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ウォルフォウィッツと世銀問題


      TKY200704130263.jpg


「世銀総裁は規定違反」特別委員会が判断

 世界銀行のポール・ウォルフォウィッツ総裁が
 交際相手の女性を優遇したとされる問題を
 調査していた特別委員会は7日、
 総裁が内部規定に違反したとの判断を示した。
 関係筋が匿名を条件に明らかにした。

 委員会はここ数週間にわたる検討結果を報告書を取りまとめ、
 7日に総裁に送付した。
 報告書は外部には非公開のため、
 関係筋は内容の詳細を明らかにしなかった。

 ウォルフォウィッツ総裁をめぐっては、
 米国防省から世銀入りしたケビン・ケレムス総裁顧問の
 特別待遇も問題視されていた。
 ケレムス顧問はこの日、辞意を表明した。

 世銀理事会は近く、
 ウォルフォウィッツ総裁の処分を決める見通し。
 現在広範囲の懲戒処分を検討しており、
 総裁を解任する可能性もある。

   (CNN)


この問題、あまり関心も持っておらず、
これまで報道の上っ面のみを見ていました。

イラク戦争を主導した元国防次官のウォルフォウィッツだけに
日本のマスコミ論調も「情実人事」「世銀内部で反発」などと
そっけなく報じるばかりでした。

しかし、今日の「SAFETY JAPAN」に
産経の古森さんがこの問題の論評を載せていまして、

世界銀行の伏魔殿ぶり

むしろ、腐敗した世銀を改革しようとするウォルフォウィッツと
それに反発し既得権を守ろうとする世銀職員という構図も
見えてきました。

このうちの一部を引用します。


 こうした実態を見てくると、
 ウォルフォウィッツ氏の「情実昇給疑惑」も印象が異なってくる。
 しかも米側では同氏にとっては
 政治的に敵にあたる民主党側からも擁護論が出てきた。

 カーター政権下で国連大使を務めた、
 アンドリュー・ヤング元アトランタ市長が
 ワシントン・ポストの4月30日付に
 「世界銀行にとって適切な男」という題の寄稿論文を載せ、
 ウォルフォウィッツ氏を全面的に擁護した。
 「もし欧州各国が同氏の国防副長官としての言動への報復のつもりで、
 今、氏を非難しているとすれば、大きな間違いだ」とする同論文は、
 同氏のアフリカでの貧困や
 疫病の追放作戦への高い評価を表明していた。

 この評価に呼応するかのように
 ナイジェリアの腐敗追放にあたる、
 「ナイジェリア経済金融犯罪委員会」のヌフ・リバヅ委員長が
 ニューヨーク・タイムズ5月1日の寄稿で
 やはりウォルフォウィッツ総裁への支持論を発表した。
 ナイジェリア人のリバヅ氏は
 「ウォルフォウィッツ氏はなぜ留任すべきか」という題の寄稿論文で、
 同総裁の主唱による最近の世銀の汚職追放運動が
 ナイジェリアの汚職追放に大きく貢献した実態を詳しく発表した。

 同じアフリカでは
 ガーナ出身の経済学者ジョージ・アビテイ氏が
 ウォールストリート・ジャーナル5月4日付への寄稿で、
 世銀によるこれまでのアフリカへの経済援助の巨大な部分が
 汚職により浪費された実例をいくつも挙げて、
 ウォルフォウィッツ総裁の腐敗追放活動を歓迎していた。
 この寄稿論文は、同総裁がもし今回の事件で駆逐されれば、
 せっかくの腐敗追放の活動がまた無に帰すだろうとも述べて、
 「世銀での真のスキャンダルとは、
 ウォルフォウィッツ氏のいわゆる情実昇給疑惑により、
 今、世銀で緊急に必要とされている内部の腐敗追放作業が
 阻まれてしまうことである」と断じていた。

 世銀内部の情実人事や不透明性の代表例としては
 ウォールストリート・ジャーナル5月1日付のコラム記事が
 中国人の章晟曼氏のケースを伝えていた。
 章氏は2004年ごろまで世銀の専務理事だった。
 同氏は当初は中国政府を代表する理事として世銀に入り、
 当時の総裁のウオルフェンソン氏に気に入られ、
 副総裁から専務理事へと抜擢された。

 だがこのコラム記事によると、章氏の夫人も世銀勤務で、
 当初は年収5万2000ドルの「レベルD」の職員だったが、
 きわめて短期間のうちに
 年収12万3000ドルの「レベルGG」へと昇進してしまった。
 今のウォルフォウィッツ総裁の例に比べれば、
 ずっと露骨な「情実昇給」だというのである。

   (SAFETY JAPAN)


これを見ていると
迂闊に日本の大手マスコミ論調なんて信じていると
世界が見えなくなるな、と改めて思いました。

まあ、古森さんの記事自体も一つの価値観の主張であり、
それに100%寄りかかるつもりもありませんが、
こういう別な観点からの記事は実に貴重ですね。





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コメント

それでもウォルフォウィッツ

「夫人」よりは「愛人」の方が有能な場合が多いです。特にウォルフォウィッツのような立場の人間に近づくには「色仕掛け」だけでは難しいですから・・・。

  • 2007/05/10(木) 21:42:47 |
  • URL |
  • クマのプータロー #-
  • [編集]

女難の相?

これを見ていて思うのですが、
人間、なにか事をなそうと思えば
隙を作ったら駄目ですね。

女難の相なのかどうかは知りませんが、
ウォルフォウィッツの改革も
とんだところで足元をすくわれました。

  • 2007/05/10(木) 23:47:52 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

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