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台湾:独立への希求と中国の壁・・アンケート調査から

メルマガ「台湾の声」に
興味深い調査結果が載ってましたので紹介しておきます。

以下、11月30日号から引用します。


 11月に台湾の政治大学選挙研究センターが琉球大学や香港大学と
 共同で行った調査結果が11月27日発表された。
 
http://esc.nccu.edu.tw/newchinese/news/2006newletter.pdf

 台湾での調査結果はほぼ次の通りだという:

 1.「2チームの試合で片方が台湾チーム、
   もう片方が中国チームであるときどちらを応援するか?」

 台湾チーム89.6%:中国チーム1.9%:無回答含むその他8.5%


 2.「自分は台湾人であると思うか中国人であると思うか、
   あるいはどちらもであるか?」

 2006年 台湾人60.1%:両方33.4%:中国人4.8%:無回答1.6%
 
 2005年 台湾人56.0%:両方34.3%:中国人7.0%:無回答0.4%

 国民党教育で植えつけられた「中国人」意識がなくなり、
 台湾人意識が顕在化する傾向にあるようだ。


 3.独立か統一か
 【本誌では「出来るだけ早く独立を宣言」
 「現状を維持し、独立へ向かう」を「独立」としてまとめた。
 統一も同様】

 2006年 独立27.7%:現状維持14.4%:統一13.8%
     状況により35.4%:無回答8.6%

 2005年 独立21.9%:現状維持15.9%:統一14.5%
     状況により35.9%:無回答11.9%

 「統一すべき」との考えは少ない。
 去年と比べ「独立すべき」という意見表明が増えている。


 4.「台湾の前途を台湾人民が自由に選択することを
   中国政府が許す場合、独立すべきか?」

 2006年 すべき62.0%:既に独立してる2.7%:現状維持2.1%
     自決3.8%:すべきでない16.9%:無回答17.5%

 【合計が105%になるので、
 無回答の数字に誤りがある可能性などが疑われる】

 2005年 すべき59.3%:既に独立してる2.2%:現状維持1.2%
     自決3.1%:すべきでない18.9%:無回答17.5%


 5.「台湾の前途を台湾人民が自由に選択することを
   中国政府が許さない場合、独立すべきか?」
  (前設問で「すべきでない」を選んだ人を除いて)

 2006年 すべき54.1%[45.0]:自決4.8%
     すべきでない19.2%[32.9]:無回答21.9%
 
 2005年 すべき49.8%[40.4]:自決4.2%
     すべきでない14.4%[30.6]:無回答31.5%

 【[ ]内は、前設問で「すべきでない」とした回答を
 今設問選択肢の「すべきでない」に加えた場合の百分率】

 何をもって独立とするかという解釈が
 回答者間で一致しているのかという問題がある。

 去年に比べ、無回答が減り、意見を表明した割合が増えた。

 前設問と比較すると、
 台湾人が、名実具えた独立を希望してはいても、
 中国に配慮して、あえて宣言すべきでないと考える層が
 少なくないことが分かる。
 また、中国の圧力の前でも
 (中華民国体制からの)独立を宣言すべきと考える層が、
 比較的多いという事実も示されている。


以上です。

正直、この結果は予想外でした。
私はもっと現状維持を選択する人が多いと思ってました。
かなり独立への希求は強いものがあるんですね。

ただ、台湾人自身が認めるように
彼らの独立願望に立ちはだかる大きな壁は中国であり、
こことの駆け引きが台湾の国家戦略でしょう。

彼らの独立への思いは年を経るごとに微増しているようですが、
あれだけ中国が経済発展してもこの結果ですから、
一時的なゆり戻しなどがあったところで、
最終的には大勢は独立の方向に動いていくでしょう。

今、台湾の政情は
独立派である陳水扁総統の夫人の公金流用疑惑などで揺れていますし、
国民党の馬英九などに人気が集まっています。

しかし、歴史の大きな流れから俯瞰するならば
これは一時的な逆流現象に過ぎないでしょう。
台湾人が自らを「我々は中国人にあらず」と思うのならば、
独立への火は決して消えることはないでしょう。



メルマガ:台湾の声


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