◆李統一部長官「列車試運転の合意は守られる」
韓国統一部の李鍾ソク(イ・ジョンソク)長官は22日、
京義線・東海線列車の試運転に向けた、
軍事当局の軍事保障措置に関連し、
「南北間の合意内容に対し軍部が軍事的合意を行うことは当然」
との考えを示すとともに、どのような形であれ実現すると述べた。
KBSラジオに出演し述べたもので、
25日の試運転という合意は守られるとの確信を示した。
京義線と東海線。
朝鮮半島の南北縦断鉄道。
朝鮮戦争の最中にあった1951年に全面中断。
今回、南北間の合意により55年ぶりの試運転が行われる。
<京義線>
◇朝鮮半島の西海岸沿い
◇韓国側:ムンサン駅~北朝鮮側:開城駅
◇約27キロ区間
◇所要時間1時間30分
◇最終的には中朝国境の新義州まで続く。
もともと日本と旧満州を結ぶ幹線鉄道として企画され、
1906年に開通、満州鉄道に連結していた。
中国が同線に注目している。
<東海線>
◇朝鮮半島の東海岸沿い
◇北朝鮮側:金剛山駅~韓国側:猪津駅
◇約26キロ区間
◇所要時間:1時間20分
◇ロシアなどがシベリア鉄道と接続して
韓国・日本から貨物を運ぶルートとして同線に注目している。
両線とも非武装地帯(DMZ)を通過、
車両はディーゼル機関車と客車5両。
25日予定の試運転では
関係者や来賓、報道陣ら100人ずつが乗車する。
南北の鉄道連結は、
2000年の南北首脳会談で合意され、02年9月に着工。
昨年秋には試運転実施で合意していたが、
経済支援問題などで具体的な日程を詰める協議は難航していた。
今回の試運転が実現されれば、
来月予定されている金大中前大統領の訪朝も
京義線を利用して行われる可能性が高まる。
ただ、韓国側が試運転後に望んでいる本格的な定期運行に
北朝鮮がどこまで応じるかは不透明。
南北合意では、北側の両線整備に韓国による、
約四十億−六十億ウォン(四億八千万−七億一千万円)相当の
資材提供も決定。
京義線には中国が、東海線はロシアが注目、
運行が実現すれば北東アジアの物流、安保環境が
大きく変化すると言われている。
以下、毎日新聞と朝鮮日報の記事から引用。
◆南北縦断鉄道:試験運行合意 恒常的往来には、なお課題
朝鮮戦争で断絶された南北間の鉄道再連結は、
「分断」から「統一」を目指す努力において象徴的な意味がある。
02年4月に東海線の連結でも合意し、
同年9月には両線で連結工事の起工式が行われた。
しかし、その後は韓国の熱意ばかりが目立った。
韓国は同年末に早くも京義線の南側工事を完了、
東海線の工事も韓国が先行した。
北朝鮮は経済難があったにせよ、対応が遅れ、
ほかの南北協力事業と併せて南側から利益を引き出すため、
意図的に工事を遅延させているような印象さえ残した。
◆3年で7000億ウォンかけた京義線の試運転
北朝鮮は金前大統領の訪朝準備実務接触と
南北将官級軍事会談にも同時に乗り出し、南北対話に前向きだ。
米国が偽ドル札や人権問題に焦点を合わせ北朝鮮に圧力をかけ、
米朝関係が冷え込んでいるのと対照的だ。
北朝鮮は以前にも米朝関係がこじれる度に決まって
「同じ民族同士」と声高に叫びながら
南北チャンネルを稼動させている。
南北関係をうまく転がしながら韓国の経済支援を引き出せば、
米の対北朝鮮圧力をかわせるからだ。
今回は韓国大統領のほうが真っ先に
「条件なしの対北朝鮮支援」を表明しているため、
北朝鮮の立場から見れば大歓迎だろう。
試運転とはいえ半世紀ぶりに
列車が休戦ラインを縦断するという感激が、
北朝鮮に時間稼ぎだけさせる口実として
利用されないよう警戒しなければならない。
最近の南北関係の象徴のような事案ですな。
韓国の一方的な片思いと親北ムード。
北朝鮮はそれを梃子にして
金と資材を韓国から引き出して韓国内の対北融和ムードを煽る。
Author:ケイ
憂国と好奇心の30代男