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米国:中国銀行の北朝鮮口座を凍結・・北朝鮮とマカオの銀行

中国銀行の北口座凍結、人民元偽造で制裁?

 韓国の最大野党ハンナラ党の朴振議員は24日、
 北朝鮮のマネーロンダリングと通貨偽造問題で、
 中国4大国有商業銀行のひとつ、中国銀行が
 北朝鮮関係の口座を凍結したことを明らかにするとともに、
 「これで北朝鮮は相当のダメージを受けている」と語った。
 7月中旬に同議員が訪米した際、
 複数の米政府高官が明らかにしたという。
 
 朴議員によると、米国は昨年9月、
 北朝鮮のマネーロンダリングにかかわったとして
 マカオのバンコ・デルタ・アジア銀行に金融制裁を科したが、
 この調査過程で中国銀行のマカオ支店も調べたところ、
 偽造紙幣が出てきた。
 このため米国は中国政府に
 同行の北朝鮮関係の口座の凍結を要請した。
 偽造紙幣は米ドルだけでなく人民元もあったという。

 中国が凍結した口座が中国銀行マカオ支店だけなのか、
 いつ凍結したかなどについて
 米高官は明らかにしなかったというが、
 朴議員は「最近という印象を受けた」と述べた。
 米中両国が中国の措置を公表しなかった理由については
 「中朝の微妙な外交関係にかかわるため」(同)とみられる。
 
   (産経新聞)


このニュースには驚かされました。
すでに中国銀行も北朝鮮の口座を凍結してたんですね。

こいつの経緯をざっと書いておきますと
2005年9月8日に
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が、
「アジア系銀行と北朝鮮のリンクを米国が調査」という記事を載せ、
世界に衝撃を与えました。

それによると、
中国4大商業銀行の一つ「中国銀行」(Bank of China)と、
マカオの「澳門匯業銀行」(Banco Delta Asia SARL)、
「誠興銀行」(Seng Heng Bank)の3行に北朝鮮の口座があり、
それを通じて北朝鮮は偽ドルの資金洗浄や、
非合法な融資を行っており、
そこから得た資金が核開発計画の資金源になっているとのこと。

このスクープに世界の各紙が追随、
特に香港紙が猛烈に書き立て、
「米国の制裁は間近か!?」と伝えました。

ところが当初は、一連の報道に対して、
3行とも木で鼻をくくったような返答でした。

◇中国銀行
 
  「本行は一貫してマネーロンダリング反対活動に
  注力してきている」

◇澳門匯業銀行(バンコ・デルタ・アジア)
 
  「1970年代から北朝鮮の銀行や商社と取引があるが、
  米国当局とも協力してきた」
 
  「マネーロンダリング防止の法規を厳守しており、
  一連の報道には疑問を感じる」

◇誠興銀行
 
  「取りざたされていることに関しては、
  全く聞いたことがない」
 
  「本行と北朝鮮は全く関係がない」

中銀が北朝鮮への不法融資と関係か、銀行側は否定

そして一週間後の9月16日、
米財務省は澳門匯業銀行(バンコ・デルタ・アジア)を
「北朝鮮の不法資金窓口」と名指し、猛烈に非難。

これに対して澳門匯業銀行の区宗傑主席は、

  「笑止千万!」

と一蹴しました。

ところが翌日には
預金者が金を引き出そうと長蛇の列。
取り付け騒ぎすら起きそうになりました。

そこで澳門匯業銀行はあえなく白旗を掲げ、
対北朝鮮取引の中断を表明、口座を閉鎖。
マカオ政府は経営管理人を派遣し、
同行は一時的に政府の管理下に入りました。

当時の報道では
口座を閉鎖したのは澳門匯業銀行だけでしたが、
おそらくこの時に、中国銀行や誠興銀行も
北朝鮮口座を凍結してたんでしょうね。

ちなみに、この3行ともフダ付きの悪名銀行で、
まず、澳門匯業銀行(バンコ・デルタ・アジア)は
香港の匯業財経集団のマカオ拠点で
70年代から北朝鮮の銀行・商社と取引しており、
不正取引疑惑の宝庫のような銀行で、
米財務省のブラックリスト上位にマークされてました。

恒興銀行は、
マカオのカジノ王、何鴻栄(スタンレー・ホー)の銀行。
彼はマカオで約40年間、カジノの利権を独占してきた人物で
平壌の羊角島ホテルにカジノ場を開き、
親北朝鮮財界人として知られてきました。
一説によると彼のマカオのカジノ場に
若き頃の金正日が何度かお忍びで遊びに来てたとか。

さらに中国銀行。
今年6月1日に香港市場で255億7000万株を新規発行し、
977億ドルを調達しました。
もともと不良債権が山のようにある銀行で
中国政府が魔術のような手法で
何故か不良債権をみるみる減らしていき、
IPO(新規公開株)にこぎ着けました。

宮崎正弘の国際ニュース・早読み
 :あまりにも面妖、あまりにも唐突。中国銀行の株式上場

この中国銀行と澳門匯業銀行は
北朝鮮のマカオでの代理人「朝光貿易」とのつながりがあり、
韓国の金大中大統領が北朝鮮を訪問し、
南北首脳会談が開かれた時、
金大中は首脳会談を開く代償として
現代グループを経由して巨額の資金を北朝鮮に渡しましたが、
その時に北朝鮮が指定した口座が、
この中国銀行と澳門匯業銀行のマカオの口座でした。

私は、この中国銀行の北朝鮮口座凍結の背景に
上述の、不良債権絡みの中国銀行が
スムーズに香港で新規公開株上場にこぎ着けた件と、
最近、マカオのカジノにラスベガスの米資本が進出し、
現地のマカオ資本と
切った張ったの激烈な死闘を繰り広げていることと、
何らかの意味深な関連があるのではないかと疑っています。

まあ、マカオって土地自体が非常に怪しいというか、
奇っ怪なところなんですが、
それについて書いてるとキリがなくなりそうなので
また別の機会に譲りるとします。



関連過去記事(本店ブログ)

米国、北朝鮮に全面金融制裁発動か?・・米愛国法311条





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テーマ:特定アジア - ジャンル:政治・経済

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コメント

次は

日本の北朝鮮関連の口座を閉鎖する番ですね。
最も大量にマネーロンダリングが行われている可能性があります。

ここに挙がったちうごくの銀行は北朝鮮に意図的に「ウルトラ・ダラー」を作らせてとぼけていたかもしれません。その可能性は否定できないと思います。何せ、「正義」が1日のうちに何回も変わる国ですから・・・。

途上国の政府が、基軸通貨を持つ国の傲慢さを理由に偽札を作る資格はないと思うのですが、ドルだって、初めから基軸通貨であったわけではありません。努力なしに現状を変えようなんてムシが良すぎます。

翻って、アメリカの最も有力な輸出品は財務省証券だと感じられます。そろそろ日本のエコノミストもドルを「通貨」だと思わず「物」であるという認識で日本の通貨政策を「中立」へ持って行く方法を提言すべき時期かと思います。

  • 2006/07/28(金) 06:50:19 |
  • URL |
  • クマのプータロー #-
  • [編集]

偽札

偽札ほど儲かる商売はないですからね。
技術的なことはともかく、
元手はほとんどかからないわけだし。

マカオについて、
もうちょっと書こうと思ったんですが
本論から外れるので、あの程度でとどめました。
中共の半公認の資金洗浄市場ですから。

そういえば
例の現代グループがやってる金剛山観光ですが
北朝鮮への上納金を
いままでドルだったのをユーロに変えろと
北が要求してきたそうですね。

北が世界の有力銀行から口座を閉め出され、
あとはオーストリアの口座ぐらいなものでしょうが
どうも、ここも陥落寸前のようですよ。

  • 2006/07/30(日) 10:47:45 |
  • URL |
  • ケイ@管理人 #-
  • [編集]

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