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韓国:末期症状の盧武鉉政権・・任期発言と与党分裂の動き

イラク派遣部隊撤退:外交通商部は当惑…韓米対立か  
 
 先月18日の韓米首脳会談で、
 イラクに駐留している韓国軍「ザイトゥーン部隊」の
 派兵期限延長を約束してから2週間も経っていないというのに、
 韓国政府と与党は30日、
 来年末までにザイトゥーン部隊を撤退させることで合意した。
 これにより、韓米両国間の論争や対立が
 避けられなくなるものと思われる。
 戦時作戦統制権の韓国軍への移譲時期をめぐる韓米間の意見対立が
 いまだ終息していない状況にあって、
 韓米間での十分な事前協議もなされずに打ち出された、
 ザイトゥーン部隊の撤退が、
 韓米間の無用な対立を生みかねないというわけだ。

   (朝鮮日報)


この「ザイトゥーン部隊」というのは
韓国がイラクに派兵している2300名の工兵部隊のことで、
盧武鉉政権の成立当初に
対米関係の悪化を恐れた盧武鉉が
与党ウリ党や支持者達の反対を押し切る形で派遣したものです。

親米の小泉政権が
とうにサマウの陸自部隊を撤収させたのに対して、
あの左傾政権の韓国が
いまだにイラクに陸兵をウロウロさせていること自体が
この政権の外交能力の無さを物語っています。

で、今回、この部隊を撤退させることになったわけですが、
上記ニュースにあるように
二週間ほど前のAPECでのブッシュ大統領との首脳会談では
盧武鉉は「部隊規模は縮小するが、派兵期間は延長する」
と表明していたわけです。

まさに君子豹変す、というわけで
騙されたかっこうの米国はどう反応するのでしょうか?

他人事ながら
君ら、こんないい加減なことで大丈夫なのかと
説教の一つでも垂れたくなります。

この韓国政府の豹変は
政略的な悪辣な嘘と言うよりは、
この政権の統治能力の無さの表れです。

似たような事例をあげるならば、
中国に派兵していた昭和初期の日本政府で、
現地で中国軍と衝突が起きた際に、
東京の中央政府は「事変不拡大」を宣言しているにも関わらず、
現地軍が自らの思惑で軍事衝突を拡大していきました。

これが他国から見ると、

 日本政府の二枚舌

 狡猾な日本

との評判になってしまったわけですが、
実状は政府が隷下の組織を統制できてないわけです。
中央政府に威が無く、陸軍を統御できてなかったわけです。

盧武鉉政権も同じで、
ここ半年間の支持率の急落と内政外交全般での無能ぶりに、
各政府機関や与党に対する盧武鉉の制御が利かなくなっています。
ほとんどバラバラに動いており、
政権がこれに引きずられるか、
しぶしぶと追認しているフシがあります。
ただし、盧武鉉はこの事実を認めないでしょうけどね。

今、盧武鉉政権は末期状態の感があります。

以下、ここ2週間ほどの韓国の政情を
時系列で記載しておきますと、


11月24日

 ◇「疑惑の北朝鮮船舶が領海を通過」との情報機関の報告に
  韓国政府は無反応だったの報道

   韓国の情報機関、国家情報院が
   領海を通過する北朝鮮の不審船舶20隻を
   関係部署に通知したが、韓国政府は無反応だったとのこと。

11月26日
 
 ◇盧大統領、与野党・政府の政治交渉会議を提案。
   
   盧武鉉は、国会の膠着状態の打開のため、
   政府と与野党代表が参加する
   「与・野・青(青瓦台)政治交渉会議」を構成することを提案。

11月27日

 ◇国家情報院と統一省が「北朝鮮不審船舶通知」で衝突

   国家情報院が済州海峡を通過する北朝鮮の不審船舶20隻を
   関係部署に通知したと明らかにしたことに対して、
   韓国統一省は「通報を受けていない」と反論。
   両者の主張は泥仕合に。

 ◇与党議長、大統領府の招請を拒否

   与党ウリ党の金槿泰議長が
   大統領府が与党との事前調整なしに
   政策を連発していることと、
   自身の大統領面談要請を何度も無視されたことに怒り、
   盧武鉉からの呼び出しを拒否した。

   韓国のマスコミは
   「党・青(青瓦台)全面戦争勃発」と報道

 ◇盧武鉉、憲法裁判所長候補者の指名を撤回

   盧武鉉は、憲法裁判所長の候補者、
   全孝淑に対する任命同意案を撤回した。

   全孝淑は一昨年、
   盧大統領が推進する首都移転構想に対する違憲判断に
   九人の裁判官中、ただ一人反対し、
   盧大統領の構想を支持した人物で、
   あからさまな偏向人事。

   この人事に対して野党ハンナラ党が猛反発し、
   与党ウリ党は国会運営に支障をきたすことを恐れ、
   人事案を撤回し、指名撤回を大統領に要請した。

11月28日

 ◇盧武鉉、任期途中の退任をほのめかす。

   盧武鉉は閣議で、
   前日の憲法裁判所長候補者の指名撤回に関して発言。

   「屈服でしょう。
   現実的に状況が屈服せざるを得ない状況になったため、
   大統領が屈服しました」

   「任期を最後まで全うできない、
   最初の大統領にならないことを望む」

   と語った。
   これに韓国世論は騒然となった。

11月29日

 ◇与党の分裂の兆しが表面化、親盧派VS反盧派

   盧武鉉の任期発言により、
   与党内の反盧派議員は盧武鉉に見切りをつけはじめる。

   反盧派は、野党民主党との新党結成を模索。
   親盧派はこれに強く反発。

   ちなみに与党ウリ党議員は139人。

11月30日

 ◇盧武鉉「ウリ党を守る」と宣言 

   盧武鉉は側近らとの会合の席で、
   「私は新党に反対する。言葉では新党だが、
   実際は地域党を作ろうということであるためだ。
   私は党を守る」と発言。
   反盧派との亀裂が鮮明に。

 ◇野党民主党、盧武鉉発言に反発
  
   盧武鉉の「新党は地域党」発言に
   一方の当事者である民主党が
   「新党のどこが地域党なのか?」と反発。

   ちなみに盧武鉉はもともとは民主党の出身。

 ◇野党ハンナラ党が盧武鉉に苦言

   野党ハンナラ党の報道官が
   「盧大統領と与党間の新党論争は
   一言でいって見るに耐えない」
   「大統領の賢明な行動を期待する」と苦言を呈す。


以上です。

まあ、ご覧になっていただければ分かるとおり、
韓国の政情は混迷を深めており、
盧武鉉の任期発言と与党ウリ党の分裂が
政局の焦点となっています。

さらに支持率は依然降下中であり、
この状態では10%を切るのも時間の問題でしょう。

ちなみに与党ウリ党の支持率も盧武鉉に釣られて急降下しており、
先日の世論調査では8.8%となっています。
まさに型破りの支持率です(笑)

与党支持率、2週連続で1ケタ台に

ウリ党議員たちはこれに危機感をかられ、
盧武鉉に批判的なグループが党と大統領に見切りをつけ、
新党結成を模索しているわけです。

彼らにしてみれば
低支持率に喘ぐ大統領を抱えたまま、
来年の大統領選や自らの選挙戦を戦うのは
あまりにも負担が大きすぎるのでしょうね。

まさに政権は末期状態であり、
これでは政府の各部局や与党議員たちが
盧武鉉の言うことを聞かなくなるのも無理もありません。

半島の北側では
核実験で北朝鮮が各国から制裁をくらっており、
その国家体制は崩壊のふちにさらされています。

一方の南側はこの大事な時期にこの始末であり、
こういう貧乏神のような政権をいだいたことは
韓国にとって大いに不幸と言うべきでしょう。



関連資料リンク

盧大統領発言:新党結成派と親盧派の激突が不可避に

盧大統領「統合新党に反対」

大統領任期発言:秘書官ら「盧大統領は燃え尽き状態」

大統領任期発言:与党内で不満爆発「国政から手を引け」


関連過去記事

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 ・・その思想的背景とは?

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コメント

支持率一桁で本人もしばしばもう止めたいと口にしてるのに、国民の70%以上がノムヒョン続投を希望していると言うのが理解できない。

ノムヒョンをさっさと引っ込めて、正常運営に舵を切るべきと思うのですが、野党もイニシアチブを取らず批判はしても傍観状態。

せっかく朝鮮日報が金切り声で国家存亡をぶち上げても国民は沈黙。この国は一体どうなっているの?
このまま泥船諸共沈む気か?

  • 2006/12/04(月) 18:27:50 |
  • URL |
  • ジャポネーズ #-
  • [編集]

権力の空白

盧武鉉の続投を望んでいると言うより、
「任期途中の退陣は無責任」ということでしょう。

これはああいう、大国による戦乱に揉まれてきた
半島国家の知恵みたいなものです。

退陣したところで
はたして民主的手続きでスンナリと次期大統領が決まるのか?
そこで不測の事態が起きるのではないか?
かえって韓国の政情は混沌とするのではないか?
これを韓国民は懸念するのでしょう。

日本人は海に囲まれ、
法治国家としてカッチリと確立されているので
そういう懸念はいだきませんが、
そこが他国民と比べて恵まれているところです。

小渕首相急死後の森首相就任に至る流れなんかを見てると、
「権力の空白」ってものを日本人はあまり恐れないんですね。
そこが韓国人との意識の違いです。

  • 2006/12/05(火) 02:27:36 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

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