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中国:国力の拡充と大型空母建造計画


  アドミラル・クズネツォフ.jpg


中国、超大型原子力空母の建造を推進

 中国が超大型の原子力空母の建造を進めていることが、
 27日初めて明らかになった、とハンギョレ新聞が報じた。

 同紙によると、中国の軍事問題に詳しい消息筋はこの日、
 中国共産党の内部資料を根拠とし、
 中国が4万8000トン級の通常型空母の建造計画である、
 「085工程」とともに、
 9万3000トン級の超大型原子力空母の建造計画、
 「089工程」を進めていると伝えたという。

 中国が通常型空母の建造を進めていることは
 これまでにも知られていたが、
 超大型の原子力空母の建造まで進めているということは
 知られていなかった。

 この消息筋が根拠に挙げた資料には、
 中国中央軍事委員会が最近、
 2つの空母建造計画を認めたという事実とともに、
 それぞれの空母の主要諸元が具体的に記載されている。

 この資料には、原子力空母の建造計画である「089工程」は
 2020年を目標年次とし、
 30万トン級のタンカーを建造できる能力を有している、
 「国営中国船舶工業集団公司」上海チャンナン造船所が
 設計と建造を担当しており、
 その規模は旧ソ連の未完成の原子力空母、
 「ウリヤノフスク」級になることが明記されている、と同紙は報じた。
 中国はロシアから「ウリヤノフスク」の設計図を
 秘密裏に購入したといわれている。

 この原子力空母が完成すれば、
 中国は最近訓練のため釜山港に入港した、
 米国の最新型原子力空母「ロナルド・レーガン」
 (ニミッツ級、9万7000トン)に迫る規模の
 空母を保有することになる。

 同紙は「この資料は通常型空母の建造計画である“085工程”を、
 “089工程”実現までの“過渡期”と位置付けている。
 2010年に完成予定の通常型空母は標準排水量4万8000トン、
 満載排水量6万4000トンの中型空母で、
 中国が昨年12月に実戦配備した戦闘機「殲10」を
 30機から40機搭載できる」と報じた。

   (朝鮮日報)


中国の空母配備が近いことは
これまで幾つかのニュースで報じられています。

進む中国軍近代化 艦上戦闘機調達へ露製50機
 空母計画に関連か

中国:「空母」「宇宙」で国威発揚
 解放軍首脳、軍事技術に自信 全人代

具体的なスケジュールとしては、
2010年までに初配備となるそうですが、
これがウクライナから買い取った旧ソ連の「ワリヤーグ」の改造型なのか、
それとも純然たる国産空母なのかはいまいち不明です。

ただ、上記の韓国ハンギョレ新聞のスクープや
他の報道などを総合してみると、
ワリヤーグ以外に国産の中型空母をすでに建造中であり、
ワリヤーグ+国産中型クラス2隻で
3隻セットの艦隊を構成する意向のようですね。

おそらく国産の方の2隻は
排水量からするとワリヤーグと同型タイプでしょう。

で、このスクープ記事を見て驚いたのは
中国海軍は4万8000トン級の中型クラス以外にも
大型の原子力空母の建造を計画していることです。

  この資料には、原子力空母の建造計画である「089工程」は
  2020年を目標年次とし、
  30万トン級のタンカーを建造できる能力を有している、
  「国営中国船舶工業集団公司」上海チャンナン造船所が
  設計と建造を担当しており、
  その規模は旧ソ連の未完成の原子力空母、
  「ウリヤノフスク」級になることが明記されている、と同紙は報じた。
  中国はロシアから「ウリヤノフスク」の設計図を
  秘密裏に購入したといわれている。

建造計画は「089工程」というそうですが、
この種の数字の付け方は中共の癖で、
おそらく1989年に計画が始まったという意味でしょう。


さて、驚くべきニュースではありますが、
ある意味、当たり前といえば当たり前なのかもしれません。

中国の国家戦略は、

◇短期:台湾の併呑

◇中期:アジアでの覇権の確立、日本を従属

◇長期:世界の覇権国家へ、米国との対決

この3段構えになってますが、
中長期的に見るならば
空母を中心とした艦隊の創設は当然でしょうし、
年々増大する国防費の後押しがありますから
作らない方が不思議と言えるでしょう。

私は思うのです。
中国の軍政家ほど楽しい商売はないのではないか、と。

国家は遠大な目標と志を掲げ、
覇権の拡大に日々邁進し、
富国強兵が当たり前の発想となっている。

その中で軍人は
国家の覇権と数千年の栄光の歴史を取り戻すべく、
自由や人権などクソ喰らえで
眼前の敵を粉砕することだけを考えてればいい。

また、年々軍事費は拡大し続け、
あれも買い、これも作り、
ロシアから戦闘機と戦車をごっそり買い付け、
イスラエルからは航空技術を受け取り、
人工衛星をミサイルで破壊し、宇宙にゴミをまき散らし、
あげくは大型空母も建造するとのこと。

中国軍の軍政トップは国防相の曹剛川ですが、
まあ、毎日が楽しくてしょうがないでしょうね。
何の制約もなく発想し、何の束縛もなく金を盛大に使い、
日本のように財政赤字やらGDP1%やら
専守防衛・非核3原則・武器の不輸出で縛られることもない。
うるさい野党や脳天気な市民団体もいないし、
アホな左翼新聞も存在しない。
これほど楽しい商売は存在しないでしょう。

まあ、冗談はともかくとして
中国海軍の空母配備計画は
彼らの国家戦略と年々拡大する国力からすれば
当たり前の結論です。

彼らは歳月を経るに従い、
米軍もどきの巨大軍隊へと変貌していくでしょう。

彼らの国力増大が止まらない限り、
それは必然の流れと言えます。



関連資料リンク

ついに空母一番艦が就役へ 着々と海軍力を増強する中国

台湾週報:国防部が衛星写真公開
 中国に「空母配備の意図あり」と指摘

ウリヤノフスク級航空重巡洋艦(原子力空母)


関連過去記事

中国:空母の就役間近?・・「ワリヤーグ」の改修工事は最終段階







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コメント

空母の要

089行程の大型空母には蒸気カパタルトはついているんでしょうか?

いろいろな軍事機密が漏れています。ついていても不思議はありません。アメリカ以外の空母にはこれがついていませんでした。もっとも、こんな大きな空母を何処の国も造ってはいませんが・・・。

中型空母では、空母機動部隊にどんな艦載機を持ってくるんでしょう?
ハリアーやフォージャー以後、VTOL機が新たに開発されたことは寡聞にして聞きません。

  • 2007/03/31(土) 20:59:09 |
  • URL |
  • クマのプータロー #-
  • [編集]

カタパルトと艦載機は・・

> 089行程の大型空母には
> 蒸気カパタルトはついているんでしょうか?
>
> 中型空母では、
> 空母機動部隊にどんな艦載機を持ってくるんでしょう?

まず、中型の方から言いますと
ウクライナから買い取ったワリヤーグは
旧ソ連の「アドミラル・クズネツォフ級」ですし、
他の2隻がこれと同タイプになるのなら、
蒸気カタパルトはついてません。
スキージャンプ台から離陸します

こいつの一番艦はロシア海軍が保有してますが
それの艦載機はSU-33とヘリが40機程度です。

ちなみにSU-33とは例のSU-27フランカーの艦載機タイプで
これを中国はロシアから50機ほどすでに輸入済みです。

次に大型艦の方ですが、
ロシアから「ウリヤノフスク級の設計図を購入した」となってますので、
それと似たようなタイプなのでしょう。
ウリヤノフスク級は旧ソ連では未完で終わりました。

本級は蒸気カタパルト装備なのですが、
果たして中国海軍がこれを開発できるのか?
旧ソ連でも蒸気カタパルトの技術自体は保有していたので
これをロシアから導入する可能性はあるでしょう。

ウリヤノフスク級の艦載機は
SU-33戦闘機とSU-25攻撃機、
それに対潜ヘリ・早期警戒ヘリを加えて
70機の予定でした。

よって、中国の「089工程」大型空母は
カタパルト装備の可能性有り、艦載機は70機ほど、
ということになります。

  • 2007/04/01(日) 02:43:47 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

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