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「朝鮮戦争は内戦」盧武鉉発言に韓国保守層が猛反発・・その思想的背景とは?

ちょっと気になったんで
もう一発、韓国ものを書いておきます。


盧武鉉大統領「朝鮮戦争は内戦」に批判集中
 北朝鮮の歴史観そのもの

 韓国の盧武鉉大統領が、
 北朝鮮による南侵の朝鮮戦争(1950~53年)を「内戦」と表現、
 世論の批判を浴びている。
 朝鮮戦争イコール内戦、あるいは南朝鮮解放戦争-というのは
 北朝鮮の歴史観そのもの。

 青瓦台(大統領府)は
 「同じ民族の戦争という意味だった」などと弁明しているが、
 メディアは「青瓦台も大統領も歴史の勉強をもう一度すべきだ」
 (韓国紙「中央日報」22日社説)などと、
 大統領の歴史認識そのものを問題視している。
 
 この発言は盧大統領が20日、
 アジア太平洋経済協力会議(APEC)の帰途に訪問した、
 カンボジアのプノンペンで、在住韓国人との懇談の席上、
 「われわれは昔、植民地支配を受け、
 内戦も行うなど波乱も経験したが、大統領になってみると、
 今ではたくさんの国を支援している」などと述べたもの。

 韓国では「朝鮮戦争は祖国解放戦争」と主張し
 北朝鮮を賛美していた大学教授が今春、
 国家保安法(スパイ取締法)で有罪になったが、
 「朝鮮戦争は内戦」も彼ら親北派の歴史観で
 「米国が介入しなければ戦争は1カ月で終わった」
 「悪いのは米国」などという親北反米の典型的な主張だ。
 だが、今回は大統領の発言だけに世間に与えた衝撃は大きく、
 反発が広がっている。

   (iza!)


この「内戦」という表現が
何故、こうも問題となっているのか?
日本人には分かりづらい部分があると思います。

朝鮮戦争では米軍やら中国軍やらも戦ったが、
基本的に韓国と北朝鮮の戦いなんだから
同民族同士の争いというわけで
「内戦」って言ったって問題ないじゃないか?と。

ここらへんを説明するのはややこしいのですが
簡単に書いておきますと、
もともと朝鮮戦争に関しては、
韓国は「北朝鮮軍の奇襲攻撃で始まった」と言い、
北朝鮮は「韓国軍が侵攻してきたので押し返した」と主張し、
戦争勃発の経緯に関しては双方の主張は食い違ってました。

実際は北朝鮮の侵攻から始まったわけですが、
北朝鮮は自分から仕掛けたことを
頑として認めようとはしなかったわけです。
これは今も同様です。

これを受けて韓国内だけではなく
全世界の左派連中は、
「韓国からの攻撃が原因!」と言い続けてきたわけです。

ところが、これがソ連崩壊で覆りました。
ソ連時代の政府秘密文書が続々と公開され、
スターリンと金日成との間の秘密書簡などから、
意図的に北朝鮮が奇襲攻撃を仕掛けて南侵したということが
ハッキリと文書で証明されたわけです。

それでも北朝鮮自身は
「そんな文書なんて捏造ニダ」と否定しますが、
韓国や世界の左派連中はさすがにそこまでは言い切れません。

で、そこから連中のひねり出した史観は、

  朝鮮戦争とは朝鮮内の階級闘争の延長形

  もともと朝鮮内でくすぶっていた社会階級の対立が
  戦争という形をとって表れたもの。

  だから、何年何月に突如として始まったものではなく、
  北朝鮮軍の侵攻などはその中の一部でしかない。

  よって、朝鮮戦争とは
  朝鮮内の闘争であり、これは「内戦」である。

  民族同士の「内戦」であるにもかかわらず、
  米国などが介入することにより、
  惨禍は大きくなり、民族の分断は固定されてしまった。

こういう内容なんですね。

つまり「内戦」という言葉を多用することにより、
北朝鮮からの侵略戦争という事実をぼかそうとし、
さらに、その「内戦」に
外国である米国が介入することにより
戦争は拡大され、民族分断の悲劇を生んだ。
あの戦争に米国が介入してなければ
朝鮮半島は速やかに統一されたのに・・という理屈です。

というわけで「朝鮮戦争は内戦!」という表現には
こういう特異な歴史観の背景があり、
左派が好んで主張する言辞なんですね。

国際的には
修正主義派と呼ばれる連中がこの手の主張を繰り返しており、
「現代朝鮮の歴史」「朝鮮戦争の起源」を書いた、
ブルース・カミングスなんかが著名ですし、
韓国内では、ニュース中にもあるように

  「六・二五戦争(朝鮮戦争)は
  統一戦争でありながら同時に内戦だった。
  すなわち、身内の争いであり、
  北朝鮮の指導部が試みた統一戦争だった」

と発言し、国家保安法違反で逮捕された、
姜禎求・東国大教授などが有名どころです。

ちなみに、この姜禎求の逮捕の際には、
盧武鉉は法相を通じて
検察総長に不拘束捜査を命じる指揮権を発動して
姜禎求の身柄を守ろうとしまして、
当時の検察総長が抗議の辞任を行うという事態にまで発展しました。

まあ、盧武鉉が「朝鮮戦争は内戦」と思わず口走り、
これに韓国の保守層が猛反発している背景には
こういう思想的なものがあるわけです。

日本でいえば
「闘争!」とか「階級の矛盾」とか言ってる連中に
ろくな人間がいないのと同様です。



関連過去記事

韓国新統一相:李在禎・・極左と親北の「アマチュア長官」









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