短く斬れ

ニュース・短評・データ・資料を怒濤の如く。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

韓国:与党ウリ党は分裂へ・・混乱の政局

先日、韓国の盧武鉉大統領の「大放言」を記事にしましたが、

盧武鉉:物議をかもす年末の大放言・・朝鮮日報曰く
  「単語一つ一つが想像を絶する毒気を放っていた」


今日はこれの続編です。


韓国:与党分裂へ 盧大統領と「決別」し新党結成

 韓国の与党、開かれたウリ党の金槿泰議長(党首)は28日、
 鄭東泳前議長とソウル市内で会談し、
 来年2月の党大会で新党結成を決議することを確認した。
 来年12月の大統領選をにらみ、与党内2大派閥の領袖である両氏が
 新党結成に反対してきた盧武鉉大統領と
 たもとを分かつ方針を決めたもので、
 韓国メディアは「盧大統領との政治的決別」(文化日報)と報じている。
 
 両氏は全羅道(韓国南西部)を支持基盤とするため、
 盧大統領は「新党は地域政党にすぎない」と反発していた。
 ウリ党議員141人のうち
 両氏の派閥の勢力は100人を超えるとみられ、
 党分裂は避けられない情勢だ。
 
 両氏は28日の会談で「(新党は)誰の影響も受けず、
 自律的、独立的に結成する」との原則を確認、
 盧大統領の干渉を拒否する方針を明らかにした。

 次期大統領選をめぐっては
 野党第1党のハンナラ党では李明博前ソウル市長ら4人が
 予備選への出馬を表明したが、
 ウリ党は候補を絞れず、出遅れている。
 27日に開かれたウリ党国会議員による討論会では、
 支持率10%台のウリ党から候補者を出すよりも
 「新党結成で出直すべきだ」との意見が大勢を占めた。

   (毎日新聞)


盧武鉉の支持率は低下の一途を辿り、
もはや歯止めが効かない状態となっています。
この状態では10%を切るのも時間の問題でしょう。

さらに先日の盧武鉉の大放言は
韓国国民を唖然とさせ、
悪し様に罵られた軍部とそのOBたちは猛反発しています。

「軍隊は若者を腐らせる」
 韓国大統領の冒涜発言に軍OBら猛反発

盧武鉉のよき理解者である左翼紙「ハンギョレ新聞」ですら、
この放言を批判しています。


◇発言を抑制できない大統領
 
 盧大統領の発言には品格が備わっていない表現と
 抑制できないままの言葉が多いのは事実だ。
 「出し抜けにやってくるやつ」などの表現は
 大統領が公で口にするには不適切だ。
 演説の途中でこぶしを振り回すなどの姿をみせるのもそうだ。
 大統領も自然人として積もるうっぷんと感情があるだろうが、
 これを抑制することを知るべきだ。
 大統領が「匹夫(道理に暗い者)」のようではだめだ。

 自らが任命した首相の実名を挙げて
 「失敗した人事」と述べたのも理解しがたいことだ。
 自分の顔につばをはくのも同然であり、政治的にも正しくない。
 退陣が近づく現職大統領が、
 来年の大統領選への出馬を夢見ている立候補予定者の
 良し悪しを言うこと自体が現実の政治への介入だ。
 一部では、政界再編成を批判しようと意図的に
 高建氏や金槿泰ウリ党議長、鄭東泳前議長らを
 罵倒しようとしたのではないかという見方もある。

 そうした意図は成功せず、孤立を招くだけだろう。
 盧大統領がなすべきことは与党への介入ではなく、
 不動産価格など庶民の生活を安定させ、
 北朝鮮の核問題などを解決することに努力することだ。
 残る任期の間に国民の痛みを和らげ、
 言葉ではなく実践する大統領となることを心から願う。

 一方、激しい言葉ととげとげしい表現などの形で
 すべてを攻撃するのも望ましくない。
 盧大統領が述べる内容は南北関係の平和と実用主義的接近、
 対外関係での自主性などだ。
 有事作戦統制権の返還に反対する前職予備役将校が
 大統領を非難した際にも、
 軍に対する冒とくだとか安保意識がないなどと
 大統領を罵倒したのは無責任な扇動といえよう。
 感情を抑えて、内容を討論すればいいのだ。

   (ハンギョレ新聞 2006/12/23)


ハンギョレ新聞はバリバリの左翼紙であり、
その論調は反米親北です。

盧武鉉は大統領就任当初から
保守系の大手三大新聞を目の敵にし、
自分と思想が似通っている複数の左翼紙を
新聞法という法律を作って資金援助しています。

韓国政府:左派マスコミに資金援助・・他山の石にあらず

まあ、時の政権が
こんなあからさまなことをやっていいのかと思いますが、
ハンギョレ新聞もこの新聞法によって資金援助を受けています。

いわばハンギョレにとっては
盧武鉉政権とは資金をくれる大旦那にあたるわけで、
それを批判するというの彼らにとっては苦渋の選択だったでしょう。

もはや味方である左翼紙にすら
見放されかけている盧武鉉政権です。


さて、冒頭のニュースに戻りますが、
この盧武鉉の支持率低下に
このままでは共倒れになりかねないと
与党ウリ党の中で分裂の動きが起きています。

その中心メンバーは
ウリ党の党首である金槿泰と前党首の鄭東泳です。

この2名は共に大派閥の領袖でもあり、
来年2月の党大会を機にウリ党を離脱し、
野党民主党と合同して新党を結成することを目論んでいます。

盧武鉉はこの動きを猛批判してますが、
ウリ党分裂の動きはほぼ確定といっていい情勢になっています。

ちなみに、この2名の領袖、金槿泰と鄭東泳ですが、
彼らも盧武鉉政権を支え続けてきた左派政治家であり、
反米・親北朝鮮の姿勢で共通しています。

まず、金槿泰について書いておきますと、
彼は左派学生運動の指導者で逮捕歴があります。
1974年の政府転覆を画策した民青学連事件で
投獄されています。

盧武鉉政権下では
2004年に保健福祉相に起用され、
2006年7月にウリ党の党首に選ばれました。

彼のエピソードを一つ載せておくと、
今年の10月に北朝鮮が核実験を行った後、
韓国政府が北朝鮮と合同で行っている、
「開城工業団地プロジェクト」が
北朝鮮に資金を与えるものと国際的に批判されました。

この時、金槿泰は
このプロジェクトを擁護するために北朝鮮入りし、
開城団地を熱心に視察するパフォーマンスを見せました。

さらによせばいいのに
その日の昼食の際に、彼は団地内で行われた歓迎の宴会で
北朝鮮労働者の女性とダンスに興じ、
この写真がマスコミに流れて猛批判を浴びました。

200610210000231insert_1.jpg


これがその時の写真ですが、
この笑いながら踊っているおじさんが金槿泰です。

世界が北の核実験直後で殺気立っている時に
こういう軽薄な行動を取り、
私などはアホかと思ったものです。

次に、鄭東泳ですが、
人気テレビ・キャスターの出身で、
いわゆる「386世代」のスター的な左派論客であり、
ウリ党の客寄せパンダのような存在です。
彼も左派活動で拘禁3カ月の逮捕歴があります。

鄭東泳は盧武鉉のブレーンとなり
2004年1月のウリ党創設時に初代党首に選ばれます。

ところが同年4月の総選挙の際に

  「未来は二十代、三十代の舞台」

  「今度の選挙では六十歳以上は
  (投票日に)家で休んでいてかまわない」

と発言して問題となり、党首を辞任しました。

ウリ党は若年層の支持率が高く、
逆に野党ハンナラ党が高齢者が支持層のため、
思わず本音を漏らして大問題となったわけです。

その後、2004年7月の内閣改造で統一相に起用され、
2005年2月に北朝鮮が核保有宣言をした時には

  「これは公式宣言ではなく“核保有の公式主張”であり、
  北朝鮮を核保有国家と認めるのは早急だ」

などと述べ、
核保有宣言はあくまでも対米交渉戦術に過ぎないと言い張り、
世界の失笑を買いました。

2005年10月に金正日の側近である、
北朝鮮の延亨黙国防委員会副委員長が死亡した時には、
韓国史上初めて北朝鮮要人の死去に際して
公式の弔電を送りました。

この統一相時代の鄭東泳は親北のエピソードが一杯で
全て書こうとするとキリがないくらいです。

まあ、金槿泰と鄭東泳はこういう人物です。
彼らが与党を分裂させて新党を作ったところで、
ウリ党まがいの左派新党がもう一つ出来るだけのことです。


さて、盧武鉉の任期もあと一年ですが、
政権の支持率低下と統制力の弱体化の動きは止めようがなく、
来年の韓国の政局は大揺れに揺れると思います。

政局が揺れれば政治の施策自体が安定するはずもなく、
韓国の国政は末期症状を呈するものと思われます。

その動きは新年早々から始まるでしょう。


     ◇       ◇


今年の当ブログの更新はこれが最後となります。
新年は2日か3日からの更新を予定しています。

皆様、今年は私のつたない文章にお付き合いいただき、
ありがとうございました。
来年こそはもうちょっと更新の速度を上げるように
努力したいと思ってます(笑)

では、よいお年を (^_^)ノ



関連資料リンク

踊る与党議長:党内の反対押し切って訪朝した末トラブル

「過去史専門」与党ウリ党が掲げる「未来」の看板

与党報道官「韓国軍の元幹部には独裁政権の手先がいる」


関連過去記事

盧武鉉:物議をかもす年末の大放言・・朝鮮日報曰く
  「単語一つ一つが想像を絶する毒気を放っていた」


韓国:末期症状の盧武鉉政権・・任期発言と与党分裂の動き

「朝鮮戦争は内戦」盧武鉉発言に韓国保守層が猛反発
 ・・その思想的背景とは?

韓国新統一相:李在禎・・極左と親北の「アマチュア長官」

韓国:386スパイ事件・・北朝鮮の対南工作と386世代







スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

プロフィール

ケイ

Author:ケイ
憂国と好奇心の30代男

マイブログ・メルマガ

 待避禁止!

 宇宙開発ニュース β版

 メルマガ:古今東西の名言

サイトマップ

 過去記事一覧

 過去記事一覧(本店ブログ)

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。