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政府、対中ODA再開を決定・・740億円の媚態

中国への円借款740億円決定、中川農相は異議

 政府は6日午前、
 政府開発援助(ODA)の重要案件を協議する、
 海外経済協力会議(議長・小泉首相)を開き、
 2005年度中の閣議決定を見送って
 “凍結”していた中国向け円借款の実施を決めた。

 新規供与額は、前年度比約120億円減の740億円程度。
 中川農相は「なぜ中国に援助を再開するのか分からない」
 と異論を唱えた。
 政府は与党の了解を得た上で、9日にも閣議決定する。

 会議では、08年の北京五輪までに
 対中円借款の新規供与を終了することも再確認した。
 05年度分の供与額は、
 「いきなり大幅に減らすと、中国側の反発も大きい。
 08年度にゼロにするため、徐々に減らすのがいい」
 (外務省幹部)との判断で決定した。
 04年度分は859億円だった。

   (読売新聞)


どの政策案件にもプラスの部分とマイナスの部分があって
一面的に物事を見ちゃいけないと常々思ってるけど、
この「対中ODA再開」に関しては
どういう角度で検証しても馬鹿げているとしかいいようがない。

感情論や倫理・道義論を離れて、
単純に国益論の観点から見ても
どう考えても無益としかいいようがない。

昨今の日中関係の悪化は
明確に中国の反日指向や国勢拡張路線の結果であって、
日本側の責任ではない。

「靖国」が原因だなんて言ってる輩は
よっぽどのお人好し。
内政干渉を内政干渉と言わずに
あたかも相手の論法に分があるかのように言う連中は
対中ボランティアの無償奉仕でもやって
ゴビ砂漠の緑化にでも人生を捧げればいいさ。

日本は中国からどんな譲歩を引き出したのか?
東シナ海のガス田、領事館員の自殺事件、
そして過日の反日暴動。
彼らは何にも譲歩してない。
で、こっちは一方的に譲歩。

この手の譲歩路線の弊害は
いい加減に認識されてきたと思っていたのだが・・。
相手の驕りを呼ぶだけで何の実益も無し。
これが戦後対中外交の最大の失敗だというのに
いまだに同じ路線を踏襲し続けている。

保守系人士からは
ODAの当局者たる外務省を罵る声が多いけど、
この件に関しては最終責任は首相にある。
首相が拒否すればそれまで。
だが、彼は賛成に回っている。

中国の発展は日本にとっても望ましい=円借款で首相

世評の中には、
首相を「対中強硬派」と位置づける人もいるが
この認識は甘いと思う。
彼の対中外交の特徴は単に定見が無いに過ぎない。

あの反日暴動の後にも
彼自身は中国に謝罪を求めようともせず、
直後のバンドン会議での日中首脳会談では
胡錦涛の反日の罵詈雑言にろくに反論もしなかった。

ただ、首相が唯一硬骨だったのが「靖国」に関する部分で、
中国が一方的に首相の参拝を攻撃したために
結果的に首相を反中サイドに追いやったというのが
実際のところだろう。

これは、ある意味、中国の敵失で
作らないでいいような敵を作ったようなもの。
彼らの外交戦略の明白なる失敗。

首相は中国の経済成長を

  日本にとってもチャンス

などと言ってるが、
本気で言ってるのなら政治家を辞めた方がいい。
外交感覚が無いのなら
どこかの自治体の知事にでもなればいい。
それが器量相応。

中国の成長は、
短期的には日本に商利をもたらすかもしれないが、
長期的には仮想敵の勢力拡大につながるだけ。
象徴的な光景が
あの東シナ海の日中中間線沿いに並んだ中国の油田群。
さらに日本に矛先を向けた中国軍の核弾道ミサイル。

かの国の成長が止まることこそ、
日本の国益につながることは明白で
首相もよくぞ脳天気なセリフを吐いたもの。
後世の歴史家の評が聞いてみたいもの。
いっぺん、世界史の本でも読み直せばいいよ。


さて、上記ニュースのODA再開に対して
中国側の反応はというと・・・


【中国】日本の対中円借款凍結解除に「『重視』では不足」

 中国外交部の劉建超・報道官は6日の記者会見で、
 日本政府が凍結していた2005年度分の対中円借款を
 前年度より14%減額して実施すると決定したことについて、
 「日本の一部の人間が非常に敏感な問題にしてしまったのであり、
 こうした手法は日中の双方にとって不利だ」と述べた。

 劉報道官は「日本の対中円借款は本来、
 日中関係を積極的に推進する要素のひとつだった」と述べた上で、
 「日本がこれを外交上の駆け引きの道具としている」と批判。

 さらに、「我々はこうした状況を望んでいない。
 日本側が日中関係を重視して
 凍結解除を決定したと表明していることは好意的に受け入れるが、
 我々としては『重視』ではまだ足りないと考えている」と述べ、
 「日本に対して関係改善と発展のために誠意ある態度を示し、
 具体的な行動をとる必要がある」として、
 小泉純一郎首相などの靖国神社参拝中止を暗に求めた。

   (中国情報局)


な~んて、言ってるわけですね。

感謝されるどころか、

  「日本がこれを外交上の
  駆け引きの道具としている」と批判。

ってなわけです。

正直、これで怒らなきゃ日本男児にあらず、と
言いたくなります。

まあ、日中関係を達観しますと
私は外交は国益追求のためにやるものだと思ってるので、
その意味では、その時々の情勢によって
日本の外交路線が「親中」になったり、
「反中」になったりするのが当然だと思ってます。

要は日本が最善の外交路線を
シビアな政略眼で自主的に選択すればいい。
「親」も「反」も状況次第で使い分ければいい。
盲目的な親中も、感情的な反中もいらない。
論理的な選択の結果の「親」であり「反」であればいい。

米国などは中国に対して
彼らは自らの世界戦略を遂行する必要上、
短期的には中国と妥協することを選択し、
長期的には中国を脅威と認識し、
封じ込めることを狙っている。

しばしば、米国の対中アプローチが
硬軟2つの路線に
分裂してるかのように思えるのはこのためで、
これは短期的な戦術と長期的な戦略の差に過ぎない。

一方の日本は、世界戦略など考える必要がない以上、
また、遂行する能力が無い以上、
純粋に東アジアと西太平洋の安全保障の観点から
対中問題を捉えればいい。

結論としては、中国の勢力拡大の封じ込め。
これが最善の策だろう。
よって現在の情勢下では「反」をとればいい。
そして同盟国たる米国をその方向に誘導すればいい。

一番いけないのが「媚中」です。
これが一番くだらない。
外交上の「親中」とは手段としての友好路線であって
友好それ自体が目的ではない。
ましてや土下座路線などではない。
意味もなく無益に媚態を含むのは相手からなめられるだけ。

仮に日本が「親中」路線を選択したところで
中国から非礼な言動を受ければ
猛然と批判し、関係をこっちから凍結するのが当たり前。
そうでなきゃ国益なんか守れるかよ。
米つきバッタじゃあるまいし。

冒頭のニュース中の外務官僚のコメント、

 「いきなり大幅に減らすと、中国側の反発も大きい」

これなんぞ「媚」の最たるもの。
反発もへったくれもない。
これは村社会の人間関係ではない。
反発されようが知ったことではない。
日本国政府は中国人の福利厚生のために存在しているのではない。

また反日暴動が起きれば
困るのは胡錦涛政権であって日本ではない。
勝手に暴動の嵐の中で政権を弱体化させればいい。

幾多の外交案件において中国が譲歩の姿勢を見せなければ、
こっちも譲歩しないのは当然のことで、
ODAを凍結どころか、
この時点で全廃にするぐらいが当然の措置。

日本の政治家や外務官僚に関して思うのだけど、
彼らには

  中国に圧力をかける

という発想が皆無なのは驚かされる。

媚態を含むか、口で反論するかの2つしかなくて
積極的に圧力をかけるという発想がない。

この人たちは自分自身の政治能力に
疑いを抱いたことはないのかね?



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テーマ:中国問題 - ジャンル:政治・経済

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