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世界経済の構造的変化について・・愛読メルマガより

私の愛読メルマガ「国際戦略コラム」に
世界経済に関する秀逸な見解が載ってました。

以下、一部引用します。


◆今後の世界経済を動かすものは?

 工業製品の付加価値率が
 大きく下落しているのとは対照的に
 資源関連の付加価値率が上がっている。
 これは工業製品を作れる国が拡散しているのに比べて、
 資源国は増えない。
 資源の埋蔵量は減少している。
 ここに付加価値率の増減が絡んでいるように感じる。

 ロシアや中東、中央アジア、
 オーストラリアの国々の価値が上がり、
 日本やEUの価値が下がっている理由でもある。
 このため、日本の株価は
 米国が史上最高値の株価にあるのに低迷している。

 この理由は工業製品の価値が下がったことによる。
 この指摘を日本の評論家はしない。
 そして、株価がおかしいと騒いでいる。

 もう、工業製品の時代は終わっている。
 中国でもベトナムでもインドでも工業製品は作れるので
 その価値は当然低くなる。
 それではどうすればいいのであろうか??

 これは資源を生み出すことに注力すればいいことになる。
 資源が重要であると言うことの当然の帰結でしょうね。
 この技術を確立する企業が次の時代を制することになる。

   (国際戦略コラム NO,2534)


これは卓見だと思うよ。
言われてみて、なるほどなあと思いました。

この後、記事は
ブラジルのエタノール生産や、
日本の発酵菌技術の話しに移ります。

工業製品は先端技術は別として
基本的な技術に関しては多くの国に拡散し、
少数の国が寡占する状況ではなくなっている。

一方、資源の埋蔵は特定国に偏り、
中国とインドの経済成長と相まって
供給は一定なのに需要は急増している。

で、結論は
工業製品とその製造に依存する国の地位低下と、
資源産出国の地位上昇というわけ。

まあ、単純にぶった切りしすぎのような
気がしないでもないですが、
確かに工業製品の製造技術が全世界に拡散していけば、
個々の工業国家の地位が低下していくのは
当然といえば当然なのかもしれない。

私は携帯電話なんかを見て思うのだけど、
通信規格の問題とかあるのだろうが、
あれほど電気製品の分野に強かった日本勢が、
世界では必ずしもシェアを獲得できてない。

あれを見てると
一般的な電気製品や工業製品に関しては
もはや日本の独断場の時代は終わったなあと思う。

これを書いてるのは「F氏」という人ですが、
この人の記事は思考の刺激になります。
たまに論理が飛躍するので
ついて行けなくなることもしばしばですが(笑)、
「転変する事象の本質を捉える」
これがF氏の記事の特色だと思います。
洞察力に優れた人ですね。

上記の文章は短いながらも
今の世界経済の構造的変化をよく見抜いてると思います。



メルマガ:国際戦略コラム






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コメント

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061119-00000502-yom-soci
このニュースに感激しました。砂漠に海水を引いて農業ができるかも。今後の発展に期待します。

  • 2006/11/20(月) 01:27:51 |
  • URL |
  • ジャポネーズ #-
  • [編集]

循環型社会

この手の創意ある技術系ニュースって
うれしくなりますね。

私が最近で一番インパクトがあったニュースはというと、
ちょっと古いかもしれませんが、

*茎や葉からバイオエタノール ホンダが技術開発
 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/other/19266/

これですね。

稲の藁からバイオエタノールを作れてしまうわけで
まさに夢の技術です。

こういうのを見てると
日本の江戸期の循環型社会をついつい連想してしまいます。

  • 2006/11/20(月) 02:24:11 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

産業転換には軍事力の増強が必要

株価の低迷は言い得て妙です。好況なのに庶民は景気回復の恩恵が染み込んでないのは株主の配当金に行ってるからです。だから格差社会は本当でしょう。産業の転換期が来てる。労働コストと環境に米民主党は重点を置くでしょうし、資源を生かす事も重要になる。排他的経済水域には、水産資源だけでなく、レアメタル・リチウムなどの鉱物資源、石油・天然ガス(メタンガス)等が豊富に存在します。科学技術の発達によって、排他的経済水域を、食糧供給基地とすることも不可能ではありません。チリ沖で中国が魚の乱獲をしててチリ政府の要請には無しのつぶてです。軍事力が無ければ日本の経済水域は守れないのです。人口も中国やインドの十分の一ですから、国軍を持ち、軍事ケインズ経済学を推進する。空港の拡大、幹線道路を国営にして無料化して内需を活発にする。間伐材でエタノールを取り出すとか新素材の開発、近海の鉱物資源も
活用する。中国への5兆円にも及ぶODAは即、廃止です。富国強兵が未来の日本を救います。平和教は捨てて軍事アレルギーを一掃する。

>循環型社会

これも感動したのですが、水の代わりにおがくずを使って流すトイレが既に開発されているようです。ただ当局の理解が得られず実施にはいたっていない。おがくずを使うことにより節水、おがくずの処理にかかるコスト削減、何より、使用後のおがくずを農業用土として再利用できるそうです。今後普及が予想される屋上菜園にも使用でき、輸出の可能だそうです。究極の循環と思いませんか?おがくずは年間1~2回取り替えればすむそうです。水不足が問題化されるようになれば普及が促進されるでしょう。ただ下水処理システムを変えなければならないのがネックか。

世界には最先端技術を使った製品より価格が安い原始的な工業品を求める国がたくさんある。中国製品が売れる理由です。

  • 2006/11/20(月) 22:09:11 |
  • URL |
  • ジャポネーズ #-
  • [編集]

文系管理社会

資源関連のご指摘に対しては、同意です。返す言葉もありません。
技術力に関してですが、今の日本の官僚機構では、将来に期待が持てません。癌は日本の官僚機構にあると思っています。技術力では最先端に位置する日本ですが、ISOには日本規格がほとんど採用されていません。官僚は、国内に世界に通用しない規制を採用する一方、世界への働きかけを殆どしないからです。
経営者の姿勢も挙げられるでしょう。学歴社会といいますが、今までの日本を支えてきたのは、職人さんたちです。そして高学歴者であっても、そういう方たちには一目置いていた社会がありました。そんな仕組みを壊してしまったのですから。
どこで、誰がボタンを掛け違えたのか、いまさら言っても仕方の無いことです。要領のいい若モンが月収数百万円で、人間国宝のような技を持った職人さんは、低所得で家族からも尊敬されない、そんな社会を変えていかねばいけない、そしてまだ遅くはないと思っています。
文化の日に勲章を授けられるのは、国会議員、大学教授、公務員ではなく、職人さんであるべきと思っています。

  • 2006/11/21(火) 00:00:48 |
  • URL |
  • XIE #-
  • [編集]

技術と職人芸

> ようちゃん殿

> 産業転換には軍事力の増強が必要

なるほど、確かに現にある資源を守ることも必要ですね。

中国の資源あさりに関して言えば
結局、あれが可能なのは
あの国の政治力と経済力が増大しているからです。

札束でひっぱたくようにして
各地で資源を買いまくってますが
それも強い外交力の裏付けがあるからこその芸当ですね。

国力の拡大循環といいましょうか、

 資源確保→経済繁栄→国力充実→
 軍事力増強・外交力増大→資源確保

この循環を繰り返そうとしており、
コーエーの信長の野望でも見てるかのようです(笑)


> ジャポネーズ殿

> 水の代わりにおがくずを使って流すトイレ

それも面白そうだなあ。

「循環系社会」の基本は
やっぱり「土に戻すこと」「戻せること」だと思います。
これが基準になるんじゃないですかね。

まあ、私にこの手の技術系の知識があれば
もっとそういう記事でも書きたいとこなんですが
いかんせん、好奇心のみが先行してまして (^_^;)

それにしても
日本の江戸期は偉大な社会だったんだなあと思いますよ。
たまに歴史物でも書こうかなあ・・。


> XIE殿

> 癌は日本の官僚機構にあると思っています。

技術に関して
最近それを痛感しています。

特にIT系の技術では
官主導の計画なんて失敗ばかりですからね。
例のシグマ計画なんてそうでしょう。
トロンだって見捨ててしまったし・・。

その意味からいえば
今、WEB検索エンジンを官民共同で開発してますが、
あれ、どうなんでしょうかね?
一人の愛国者としては成功してほしいと思ってますけど。

> 今までの日本を支えてきたのは、職人さんたちです。

同意です。

最近、私が嬉しく思っているのは
宇宙開発などで地域の中小企業が連携して
人工衛星などを打ち上げるプロジェクトが
あちこちで始まっていることです。
東大阪宇宙開発協同組合や西秩父商工会とか。

あれなんか中小企業の持つ技術を使って
宇宙開発で雄飛しようという試みですね。
大いに期待してます。

かつて奈良朝に東大寺を作ったのも偉大な職人さん達ですし、
伊勢の遷宮なんかもそうですね。
日本の誇るべき人たちだと思います。
この伝統は失われてほしくないものです。
ドイツなどはマイスター制度が崩壊寸前ですから。

  • 2006/11/22(水) 01:22:25 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

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