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対イラン同盟・・イスラエルとアゼルバイジャンが接近中

イスラエルがアゼルバイジャンに接近

 アゼルバイジャンはイランやトルコと接する、
 中央アジアの一番西側に位置する国だが、
 最近イスラエルがこのアゼルバイジャンに対し、
 これまでにも増して急接近し始めている。

 実はこのアゼルバイジャンは、
 イランによって国土の半分程度を奪われたと主張している。

 アゼルバイジャン側に言わせれば、
 イランの領土のうち、西側一帯(イラン領土の3分の1程度か)が
 かつてはアゼルバイジャンの領土であった。
 それが証拠には現在700万人のアゼルバイジャン人が、
 イラン国内に居住しているということだ。

 したがって、アゼルバイジャンの対イラン感はすこぶる悪い。
 イランと同じシーア派イスラム教徒の国なのだが、
 スンニー派のトルコと親しい関係にある。
 つまり、イスラエルからしてみれば、
 イランに対する工作、軍事攻撃いずれの場合でも、
 アゼルバイジャンは格好の協力国ということであろう。

 いま、イスラエルが
 アゼルバイジャンとの関係を強化し始めているということは、
 イランに対する工作は既に始まっており、
 近い将来軍事攻撃を開始することも予測させる。

 なおイスラエルはアゼルバイジャンに対し、
 経済協力にあわせ武器の供給も行っている。

   (中東 TODAY)


これは興味深いですね~

1991年8月、ソ連邦の崩壊に伴いアゼルバイジャンは独立。
同年12月、アゼルバイジャンは隣国アルメニアとの間で
ナゴルノ・カラバフ自治州の帰属をめぐって
宣戦布告なき戦争に突入。

ナゴルノ・カラバフは
アゼルバイジャン領の中にあるのが、
人口はアルメニア人が多数を占め、
アルメニア人武装勢力がアゼルバイジャン軍を追い出して
アルメニア領への編入を主張、
これにアルメニア軍が介入して戦争になった。

アゼルバイジャンはイスラム教シーア派の国。
一方のアルメニアはキリスト教国。

これに近隣大国のイランはアルメニアの後押しをした。
イランはアゼルバイジャンと同じイスラム教シーア派の国。

一方、イランのライバルであるトルコは
アゼルバイジャンを後援した。
トルコはイスラム教スンニ派の国。

つまり、

  アゼルバイジャン(シーア派)=トルコ(スンニ派)

  アルメニア(キリスト教)=イラン(シーア派)

この組み合わせ。

互いに国益を巡って
信教の区分けなんて知ったこっちゃないと
アルメニアはイランとくっつき、
対抗上、アゼルバイジャンはトルコと盟を結んだ。

この戦争は、双方1万7000人の死者と
100万人以上の難民を出し、
1994年にロシアの調停で停戦となった。
結果はアゼルバイジャンの敗北、
ナゴルノ・カラバフは
全土、アルメニアの支配下に置かれただけでなく、
アゼルバイジャンの国土の20%はアルメニアに占領された。

さて、前振りが長くなりましたが、
この「ナゴルノ・カラバフ紛争」で見られるように
アゼルバイジャンはイランと歴史的に仲が悪い。

上記ニュースにあるように
アゼルバイジャンはイランの北西部にある、
東アゼルイバイジャン県・西アゼルバイジャン県などを
自らの領土と主張している。
この地方にはアゼルバイジャン人(アゼリー人)が多く住んでおり、
両国の間では小さな紛争が度々起こっている。

イランという国はペルシア系住民が過半を占めるが、
多くの少数民族が存在する。
アゼルバイジャン人以外にアラブ人・クルド人などが居住している。

イランの核開発を巡り、
米国の攻撃があるのではないかと噂される中、
両国の緊張の高まりと同時に
米国の対イラン戦争計画なるものがしばしば報道をにぎわした。

それによると、米国はイランを攻撃すると同時に
イラン内の少数民族の蜂起を煽るというもの。
特に注目されているのが、
上記のアゼルバイジャンとイランの国境地帯、
そしてアラブ系住民が多数を占めるイランの南西部のフゼスタンと
トルコとの国境地帯のクルド人居住区。

このアゼルバイジャンとイスラエルの接近のニュース。
こいつは非常に興味深い。
現実に、米国による、あるいはイスラエルによる、
イラン攻撃が本当に始まるのか否かは分からないけど、
いつ始まってもいいように
イスラエルがアゼルバイジャンに
唾をつけておこうという意図だろうね。


参考資料リンク

中東 TODAY:イランは軍事攻撃よりアゼルバイジャン工作





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