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六者協議:北朝鮮の核凍結と外交取引


   北朝鮮の金桂冠・外務次官.jpg


今日の2つ目の記事です。


核凍結とエネルギー支援、2カ月内に同時履行

 北朝鮮の核問題に関する6カ国協議の議長国である中国が
 協議初日の8日夜、参加国に対して、
 北朝鮮が寧辺の実験用黒鉛減速炉などの
 5カ所の核関連施設の稼働停止・閉鎖を2カ月以内に行うと同時に、
 残る5カ国が同期間内に、エネルギーの提供などを開始するとの
 「同時履行」の原則を提示していたことが分かった。
 韓国の聯合ニュースが9日、北朝鮮の核廃棄に向けた、
 「初期段階措置」に関する合意文書草案の内容として報じた。
 
 同ニュースによると、草案はA4サイズ1枚で、
 核廃棄を原則合意した2005年9月の共同声明の履行のための
 5つの作業部会の設置が明示されているという。
 
 5つの作業部会は
 (1)非核化(核廃棄)
 (2)エネルギー、経済支援
 (3)北東アジア安保協力
 (4)米朝関係正常化
 (5)日朝関係正常化-という。
 草案の項目は9・19共同声明と似ているといわれる。
 
 また、同ニュースは外交筋の話として、
 8日の全体会合などで北朝鮮は
 マカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア」の金融制裁解除問題や
 軽水炉支援要求には触れていないと伝えている。
 この報道について、韓国政府は「コメントしない」との立場だ。
 
 一方、草案は
 北朝鮮の核関連施設凍結による具体的な見返りについて触れていないが、
 米MSNBCテレビ(電子版)は8日、米政府当局者の話として、
 北朝鮮は1億ドルの燃料支援のほか、米朝両国間の外交関係の樹立、
 国連制裁の解除を求めていると報じている。

   (iza!)


六者協議で
「北朝鮮の核廃棄に向けた初期段階措置」とやらが
俎上にのぼっております。

単純に整理すると、

 <北朝鮮>

 寧辺の実験用黒鉛減速炉などの
 5カ所の核関連施設の稼働停止・閉鎖を2カ月以内に行う

 <日米中韓露>

 北朝鮮にエネルギー援助を開始

この外交取引というわけですね。

まあ、この措置は「初期段階」などと銘打っているわけで
この後の本格的取引、
つまり米国の金融制裁の解除、
日本の制裁解除、中韓による大規模援助再開、
こういうのを念頭に置いているのでしょう。

どういう結果になるのか予断は許しませんが、
この「初期段階」の外交取引に関して、
メルマガ「モーニング・コリア」の2月2日号に
興味深い解説が載っていたので引用しておきます。


◇【北朝鮮】北、寧辺核施設凍結しても核兵器は放棄せず

 北朝鮮は北核6者会談で
 戦略的価値が減少した5メガワット級原子炉など、
 寧辺核施設は交渉カードとして活用するだろうが、
 核兵器計画で得た10個余りの核兵器や
 プルトニウムは放棄しないだろうと、
 アメリカ国内の韓半島専門家が31日展望した。

 クリントン政府とブッシュ政府初期の国務省対北朝鮮特使を務めた、
 ジャック・プリチャード韓米経済研究所(KEI)所長はこの日、
 ワシントン特派員懇談会で
 北朝鮮は核兵器計画の施設に対する交渉と、
 核兵器計画の結果のプルトニウムおよび核兵器に対する交渉を
 区分して協議に入るだろうとして、このように主張した。

 プリチャード所長は
 「寧辺原子炉で抽出したプルトニウムから
 既に10個余りの核兵器を持っている北朝鮮に、
 核兵器1、2個をさらに持つことは重要ではない」とし、
 北朝鮮が寧辺核施設凍結を示唆したという観測が出されているのは、
 「戦略的価値が減少した寧辺核施設を
 交渉カードに使おうとするものだ」と分析した。

 彼は「寧辺核施設は、
 単に1年に核兵器1個を作れるプルトニウムを生産できる程度で、
 品質に対する疑問もずっと提起されてきた」として、
 「北朝鮮は米国から経済的利益を得られるなら、
 寧辺核施設凍結問題で協議に入り、
 成功すれば、北朝鮮としては上出来の取引だ」と明らかにした。

 彼はしかし
 「北朝鮮は核兵器やプルトニウムに対しては
 絶対に放棄しないようだ」との見通しを示した。

    (モーニング・コリア 2007/02/02)


だそうです。

つまり、

 <北朝鮮>

 戦略的価値が減少した核関連施設の稼働停止・閉鎖

 10個余りの核兵器はそのまま。

 <日米中韓露>

 北朝鮮にエネルギー援助を開始

と、こういう取引になるわけですね。

日本はこれに明確に反対すべきでしょう。
ここで手を打たなければならない必要性など日本にはありません。
現状の困窮に頭を抱えているのは北朝鮮であって
日本が譲歩する必要はないでしょう。

日本が解決すべきは核と拉致であり、
「肝心の核兵器はそのまま」「拉致には言及せず」、
これで譲歩なんざ冗談じゃねえよという感じですね。


メルマガ:モーニング・コリア







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コメント

六者協議の合意文書

安倍首相の国会答弁が、どのように転がるのか、見ものです。キム主席代表の笑顔が大変気になりました。

合意文書は日本を除く4ヶ国で経済支援を行うとなっているようなので、この段階で北朝鮮の「約束違反」を主張する根拠はないように思います。求められたとしても、北に直接やらずに中国に貸しを作る形での間接的支援を行いうると思います。

六者と言いつつ、事実上日朝で事務が行われることが前提であるという麻生外相の認識が唯一の光明です。

  • 2007/02/13(火) 21:15:58 |
  • URL |
  • クマのプータロー #-
  • [編集]

なんだか・・

六者協議、なんだか結果が出たようですね。

明日にでも書こうと思いますが
今、ざっとニュースの見出しだけ見ても
「米国・金融制裁解除」とか書いてますね~。
おいおい、マジかよって (ーー;)

  • 2007/02/14(水) 02:38:11 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

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