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北朝鮮で伝染病が流行・・国家と社会システムの崩壊

先日、北朝鮮で伝染病が流行っているとのニュースを
韓国の北朝鮮専門インターネット新聞「デーリーNK」が報じ、
これを共同や時事が簡略に伝えました。

北朝鮮で感染症拡大か チフスで死者もと報道

もっと詳しく知りたくてジリジリしてたんですが、
詳細を大紀元が伝えてくれました。

以下、一部引用します。


北朝鮮の両江道、咸境道、黄海道一帯
  飢餓に伝染病が追い討ち

 デイリーNKの報道によると、
 現在北朝鮮の両江道、咸境道、黄海道一帯に
 パラチフス、百日咳、奇病など急性伝染病が流行しており、
 全国的に拡散する勢いであることが確認されたという。

 この報告は、デイリーNK 国境特派員 2人による、
 3ヶ月間の追跡取材と、北朝鮮住民17人の証言を通じて、
 繰り返し確認された。

 「苦難の行軍時代とまったく同じ。
 食糧事情が悪く、栄養不足だからあらゆる雑病が流行している。
 人民組だけでも、2~3世帯は伝染病患者がいるようだ。
 結核患者は患者扱いも受けないほどである。
 パラチフスで、女性と年寄りたちが家で病んでいるし、
 百日咳にかかって幼稚園や託児所に隔離された子供達も多い」
 - ツェ・ギルニョ氏(仮名:59歳、黄海南道海州) 。

 「10年前の苦難の行軍時代と類似」する伝染病は、
 2006年春から黄海道、両江道、咸境道など国境地域で始まり、
 現在内陸地方で拡散している。
 両江道一帯では、病気にかかって屠殺された、
 牛や豚を食べた住民たちの間で、
 皮膚にでき物ができ、肉が落ちる 「奇病」 患者が発生し、
 北朝鮮政府を緊張させている。

 豆満江国境地域で会った、
 北朝鮮住民(脱北者 11人、旅人 6人)は皆、
 「現在、多くの伝染病が流行している」と指摘し、
 「苦難の行軍時代(90年代中期)に
 伝染病が流行した時と類似した状況」
 という一致した見解を見せた。

 最近、中国に入国した旅行者たちは、
 地方の人民組(30世帯) や闇市場での忌まわしい葬儀を目にし、
 伝染病の名称と症状、発病理由に対して
 かなり具体的に分かっており、
 このような伝染病は「全国的状況」と把握しているという。

 延辺自治州・竜井に居住する脱北者の医師・金某氏は、
 「今北朝鮮の病院には、薬や医療器具もなく、
 医者に配給もされないから、
 保健衛生当局の職員たちも皆、
 市場に出て商売をして暮らすか、
 政府の外貨稼ぎ単位に出勤している」と言った。

 金氏は「国家機関の幹部たちが、
 外国援助医薬品を独占して、市場に売っているから、
 援助の恩恵を受けない人民たちが、
 必要な時に治療薬を手に入れることができない」と言った。
 金氏はまた、「医薬品は重さや体積の割に、
 現金に換えやすいから、外貨稼ぎ単位や国家機関たちは
 むしろ食糧より援助医薬品に触手を伸ばしがち・・・・
 外国から医薬品援助をするためには、
 大都市の大きい病院より 1次診療単位である郡の診療所に
 直接医薬品を送付しなければならない」と言った。

   (大紀元日本)


元記事はこの4倍ぐらいの長さで、かなりの長文。
興味のある方はぜひとも読んでみてください。
読む側に医学の知識があれば
個々の症例に関してもかなり突っ込んで読めるかもしれない。

素人の私から見ても
BSEのような症例が出てきてゾッとさせられた。

  両江道・恵山と金享権郡には、
  奇病が広がっていることが確認されている。
  脱北者の李・ソングフィ氏(仮名、25歳)は、
  「病んで強制的に屠殺された牛や豚を市場で密かに売っており、
  その肉を買って食べた人々の中に、肌に腫れ物が出きながら、
  肉づきがしおしおと落ちる症状がでている。
  確かな病名は分からないが、人々はライ病と呼んでいる」と言った。

  李氏は「現在政府は、両江道一帯を封鎖した。
  地域の保安当局が、市場監視隊を動員して、
  肉を売ることができないように統制している。
  恵山と金晶淑郡、金享権郡、普天郡一帯で、
  牛肉が外部に流出することができないように取り締まっている」
  と伝えた。


さて、伝染病が流行ってる背景は2つでしょう。

1、食糧事情の悪化による栄養不足

2、社会システムの崩壊(特に衛生・医療面)

単に食料が足りないというだけではない。
衛生・医療面において
北朝鮮の社会システムが半ば崩壊してるんだろうね。

病気が地域一帯に流行れば
その地方の衛生機関が動き出し、
一定の権限と人材と資金を使って、これを収拾する

これが近代国家の社会システムのあり方で、
よほどの難病・奇病でもない限りは
多くの国家において病気はこのように駆逐される。

北朝鮮も近代国家の端くれである以上、
日本に比べると貧弱ながらも
一定の社会システム、衛生・医療のシステムがあったのだろう。
おそらくソ連帰りの医師などを中心として、
作り上げてきたシステムだろう。

ところが上記ニュースを見る限りは
これがまともに機能してないのを感じる。
国家や社会のシステムが崩れかかり、
医療・衛生の分野がその大波をまともにくらっている。

「国が崩れる」とはこういうことを言うんだろうね。



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