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米国:イラク政策の転換とサプライズのバース党復権?

米軍のイラクでの役割シフトを勧告へ=関係筋

 米国のイラク政策転換の選択肢を模索している、
 超党派の「イラク検討グループ」は、
 今後約1年間で、イラクでの米軍の戦闘的な役割を
 支援的なものにシフトすることを勧告する見通し。
 関係筋が29日明らかにした。
 同関係筋は「基本的に、配置転換ということだ」と述べた。
 
 この案は、米軍の段階的な撤退に伴い、
 戦闘部隊をイラク国内の基地や地域周辺に移動させるというもので、
 今後約1年にわたり実行されるもよう。
 
 検討グループが合意した米軍の段階的撤退勧告については、
 ニューヨーク・タイムズ紙が先に、
 はっきりとした日程は示されていないと報じていたが、
 同関係筋は「(撤退の)完了する時期については、
 来年中のいつかということが示唆されているようだ」と語った。
 
 同関係筋によると、検討グループはまた、
 米国によるイラン、シリア両国との直接対話の実現に向け、
 地域会議の開催を要請することも決定した。
 
   (ロイター)


この勧告が最終的にどういう内容になるのか、
非常に興味津々です。

まあ、ニュースで伝えられているように

 1,米軍の段階的撤退と権限委譲

 2,イラン・シリアと話しをつける

これが二本柱になりそうですね。

さて、数日前の「中東TODAY」に
面白い記事が載っていたので紹介しておきます。


イラク・信憑性のあるまさか

 11月21日のネット新聞「ハフィントン・ポスト」に、
 ブッシュ政権の「イラク秘密工作を暴露」という記事が
 載ったというニュースが、
 大沼安史氏によってネットの世界に紹介され、
 いま日本中を駆け巡っている。

 この記事の内容を簡単に説明すると、
 ベトナム反戦運動の立役者で、
 イラクの反戦も行っているトム・ヘイドンという人物の情報が元だ。

 彼の情報によれば、
 アメリカは遂にシーア派政権を頼りに出来なくなり、
 バアス党との協調路線を取る、というものだ。
 彼はこの情報をイギリスとヨルダンの、
 信頼できる情報筋から入手したと語っている。

 その内容は、アジーズ元副首相兼外相が復権する、
 バアス党が合法化される、というものだ。
 当然のことながら、この流れのなかでは、
 サダムの刑も軽くなるだろうことが予測される。

 アメリカのハドレー補佐官が、最近バグダッドを訪問したが、
 そのときに以下の項目の提案をした、
 とトム・ヘイドンは伝えている。

 1:武装勢力に対する全面的恩赦
 2:バアス党を政党として認める
 3:イラク分割をやめ、州の権限を拡大する

 アメリカがこうしたことを、
 実際に考えているか否かは確認できないが、
 選択肢の一つとしては、
 検討してみているであろうことが推測される。

   (中東 TODAY)


なかなか興味深い内容ですね。

この記事の元ダネはここです。

机の上の空:バース党を合法化 アジズ元外相復権
 武装勢力と秘密交渉も

元ダネの方を読んでもらえれば分かりますが、
これは冒頭のニュースの「イラク検討グループ」、
通称「ベーカー委員会」の発案のようです。

まあ、この情報がどこまで本当なのか分かりませんが、
あったところで不思議じゃないという感じがします。

米国のイラクでの現状というのは
「二兎を追う者は一兎をも得ず」
この状態に陥っているわけですね。

即ち、

1,イラクでの民主主義政体の確立

2,イラクでの石油利権保持

3,イラクの秩序安定

4,米国の威信保持

5,米軍の損害の抑止

米国の対イラク政策というものは
この5つを追いかけているわけですが、
もはや5つ全てを維持できる状況ではなくなってきました。

こういう場合は
何を捨てて、何を維持するか、
それを取捨選択しなければなりません。

まさに大海に投げ出された人間と同じで、
沈まぬように身につけている物を
重い物から外していかねばなりません。

全て捨てるという選択肢もあり得ます。
米軍の全面撤退です。

しかし、そこまでいかずとも
保持できる部分は保持しようとするならば、
何が一番重く難しいか、
逆に何が一番軽く、実現が易しい項目か、
これの見極めが必要となってきます。

シビアに客観的に見るならば
この5つの中で一番真っ先に捨てなければならないのは、
1の「イラクでの民主主義政体の確立」です。
これが一番重い項目です。

逆にこれにこだわり続ける限り
他の4つが犠牲に成り、全てを失いかねない。

もし、「民主主義」にあくまでこだわるなら、
そのしわ寄せがいくのが
5の「米軍の損害の抑止」です。
ここが最大の犠牲になります。

上記の「バース党を合法化?」とのニュースは
結局、1を捨てて2~5を維持しようとする試みです。

最終的には独裁もどきの強権体制を作り、
イラクの秩序を回復し、米軍はその後ろ盾となり、
石油の利権も握り続ける。

私自身はこの解決策が最上と思いますが、
果たしてブッシュがこれを採用するか否か?
宗教的信念で「民主主義の拡大」を訴えた彼がこれを飲めるか?
非常に興味津々です。

米国はイラクでの民主主義にこだわり続ける限り、
全てを失うことになるでしょう。



関連過去記事

イラク三分割案とローマ法王発言

米軍:イラク戦での軍紀弛緩と感覚の「泥沼」

米国:イラク混沌の処方箋は?・・老覇者の苦悶

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文明の挑戦と応戦 前編・・オサマ・ビン・ラディンの戦略









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米・イラク撤退に向けて動く

米・イラク首脳会談、治安権限の移譲加速で合意(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/sports/ekiden2007/index.htm?from=os3
11月30日
 【アンマン=貞広貴志】ブッシュ米大統領とイラクのマリキ首相は30日、ヨルダンの首都アンマンで会談し、イラク治安部隊への治安権限の移譲を急ぐとともに、マリキ首相率いる政府の強化を図ることで合意した。
Click here to find out more!

 大統領は、会談後の会見で、「(マリキ首相が)敵との戦いを主導することを望む」と述べ、イラク政府が治安対策の前面に立ち、米国は支援の役回りを担うという原則を示した。その一方で、大統領は「任務が完了するまで、我々はイラクにとどまる」と断言し、米国内で高まっている「早期撤退論」を改めて否定した。

 さらに、大統領は「イラクをいくつかの部分に分離することはイラクの人々の望んでいることではないし、宗派抗争を激化させるだけだ」と述べ、米国内などで浮上しているイラクの3分割論を明確に否定した。

 一方、イラク情勢鎮静化のための外交努力については、両首脳は会談後の共同声明で「紛争に対処するため周辺国からより大きな協力を得るべく努力する」とした。ただ、具体的な措置や国際会議開催などには踏み込まなかった。

 マリキ首相は会見で「テロはイラクだけの危機ではなく、文明世界が一つになって取り組まねばならない」と述べたが、その一方で「どの国もイラク内政に干渉してはならない」と他国の動きをけん制した。
 イラクの政府側に治安権限を移譲させると言うことは、自分たちの責任を少しでも減らそうと言うことです。段階的撤退論についてはすでに米国内で議論されていますが、その兆候が現れたと言ってもいいでしょう。

 気になるのは自衛隊の支援に関してですが、これはすぐに終了とはならないでしょう。もちろん米軍の完全撤退の前に帰ることになると思いますが、まだその時期ではないはずです。

 自衛隊としては権限が移譲された後のイラク政権に対しても物資の輸送の実績を作ることを目的にしているのではないでしょうか。そうでもしないとイラクの治安回復に役立ったという証拠にはならないし、そうした実績こそが次の支援に繋がるからです。
後は、イラクの石油の権益をどのように確保するかです。ここまで来た以上はしっかりと確保して帰ってきてもらいたいです。

2007年か12月19日か?何かが起きる?

ノストラダムス予言では一説よれば
1. 来年2007年に第三次世界大戦(2007年~2012年、5年間)
  が勃発する可能性が高いと予言しています。  
  全面核戦争もあり得る。
  自分なりに翻訳
  現在の世界情勢、全世界には約130~150位の紛争問題
  がある。
  (1.)ヨーロッパ、地中海で核爆発が起こる。
  (2.)中東もしくは東アジア、中央アジアの何処かで戦争が勃発
しそれがきっかけで世界大戦へ行くみたいです。
  それが原因で全人類が最大の危機が来る予言しています。
  以下に本のリンク先(英語)
  http://www.nostradamusonline.com/

  世界終末時計
  初めてはアメリカの科学誌「原子力科学者会報」で掲載
(実物はシカゴ大学)
  これは俗に言う核時計。核戦争によって人類が終末を迎える時間
で時計自体は固定(終末を迎える危険度が高ければ進む
  例えば現在は7分前なので6・・・5・・4・・3・・2・・1のように
  カウントダウンする)現在は7分前です。
数字が少ないほど危険度は高く、数字が高いほど安全である。
  以下のホームページで確認することが出来ます。
  http://www.thebulletin.org/doomsday_clock/current_time.htm
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/316878eeb472f3813b7536daed3325fa
(国際情勢の分析と予測)


12月中旬に北朝鮮リスクと中近東リスクが仕掛けられているとの元外交官原田武夫氏の情報
●<ヨルダン>アブドラ国王指摘「同時に三つの内戦危機」

 【ワシントン笠原敏彦】ヨルダンのアブドラ国王は26日、米ABCテレビとの会見で、中東地域がイラク、レバノン、パレスチナで同時に三つの内戦の危機に直面していると指摘し、「計り知れない危機」の回避にはパレスチナ問題への早急な取り組み強化が不可欠だとの見解を示した。同国王は29日にヨルダンを訪問するブッシュ大統領にこうした見解を伝えると見られる。
 ブッシュ大統領は29、30日の両日、ヨルダンの首都アンマンでマリキ・イラク首相、アブドラ国王と会談し、宗派間抗争の激化で緊迫するイラク情勢への対応を協議する。イラク沈静化には中東が抱える問題全体への包括的な取り組みが必要だとの指摘が強まっているだけに、アブドラ国王の発言は注目される。
 アブドラ国王は会見で、中東には「三つの内戦の強い可能性」があると述べ、イラク情勢とともに反・親シリア派が対立するレバノン、イスラム原理主義組織ハマスの台頭で分裂するパレスチナ情勢を挙げた。国王は、来年にも三つの内戦が同時に進行する可能性に言及した。
(毎日新聞) - 11月27日10時47分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061127-00000018-mai-int
【私のコメント】
 ブログ「神頼みの株式投資」によれば、元外交官の原田武夫氏(東大法中退のエリート・ドイツスクール出身)がメルマガで「北朝鮮リスクと中近東リスクが12月中旬頃の予定で仕掛けられている」と言っているらしい。このメルマガは有料なので私は確認していないのだが、少なくとも北朝鮮については12月に何かを仕掛けてくる可能性は十分あると思われる。というのは、1月からは潘基文前韓国外相が国連事務総長に就任して韓国が国連に影響力を行使できるようになり、南北朝鮮の力関係が韓国優位になってしまうからである。12月中ならば、核武装した北朝鮮の方が優位な状態にある。そして、北朝鮮が韓国に対して武力闘争や親北朝鮮勢力の韓国国内一斉蜂起などの形で攻勢に出る場合、もし事態が長引いて1月に入ってしまうと韓国人国連事務総長の出現で北朝鮮が不利になるので、12月下旬よりも上旬か中旬の方が危険であると思われる。
ブログ「神頼みの株式投資」の管理人のケタ氏は、12月4日頃が日本株の戻り高値、19日頃まで大きく下落と予想しているようだ。その最大の根拠は12月5日が満月で12月20日が新月であること、12月19日には119の数字が含まれていることの様だ。私は占いは信じない人間だが、12月20日頃は北朝鮮の攻勢の可能性があると思う。理由は、新月の暗闇は夜襲に最適だからだ。無論、韓国国内で一斉蜂起した親北朝鮮勢力が発電所や変電所を制圧して大停電を起こすことが前提となる。

 ここで気になるのが、12月に済州島で観光客誘致キャンペーンが行われることである。離島である済州島は北朝鮮軍が容易に制圧できない場所であり、それ故に親北朝鮮勢力が本土、特に韓国の人口の半分が集中するソウル首都圏に勢力を集中して済州島では蜂起を起こさない可能性がある。本土、特に北朝鮮との国境に近いソウルに住む富裕層にとっては、万一の事態に備えてこの期間は済州島に一家で避難するか、あるいは家族だけでも避難させることは十分合理的である(富裕層の一部は既に海外に脱出済みかもしれないが)。そして、富裕層が挙って済州島に脱出するのを見た一般庶民が怪しまないように、観光客誘致のためのイベントを12月に開催するのかもしれない。

 中東についても、ヨルダンのアブドラ国王が指摘するようにイラク・レバノン・パレスチナの三カ所で同時に内戦危機が迫っている。12月中旬に内戦が勃発するという根拠はないが、何時内戦に突入してもおかしくない状態である。米国を二正面作戦で疲弊させる目的で同時期に北朝鮮とイラク・レバノン・パレスチナが蜂起する可能性は否定はできない。


 なお、上記の私の予想は確たる証拠は一切なく、陰謀マニアの妄想に過ぎない可能性が高いと思われることはお断りしておく。


【中東情勢】 イラクの混乱以外にも、中東では重要な動きが相次いだ。イラクとシリアは21日、4半世紀ぶりに国交を回復した。イラクは旧フセイン政権時代の80年代前半、シリアがイラン・イラク戦争でイランを支持したことなどを理由に断交していた。現在イラクに流入するテロ活動家はシリア経由が多いとされ、国交回復で治安面で協力を得たいとの思惑もある。

 同日、レバノンでは反シリア派のジュマイエル産業相が暗殺された。これをきっかけに反シリア派と親シリア派の対立が再び激化、一触即発の状態になっている。両派の背後には、前者には欧米や親米アラブ諸国、後者にはシリアやイランがつく。今夏イスラエルと戦ったシーア派武装組織のヒズボラのスタンスは、それまでの反シリア政府への協力→反政府に変わっている。

 中東はイラクの混乱、パレスチナ問題という大きな不安定要因を中心に、各国には複雑な宗教、民族問題がある。合従連衡もあっという間に変わり、少し目を離すと構図が見えにくくなる。


◆レバノン産業相暗殺、緊張高まる(21日)☆



大乱の幕開け

米軍撤退の動きは周辺諸国にいろいろな思惑をいだかせてますが、
一番ビビっているのがサウジですね。

今、サウジが意図的に情報をリークしているのか知りませんが、
米軍が撤退し、イラクが内乱状態となれば
スンニ派の擁護のために
サウジが介入するだろうという観測がしきりと流れてます。

もちろんそうなればイランも介入を躊躇しないでしょうし、
ある意味、中東大乱時代の幕開けですね。

これを喜ぶのは
アルカイダなどのテロ組織や
既得権力に押さえ込まれていた新興勢力層でしょう。

日本もエネルギーの石油から原子力への転換、
次世代エネルギーのいっそうの開発を考えないと
非常にまずことになりそうです。

  • 2006/12/05(火) 02:04:14 |
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