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韓国:南北縦断鉄道試運転での幕間狂言・・・左派の天下宣言


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韓国の対北姿勢 核、ミサイルより鉄道か

 韓国と北朝鮮の間で、
 分断されたままになっていた鉄道の連結が実現し、
 その試運転が行われた。
 韓国政府が金剛山観光開発や
 開城工業団地建設などとともに進めてきた対北交流・支援事業の一つで、
 韓国側では派手な祝賀行事が行われ
 「歴史的な成果」として大いにたたえられている。

 この南北鉄道連結事業に
 韓国政府はこれまで5454億ウォン(約700億円)を投入した。
 韓国から機械や資材などを持ち込み、
 北朝鮮側の線路や駅舎まで造ってやったという。
 一部ではロシアや中国の鉄道との連結による、
 韓国からユーラシア大陸を横断する鉄道輸送、
 鉄道旅行の夢が早くも語られている。

 しかし、そのためには北朝鮮内の老朽化した鉄道の再建が先決で、
 それにはさらに最大8兆ウォン(約1兆円)の
 資金が必要との試算が出ている。
 今回の鉄道連結についても北朝鮮は、
 北に「南の風」が吹き込むことを警戒し消極的だった。
 その結果、韓国からの食糧や
 軽工業原材料の支援提供を見返りにやっと試運転に応じた。

 韓国は2000年6月の金大中・金正日首脳会談の後、
 対北和解・交流・協力事業と称して
 膨大な資金や物資を北朝鮮に支援してきた。
 ところが北朝鮮はこの間、
 周知のように核開発やミサイル開発に熱を上げてきた。

 韓国が食糧など生活物資や鉄道など、
 社会的インフラ支援を続けてくれたおかげで、
 北朝鮮は核開発など軍備強化に専念できたというわけだ。
 人民軍創建記念日の先月25日、
 平壌の金日成広場で行われた大々的な軍事パレードは
 それを物語っている。
 この軍事パレードには新型の中距離弾道ミサイルも登場している。

 鉄道連結そのものは悪いことではない。
 いずれは北朝鮮の民生経済、
 ひいては南北統一後の経済再建にプラスとなろう。
 もちろんその統一コリアとは、
 国際社会から信頼される非核・非独裁体制でなければならない。

 国際社会として気になるのは、
 祝賀ムードの韓国で北朝鮮の核保有や軍事独裁体制のことが
 忘れられているようにみえることだ。
 支援・協力をテコに、
 北朝鮮に核放棄や独裁体制緩和を迫る方法はないのか。
 これは国際社会に対する韓国の責務である。

   (iza!)


先日、韓国~北朝鮮間で
南北縦断鉄道の京義線・東海線が試験的に連結され、
試運転の祝賀行事が行われました。

この路線連結に関しては
過去記事でも書いたことがありますが、

朝鮮半島南北縦断鉄道:京義線と東海線・・統一ムードと金づる

南北縦断鉄道の破談・・北の「軍事的脅威」とは?

去年、北朝鮮の土壇場での反対で
一旦は頓挫した構想でした。

しかし、今回、上記ニュースにもあるように
渋る北朝鮮に対して韓国側が金や資材を大盤振る舞いし、
ようやく同意を取り付け、
数十年ぶりに南北縦断列車が走りました。

このニュースは世界的にも大きく報道され、
親北の盧武鉉政権は鼻高々でした。

ただ、あくまでもこれは試運転であり、
「いずれはシベリア鉄道と連結させ・・」という盧武鉉政権の構想は
遠い未来の夢でしかありません。

さて、この南北縦断鉄道の試運転中に
とんだ幕間狂言が行われ、
韓国の保守系大手紙が激怒しています。
今日はこの話題を。


南北縦断鉄道の試運転に際し、
韓国政府は十数人の名士を来賓として招き、試乗させました。

その主なメンバーは

 ◇李泳禧:漢陽大名誉教授、
 ◇白楽晴:ソウル大名誉教授
 ◇韓完相:大韓赤十字社総裁
 ◇姜万吉:親日反民族行為真相究明委員会委員長
 ◇宋基寅:過去史真相究明委員会委員長
 ◇パク・ヒョンギュ:民主化運動記念事業会理事長
 ◇明桂南:「ノサモ(盧武鉉を愛する会)」元代表

などです。

皆、左翼の世界ではバリバリの大物揃いで
このリストを見ていると
あまりの電波に目がクラクラしそうになります
小物は盧武鉉親衛隊の俳優:明桂南ぐらいなものでしょうか。

それ以外に、盧武鉉お気に入りの
版画家や芸術家・タレントなどもメンバーに入っており、
韓国で言うところの「コード人事」の典型です。

このメンバーの中で一番の大物は
やはり「李泳禧」と「白楽晴」でしょうね。
韓国の左派知識人の中では、この2人は別格です。

特に李泳禧は
盧武鉉政権に対して大きな影響力を持っており、
自らの影響下にある人物や教え子達を
数多く政権内に送り込んでいます。

で、5月17日当日のことです。

列車の旅を楽しんでいた李泳禧に、
一人の人物が近寄ってきました。
北朝鮮側の団長である権虎雄です。

権虎雄は李泳禧に話しかけました。

  「李先生、我々が核拡散防止条約(NPT)を脱退したころ、
  李先生が民族的な善意の主張を行われた。
  私はこれをを印象深く覚えています」

  「李先生のような骨のある方は、今後もずっと執筆活動をなさり、
  書物の形ででも、後世に残していくべきです」

1994年の米朝間の核危機の時に
李泳禧は猛烈な米国批判の論陣を張り、
韓国内の左派・反米ムードを煽り、北朝鮮を擁護しました。

その趣旨は、北朝鮮の核開発は自衛のためであり、
危機を引き起こしたのは米国である、との内容です。

とんだ倒錯した内容ですが、
当時、核開発を巡って米国と睨み合っていた北朝鮮には
韓国内における友軍のような存在だったでしょう。

この権虎雄の謝辞に対して李泳禧は、

  「いや、私が20~30年にわたって指導してきた後輩や弟子が、
  今や韓国社会の主導権を握りつつある。
  私の健康状態を心配することはない」

と答えました。

これ、公開の場での会話です。
なんと、あからさまな左派の天下宣言でしょうか。

私が引退したとて弟子達が後を引き継ぐので
北朝鮮は心配する必要はないよ。
盧武鉉政権は我々が握っている。

この発言に韓国の保守系紙が激怒しました。
朝鮮日報と東亜日報から引用しておきます。


韓国社会を左傾化させる親北知識人・李泳禧氏

 代表的な左派知識人である李氏は、
 かつて北朝鮮の核開発について
 「米国は北朝鮮に対し、何かある、
 何か作っていると言い張っている」と話していた。
 さらに「今や北朝鮮が韓国にとって脅威だとする根拠は失われた」
 という発言もあった。
 北朝鮮が実際に核実験を行った後、
 李氏は自らの発言についてどう説明したのだろうか。

 李氏はまた「北朝鮮の核が問題なのではなく、
 米国の合意違反が問題」とし、
 米国が兵器を売るために、北朝鮮にミサイルや核の問題を
 大きくするようそそのかしていると主張した。
 さらに李氏は韓米同盟の解消を主張し、
 「韓国も北朝鮮と同程度に悪であり、
 北朝鮮も韓国と同程度に善だ」と語った。
 「韓半島(朝鮮半島)の韓国化」に反対し、韓国の軍備縮小とともに、
 在韓米軍も平和維持軍に変えるべきだと提案したこともあった。
 先日、自由主義連帯は李氏を「ニセ知識人」に指定し、
 哲学者で韓神大教授の尹平重氏は
 「北朝鮮に盲従し、客観性を失っている」と批判した。
 しかし金正日総書記にとって、
 李氏はかけがえのない存在だったことだろう。

 盧武鉉大統領は2003年に中国を訪問した際、
 「毛沢東を尊敬する」と発言した。
 毛沢東は当初から金日成の韓国侵略を援助し、
 後に数十万の兵力を送って韓国軍と韓国国民を殺傷した、
 統一の妨害者だった。
 また大躍進運動や文化大革命により、
 中国を混乱のるつぼに陥れた人物でもある。
 そんな毛沢東を大韓民国大統領の尊敬する人物にまで祭り上げ、
 文化大革命と紅衛兵を崇高な存在に美化した張本人が、
 まさに李泳禧氏だ。

 盧大統領は以前、
 自身がたまたま行った親米的な発言がもとで
 李氏からおおっぴらに「無知だ」と批判されたが、
 それに対し何の反論もできないほど李氏に一目置いている。
 また与党系勢力の間でも、
 大統領候補とされるある人物が李氏について「時代の師匠」と評すなど、
 李氏は精神的支柱のような存在だという。
 どうやら李氏の発言のうち、
 「わたしの弟子たちが韓国社会の主導権を握りつつある」
 という部分だけは間違いではないようだ。

   (朝鮮日報)


南北について国民を誤って導いた李泳禧氏の有頂天

 「後輩や弟子が大韓民国を牛耳っている」という李氏の言葉は、
 70年代と80年代、彼の本を読んで意識化した人々が、
 盧武鉉政権で核心的役割を果たしていることを誇っているように聞こえる。
 実際、大韓民国の伝統性やアイデンティティを否定し、
 批判する左派政権の集団意識は、
 李氏の歴史観、統一観、体制観から始まった面が強い。

 李氏は北朝鮮に対し、「新しい国の革命と熱気が天を衝き、
 贅沢に暮らし権勢を享受していた者が一掃された社会」と美化した。
 李氏はまた、北朝鮮住民の実情について、
 「トウモロコシのおかゆだけを食べ」
 「栄養失調でやせ細った」などという言葉は、
 韓国側の権力が国民に注入した固定観念だと主張した。

 金日成に続く金正日世襲専制集団が、2300万の住民の上に君臨し、
 世界のあちこちで豪華な嗜好品を購入して贅沢な暮らしをし、
 多くの餓死住民を見捨てた事実について、
 李氏は一言も発言したことがない。
 このような李氏が民族を心配していると強弁するなら、
 飢え死にし、政治的に弾圧を受けて死んだ北朝鮮住民の魂が
 黙っていないだろう。

 李氏は、南北社会を誤って評価し、多くの若者を誤って導き、
 国家アイデンティティを揺さぶったことに対し、後悔する様子がない。
 それどころか「後輩と弟子が韓国社会を牛耳っている」と喜んでいる。
 李氏が犯した過ちを一つ一つ取り上げる時が来た。

   (東亜日報)


保守系両紙の歯ぎしりが聞こえてきそうな文章です。

朝鮮日報の記事に、

  盧大統領は以前、
  自身がたまたま行った親米的な発言がもとで
  李氏からおおっぴらに「無知だ」と批判されたが、
  それに対し何の反論もできないほど李氏に一目置いている。

と書かれてますが、
これは盧武鉉が大統領就任後の訪米時に、

  「53年前の朝鮮戦争の時に、
  米国が助けてくれなかったなら、
  わたしは今ごろ政治犯収容所にいたかも知れない」

  「米国に発つ前までは、
  知識として(米国に対する)好感を持っていたが、
  時間が経つにつれ、気持ちで好感を持つようになった」

  「米国は南北戦争や第2次大戦などで
  自由や人権といった普遍的な価値と民主主義を掲げて勝利した。
  米国は非常にうらやましいかぎりの良い国」

などと、初訪米に浮かれていたのか、
珍しく米国を誉める発言を連発した時のことです。

これが「師匠」の李泳禧の癇にさわったようで、
李はテレビ番組の討論会で、

  「盧大統領は愚かだ」

  「盧大統領の姿勢はかなり危険だ。
  盧大統領が米国で見せた態度は、
  田舎の人が『自分は分かっている』と思いこんで行動し、
  後で身動きがつかなくなるのと同じだ」

  「米国に接待され、前後不覚の状態に陥ってしまったらしい」

と罵倒しました。

これに対して
反論好きの盧武鉉が珍しく沈黙を守り、
両者の上下関係がハッキリしました。

盧武鉉大統領の対米認識と「振り子運動」

とまあ、こういう李泳禧などという電波左翼が
盧武鉉の師匠筋というわけで
この政権の政治的見識がどの程度のレベルかが推察されます


北朝鮮の核問題が進展を見せない状況で
盧武鉉政権は北朝鮮に対する経済援助を再開し始め、
その一環として南北鉄道連結を行ったことに
韓国の保守層は危機感を強めていた矢先での
とんだ列車内での幕間狂言でした。

政権を観念論の化け物のような左派が壟断し、
それをあろうことか北朝鮮の高官に向かって得々と自慢する。

  「政権は私の弟子達が握っている」

そりゃ、韓国の保守層も怒って当然でしょうね。
彼らにとっては屈辱的な出来事だったでしょう。



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コメント

価値判断

日本のマスコミ各社も大々的に報道していましたな。

報道する、しないは各社の価値判断で宜しいのですが、さほど重要なニュースとは私には感じられません。これが各社横並びでしかもトップニュースなんて、嫌気がさしてしまいます。普段日本語情報は参考程度でスルーしているのですが、この惨状はチクッと一言言いたい気分にさせてくれます。

こんな事より重要な国内ニュースが必ずあるはずです。

  • 2007/05/22(火) 18:24:54 |
  • URL |
  • クマのプータロー #-
  • [編集]

シベリア越えて~♪

南北縦断鉄道の連結は
まさに朝日的な詩心をくすぐるニュースだったんでしょう。

盧武鉉政権がこれを大いに宣伝するのもよく分かります。

 ♪ 南北が共に相和し、
   鉄道によって一つに結ばれ、
   レールは国境を越えて半島を縦断する
   行く手はシベリア、露都モスクワ ♪

実に左翼的ロマンスをくすぐる「いい話」です(笑)

  • 2007/05/24(木) 00:13:27 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

シベリア越えて~♪・・・は可笑しい。ケイさんのブログは真面目なんだけど、このユーモアにほっとします。

  • 2007/05/26(土) 03:39:59 |
  • URL |
  • Mrs. Lindsay #-
  • [編集]

たまに自分で自分にタガをはめとかないと、
ブログがおちゃらけ路線に走りそうになるので
自戒しています(笑)

  • 2007/05/28(月) 00:46:06 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

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  • 2008/10/12(日) 16:39:58 |
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