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中国の労働細胞と光州事件秘話

今日は気になるニュースを2つ載せておきます。

まずは宮崎正弘メルマガの第1652号から。


◆全米最大の小売りチェーン「ウォルマート」も脅威に晒され始めた
 深せんウォルマート支店に共産党細胞の本部が結成された

 90年代から中国に進出した外国企業のなかに
 共産党細胞が秘密裏につくられていた。
 公然化したのは97年、モトローラ瀋陽工場が最初である。

 日本企業にももちろん多数の細胞が結成されており、
 たとえば昨年四月の「反日暴動」に便乗して
 広州周辺の電機部品メーカー数社は
 山猫スト、暴動、ストライキに遭遇した。
 とくに日本企業狙い撃ちは、大幅な賃上げ要求である。
 すでに中国では生産コストがあわず、
 ベトナムなどへの移転を深刻に考えている企業もある。

 ウォルマートは中国全土で現在68店舗、
 従業員はすでに36000人。
 将来は二千店舗の展開をめざしているという。

 「ところが、ウォルマートでは、
 すでに8月12日に瀋陽支店(遼寧省)に共産党支部が結成され
 『経営には口を出さないが、待遇改善と賃上げを目的』として、
 各地の支店に拡がった。
 背後には胡錦濤政権の方針があり
 『外国企業にも、その企業の発展とともに
 中国人の雇用の安定、賃金などの待遇改善が
 経済のさらなる発展と安定に寄与する』としている」
 (AP、12月19日)。

 「労組はすべて共産党の指導のもとにある」と
 中国共産党は基本方針を示しており、
 この年末までに外国企業15万社の六割に
 細胞をつくるよう指示が出ている。
 これらはすべて「全中国労働組合連合」
 (中国版の「連合」)に統括されている。

 「だが、中国共産党は本当の狙いを公開していない」
 (ヘラルドトリビューン、12月19日付け)。


う~ん、「本当の狙いを公開していない」そうですが、
じゃあ、中国政府の本当の狙いとは何なのでしょうか?

確かに中国の貧富の格差は深刻な問題となっており、
これが元でいくつかの騒擾が各地で起きています。
このため胡錦涛政権が雇用と賃金の安定のために
この種の施策に熱心だったとしても不思議ではありません。

まあ、もっとも
賃金の上昇はイコール外資の撤退を加速させるわけで
ここらへんは痛し痒しですし、
中国政府が外資を呼び込むために
今までわざとこの種の労働組織の整備を怠っていた部分があります。

さて、本題に戻りますが、
「本当の狙い」とは何なのかというと、
これは私の推測ですが、
非政府系の労働組織が勢力を拡張しつつあるのではないかと。
それ故に、先手を打って、
政府がコントロールする御用労組を拡充しているのではないかと。

これは人間の生理でもあるのですが、
何らかの困難な状況が社会的に現出すれば、
人は必ず組織を作って集団の力で克服しようとします。

世にも悲惨な低賃金労働にあえぐ中国労働者が、
今の現状に甘んじるはずもなく、
彼ら独特の「幇」意識で横の結束を図り、
その紐帯を各地の労働現場に広げていっても不思議ではありません。

おそらく、その種の巨大な非公然組織が中国各地で出来上がり、
胡錦涛政権は危機感を強めているのかもしれませんね。
で、御用組織を拡充することによって
非公然組織を吸収しようとの意図かもしれません。


次に、昨日の朝鮮日報の記事から。


光州民主化運動に北朝鮮の特殊部隊が介入
 
 光州民主化運動
 (1980年5月、民主化を求める光州の学生・市民らが決起し、
 韓国軍と衝突して多数の死傷者を出した事件。
 光州事件とも呼ぶ)当時、
 金日成国家主席の指令を受けた北朝鮮の現役特殊部隊1個大隊が
 光州に浸透していたとの主張が提起された。

 北朝鮮軍特殊部隊出身の
 脱北者の集まりである自由北朝鮮軍人連合は20日、
 ソウル中区貞洞セシル・レストランで記者会見を開き、
 1980年5月に中央党3 号庁舎で開かれた部長会議で
 金日成主席が述べた秘密指令の全文などを引用し、
 光州民主化運動に北朝鮮軍の特殊部隊が投入されたと主張した。

 自由北朝鮮軍人連合の
 チェ・ジュンヒョン参謀長が明かした秘密指令によると、
 金日成主席は「決定的時期をとらえ次第、
 速やかに総攻撃を開始すべきです。
 全国的なゼネストと同時に
 戦略的要衝となる各地方で武装蜂起を起こし、
 電信電話局や放送局など、主要な公共施設などを占拠するのと同時に、
 電気を止め、通信・交通網をマヒさせ、
 臨時革命政府の名前で北に支援を要請する電波を飛ばすべきです」
 と述べたという。

 自由北朝鮮軍人連合は
 「金日成主席の秘密指令や1980年5月前後の北朝鮮軍の動きなど、
 諸般の状況は明らかに
 光州事件に北朝鮮軍が介入していたことを示している」と主張した。

   (朝鮮日報)


元記事はこの2倍の文量があります。
詳しく読みたい方はそちらをどうぞ。

さて、この内容が果たして事実か否か?
単なる脱北者団体の売名行為なのか?

確かにぶっ飛ぶような内容ではありますが、
私はこれが事実であったとしても
べつに意外だとは思いません。

1980年5月の光州事件に関して、
以下、Wikipediaから引用しておきます。


 光州事件は、1980年5月、
 当時韓国の全羅南道の道庁所在地であった光州市で発生した、
 民主化を求める活動家とそれを支持する学生や市民が、
 韓国軍と衝突した事件。

 1979年5月18日に始まり、
 過激な武力抗争に発展して、5月28日まで続いた。
 この間、光州市は軍により封鎖され(道路・通信を遮断)、
 軍の鎮圧行動に対して抗争派市民が激しく抵抗したため、
 多数の死傷者がでた。
 この事件の鎮圧を指揮した全斗煥は、
 後に大統領に就任し軍事独裁政権を継続した。
 その後、韓国軍の行った弾圧を米軍が支持したとの話が広まり、
 韓国における反米感情を煽る結果ともなった。

 事件が拡大した原因としては、
 光州市が金大中の出身地全羅南道の中心都市であったこと、
 警察の過剰とも言われている鎮圧に対して、
 抗争派市民側が過激に反応して暴徒化し、
 軍部隊投入により抗争派市民側を更に激発させ、
 武装蜂起を促してしまったと考えられている。
 しかし、これが政府側の責任と言うより、
 抗争派による騒乱拡大工作があったなどの意見がある。


実際に光州事件とは
ただの事件と言うよりは内乱に近く、
最終段階の5月下旬以降は30万もの群衆が反政府暴動で荒れ狂い、
軍需工場を襲撃して装甲車・銃器・爆薬などを略奪、
放送局や光州市庁を破壊し、全羅南道庁を占拠しました。
また、光州刑務所も襲撃したのですが
これは失敗に終わりました。

やがて、韓国軍によってこれが鎮圧され、
多くの死傷者がでたわけですが、
今の盧武鉉政権はこの事件を
「5.18民主化運動」「民衆蜂起」と呼んで美化しています。
しかし、この経緯を見ていると
単純に民衆の側に正義が有ったとは言い切れないと思います。

まあ、このように内乱規模に拡大した事件でしたが、
北朝鮮の視点から見れば「絶好の好機」と映ったでしょうし、
彼らがこれに対して
何らかの手を打ったところで不思議ではありません。

もし、この北朝鮮による特殊部隊潜入が立証されるならば、
この光州事件で鎮圧側にまわった全斗煥の措置は
きわめて適正だったことになります。

いずれ、北朝鮮が崩壊すれば
この種の「歴史裏話」はいくらでも出てくるのでしょうし、
その時、韓国の左翼連中の顔が
蒼白になるのは間違いないでしょう。



宮崎正弘の国際ニュース・早読み









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