・擬態と時間稼ぎ

まずは、六ヶ国協議再開を伝えるニュースを3つ


金融制裁解除を前提に協議復帰、北朝鮮外務省

 北朝鮮外務省報道官は1日、
 金融制裁問題を話し合いで解決するという前提で
 6カ国協議に復帰するとの方針を確認した。
 朝鮮中央通信とのインタビューを通じて明らかにしたもの。

 報道官は、10月31日に北京で
 米朝接触を基本とする二国間および多国間接触が行われたとし、
 この席で6カ国協議再開に向けた問題が
 話し合われたと明らかにした。
 
 その上で、「われわれは6カ国協議の枠組みの中で
 朝米間の金融制裁解除問題を協議、
 解決するという前提で会談に出ることにした」と述べた。
 
   (YONHAPNEWS)


紙幣偽造:北朝鮮「一部勢力が関与」認める姿勢に転換 

 核問題解決を目指す6カ国協議への復帰を決めた北朝鮮が、
 米国の金融制裁の原因となった紙幣偽造問題について
 「一部勢力に限定して関与を認める」姿勢を見せていることが1日、
 6カ国協議関係筋の話で分かった。
 しかし、北朝鮮は引き続き国家的関与は否定する構えだ。
 
 関係筋は「北朝鮮がかつて日本人拉致を認めたように、
 紙幣偽造でも態度を180度転換させ、
 一部の責任にしたうえで問題解決を図ろうとしている」と指摘。
 その半面「米国は紙幣偽造の原因の
 徹底究明を突きつけることが予想され、
 北朝鮮の思惑通りに事態が展開する可能性は低い」と見ている。

   (毎日新聞)


再開を歓迎、核放棄要求 ブッシュ

 ブッシュ大統領は31日、
 北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議再開合意の発表について
 「非常に喜ばしい」と歓迎する一方、
 協議は中身があり
 核廃棄につながるものでなければならないとくぎを刺した。
 ホワイトハウスで記者団に語った。

   (U.S. FrontLine)


さて、北朝鮮の狙いは何か?

 最善:偽札製造中止表明と引き替えに金融制裁の解除。

 次善:時間稼ぎ
     短期的・・食料欠乏の中、取りあえずこの冬をしのぐ。
           韓国のからの食料援助の再開
           中国の制裁の緩和
     長期的・・核弾頭の小型化を図り、
           弾道ミサイルへの搭載にまでこぎ着ける。

大まかに言うと、この2つでしょう。
あわよくば「最善」に、それが無理なら「次善」に。

「最善」は厳しいですね。
上記ニュース中にもあるように
北朝鮮は「一部勢力に限定して関与を認める」というやり方で、
国家の責任逃れを図ろうとしてますが、
米国はこれを許さないでしょう。

米国は北朝鮮の偽札作りの実態をかなり詳細に把握しており、
どの機関がどのぐらいの精度で作ったかまで知っています。

金正日としては何人かの幹部を処刑にして
「あいつがやった」ってな感じで逃げようとするんでしょうが、
米国はこれを許容するとは思えません。

逆に米国が望むことは
「偽札+麻薬+核兵器開発」の全廃であり、
最低限「偽札+核」のセットでなければ
制裁は解除しないでしょう。

北朝鮮が「核全廃」を表明する可能性はありますが、
仮に言ったとしてもこれは擬態にすぎず、
本気でやることはないでしょう。
ただの交渉戦術に過ぎません。
それは昨年末の六ヶ国協議でもそうでした。

過去記事でも書きましたが、
北朝鮮の発想は、

 「核兵器があればこそ、米国も我が国に手をだせない」

 「核を放棄すれば、イラクのようにやられてしまう」

こういう考え方ですから、
彼らが核を放棄するのは滅亡の間際まであり得ません。

結局、北朝鮮は「次善」の部分に落ち着けば
御の字と考えているでしょう
即ち、時間稼ぎです。

まず、今夏の水害と食料援助の減少により、
北朝鮮の食糧事情は逼迫してますから、
「取りあえず、冬を乗り切ろう」と
自転車操業のような発想を持っているでしょう。

そして、長期的には
核付きの弾道ミサイルを開発してしまうことです。
こいつが完成すれば、完璧に防御できる兵器など無く、
韓国と日本は脅し放題になります。

これがあとどのくらいで開発できるかは不明ですが、
そう何十年もかかるとは思えず、
彼らは「あと数年の時間さえあれば・・」と思っているでしょう。

さて、この観点から見て日本の国策を考えるならば、
「偽札・麻薬製造中止+核放棄+拉致解決」
このセットを北朝鮮が飲まなければ
追求の手を緩めぬことです。

仮に中途半端な形で米国が妥協を図り、
制裁がなし崩しになれば
日本の国益にとっては大きな打撃です。

おそらく六ヶ国協議が再開されたとて
北朝鮮が本気で核を放棄することなどありえませんから、
日本の戦略思考としては、
いかに最短で、いかに最小コストで、
北を崩壊させるかのみを考えていればいいと思います。

六ヶ国協議などという茶番に幻惑される必要はありません。



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コメント

乱暴な解決

特亜三か国の野望を打ち砕くには、何らかの形で日本が核武装するのが最も早くて乱暴な、しかし簡単な方法だと思います。

アメちゃんの核でも、自分の核でもどっちでも体裁は問いません。アメちゃんに同盟国としての踏み絵を踏ませることになればなお良し、です。

配備が完了しても核兵器保有宣言をせず、根拠無き強気発言を日本政府が続けられるのであれば、なお宜しいのですが・・・。


  • 2006/11/02(木) 08:35:07 |
  • URL |
  • クマのプータロー #-
  • [編集]

手っ取り早いのは・・・。

こと核に関してシビアに言うならば
最善の状態が「自国が核を持ち、他国は核を持たない」。
これが最高ですね。
自国を脅かせる存在がいないわけですから。

これが無理ならば次善の状態、
つまり、バランスと抑止の取れた状態を目指すべきです。
「相手も核を持たず、自国も持たない」
又は「相手が核を持つなら、自国も持つ」

すでに北朝鮮が核を持っている以上、次善を目指すべきですが、
日本自前の核武装は憲法改正と同じく、
国民のコンセンサスを得るのに一定の期間がかかるでしょう。

では、残る選択肢は何かというと、
仰るとおり、米軍の核を日本に配備するか、
北の核を無くすか、どっちかになりますね。

私としては「北の核を無くす」、
つまり、あの国を崩壊させる方が
現情勢としては手っ取り早いと考えます。

  • 2006/11/02(木) 16:34:51 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

僭越ながら、「六者協議」が正しいようです。
http://sakura-makkiy.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_c5d5.html

PS:明日から世間は3連休らしいですね。忘れてました。

  • 2006/11/03(金) 00:18:12 |
  • URL |
  • ジャポネーズ #-
  • [編集]

なるほど!

なるほど。

確かに政府のコメントを見ると
全て「六者協議」になってますね。
次回からそのように書きます。
ありがとうございます m(__)m

ただ、この論法でいくと
困ってしまうのが台湾の位置づけですね。
この部分は政府見解に従う気はありません (^^;)

  • 2006/11/04(土) 02:39:13 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

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