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国会、重要法案を取りこぼし・・海洋権益法案など

国会の重要法案取りこぼしのニュースを2つ。


国益より党利党略

 今国会の会期延長が見送られたあおりで、
 自民、民主両党がそれぞれ提出していた、
 海洋権益の確保にかかわる3法案の
 継続審議が6日、固まった。

 3法案は、日本の排他的経済水域(EEZ)での
 中国や韓国による海洋調査を取り締まるための
 根拠法となるはずだった。
 次期国会まで「外交当局は中韓両国を相手に
 丸腰の交渉を余儀なくされる」(法案提出者の一人)事態で、
 国益よりも首相官邸や自民、民主の党利党略が
 優先された格好だ。

 自民党が提出した,
 「海洋構築物に関する安全水域設置法案」は、
 海底資源の試掘の際につくる「やぐら」の
 半径500メートル以内を安全水域とし、
 不法侵入に罰則を科す内容。
 一方の民主党は、国の責任で海底資源の開発を行う、
 「海底資源開発推進法案」と、
 外国人が日本のEEZ内で行う天然資源の探査を禁止する、
 「天然資源探査・海洋調査に関する権利行使法案」の
 2法案を提出している。
 いずれも中国や韓国との海洋権益争いで、
 日本の権利を主張するための重要なカードとして
 政府を後押しする効果が期待されていた。

   (産経新聞)


重要法案、軒並み継続審議 海洋権益法案まで…

 小泉政権最後となる通常国会は、
 小泉純一郎首相が会期延長をかたくなに拒否し、
 自民、公明両党が重要法案の成立を軒並み見送ったため、
 法案の成立率も低調な結果に終わりそうだ。

 与党は教育基本法改正案など、
 政府提出の10法案について今国会での成立を断念。
 議員立法でも、憲法改正手続きを定めた国民投票法案や
 海洋権益法案など継続審議のオンパレードとなっている。
 
 与党は、今国会で提出された政府提出法案、
 (提出予定の防衛「省」昇格関連法案を含む)のうち9法案と、
 前国会からの継続案件である、
 組織犯罪処罰法改正案の成立を見送る。
 この結果、政府提出法案のうち成立が見込めるのは82法案で、
 成立率は91%となる見通しだ。
 郵政民営化関連法案の審議で混乱した、
 昨年の84%を上回ってはいるものの、
 小泉政権下の平成15年(97・5%)、
 16年(94・5%)に比べると低い。

 【今国会で成立が困難な法案】

 ・道州制特区推進法案

 ・組織犯罪処罰法改正案

 ・少年法改正案

 ・信託法案

 ・信託法整備法案

 ・感染症法改正案

 ・ねんきん事業機構法案

 ・国民年金法改正案

 ・教育基本法改正案

 ・国民投票法案(議員立法)

 ・海洋権益法案(同)

 ・防衛「省」昇格関連法案(提出予定)

   (産経新聞)


こういうのを見てて思うんだけど、
確かに「党利党略」と非難する気持ちは分かるけど、
それ以前の問題として、
なんで国会って「会期」なんてものがあるわけよ?
通年主義でやれよって。
一年中、開いてればいいことだろ。

そもそも、この速度重視・効率重視の時代にだよ、
なんで国会に「会期」なんてものが存在するの?
やってる本人は長年の慣習で
こういうのが当たり前だと思ってるのかもしれないけど、
それは思考が習慣の奴隷になっているだけ。

私はここらへんの会期とか
1年に提出される法案の数なんて知らないけど、
「採決の上、否決されました」ってのはいいよ。
問題は、会期の日数が足らないからって
審議すら出来ない法案。

そもそも疑問に思うのだけど、
現在の国会の会期日数からして
年に何個の法案だったら余裕でクリアできるんだろう?
いわば国会の「処理能力」だね。

仮にそのクリア可能数を100個として、
たとえば国家・国民のために重要な法案が
もし、年平均150個提出されたとして、
議員諸君は現行の「会期」なんていう形態を維持して
みすみす残り50個を取りこぼしていくわけ?

今の国会の審議システムを絶対と思っちゃいけない。
あくまでベースは「年中無休主義」で
そこから何月と何月は休みにしましょうという発想が望ましい。
はなっから「会期です」「何日限定ね」なんて
決める発想の方がおかしい。

あるいは、今の会期制を改良するならば、
会期の日数をあらかじめ限定するのではなくて、
全ての提出法案の審議が終わるまで
国会は閉会できない、としたらどうだ?

「あ~やっと全ての法案が片付きました。
これでめでたく閉会。パチパチ(拍手の音)」
ってな感じでさ。

それが現行のシステムだと
「はい、時間です。ハイ、ここで終わり」なんて、
あんたら、受験の試験官かよって。

まあ、なにはともあれ、
議員が地元で選挙活動したいから
それ相応に休みたいってのも分かるけど、
これだけスピード重視の時代で
これだけ重要法案を取りこぼすなんざ恥を知りなさいよ。

「海洋権益法案」も重要だけど、
それ以上に重要なのが君らの頭の切り替えだよ。

議員だって生き物だから
盆と年末年始ぐらいは休みを取ってもいいよ。
でも、あとは職務を果たしなさい。

取りこぼしなんて恥だと思いなさいよ。
君らは政治のプロだろ?
取りこぼしてどうするよ。


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コメント

思うに

国会開催期間は議員に特別経費が別途支給されるんでしたっけ? 会期性なのは経費が掛かるからと思ってましたが。。。
議員内閣制をとっている以上、政党政治は避けられないわけで、国民へのアピールを考え党利優先に走りやすのでしょうね。でもって国益は二次的。今どき国益を考えている議員っているのでしょうか。媚中、親韓もいいのですが、国益を考えたうえにして欲しいものです。まず議員に愛国教育をしたほうがいいのではと思います。近隣諸国の脅威を前に選挙のさいには候補者の愛国心についてもチェックしなければ。

竹島問題、尖閣諸島問題をかかえ、海洋権益法案は今会期中に成立させてほしかった。小泉さんの国益に対する認識が薄いのでしょうね。
討論と妥協を通じて統一国家意思を形成するのが国会の場なのに、議員にそんな気配が感じられない。残念。

  • 2006/06/09(金) 21:56:51 |
  • URL |
  • 憂国の一市民 #-
  • [編集]

海洋権益法案は残念でした。

> 憂国の一市民 殿

> 会期性なのは経費が掛かるからと思ってましたが。。。

なるほど。
そういう側面があるわけですか。

ただし、会期制を取ることによって生じるプラス・マイナスと
通年制にすることによって生じるプラス・マイナスと、
総合勘案すれば後者の方がプラスが大きいと思います。

議員歳費で国家は傾きませんが
国益に直結する法律が後手後手にまわれば
国運は傾くでしょう。

> 近隣諸国の脅威を前に選挙のさいには
> 候補者の愛国心についてもチェックしなければ。

議員って、当選した後に
「宣誓」とかやってるんでしたっけ?

 私は日本国家の国益と日本国民の幸福と便益のために
 職務を貫徹することを誓います。

みたいな。

> 海洋権益法案は今会期中に成立させてほしかった。

同意ですね。
ここれって、国益にもろに直結する問題ですからね。

逆に言うと、こういう法律も無しに
戦後この方やってこれたのは
日米安保体制という外交的選択が
どれだけの効果があったのかを物語ってます。

まあ、それで去勢されてしまった部分も
大きいですけどね。

  • 2006/06/10(土) 10:55:56 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

議員は憲法99条により憲法尊重擁護義務があります。したがって民主主義、国民の人権、平和主義、国際協調を尊重擁護する義務があります。

まず国旗掲揚、国家斉唱に賛成の方ですかね。

それから、愛国心は外的面のみならず、内面をも考慮しなければその有無は判断できません。
ここが厄介なとこです。

議員、帰化して日本人となるさいにはアメリカのように国旗の前で宣誓させるべきと思うのですが、現在行われているのでしょうか?

議員の一連の行動から推察して選挙民の判断となるのでしょう。議員ウオッチングしかないでしょう、その際ネットはツールとして役に立つと思います。

  • 2006/06/10(土) 11:19:16 |
  • URL |
  • 憂国の一市民 #-
  • [編集]

誓約

> 議員、帰化して日本人となるさいには
> アメリカのように国旗の前で宣誓させるべきと思うのですが、
> 現在行われているのでしょうか?

私は宣誓もそうですけど、
それ以上の問題として、
帰化したらすぐに国会議員に立候補できる、
日本のシステムの方が気になります。

こういうの、諸外国ではありえないでしょう。
せめて帰化10年後とか、
そういう制約をもうけるべきです。
日本はナイーブすぎです。

宣誓に関してですけど、
仮にやってるか、あるいはこれからやるとして、
一体、誰に誓うのでしょうか?

米国だとキリスト教的な「ゴッド」でしょうし、
イスラム教だと「アラー」でしょう。
日本人はどうなんでしょうか?

日本人的発想だと「国民に誓う」って、
すぐになるんでしょうが
そういう人間相手の誓約って、
どれだけ誓約として意味があるのか?

相手が絶対者とか、
自分の「良心の根源」だと思うから
彼らは神に誓うわけでしょ。
故に「誓約」というわけでしょ。

でも、これが人間相手の
誓約だったらどうなんでしょうか?

う~ん、山本七平的疑問ですかね(笑)

  • 2006/06/10(土) 13:00:01 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

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